インセクトロン(インセクティコン - Insecticons)とは、トランスフォーマーに登場する組織の一つである。
概要
一応サイバトロンとデストロンの間に存在する第三勢力的存在だが、サイバトロンには協力せずおもにデストロン側について行動する。
メガトロンに対して敬語を使わない+呼び捨てなのはそのためだが、後半では半ば設定が忘れられ、他のデストロン兵と変わらぬ扱いをされてしまった面がある。
ロボット生命体らしく食物を希求し、本物の虫のように作物を食い荒らしたり、街のコンクリートを食らうことが可能。ドローンを作ることが可能であり、主にメインの三体のクローン型が登場する。
負傷のためトランスフォーマー ザ・ムービーで宇宙に放逐されるが、ユニクロンによってスウィープスとして転生した。
メインメンバーはキックバック、シャープネル、ボンブシェルの三人。
余談だが、シャープネルとボンブシェルは商標の関係である年を境にシャープショット、ハードシェルに名称が変更されている。
近年のトランスフォーマーにおける和名原語名の使い分けの存在があるためとても紛らわしいが、つまりこれは公式で統一して名称がチェンジされたことを意味する。とか言ってたらスクラップネルなんて名前も出てきたり。
あまり再起用されにくいが、ビーストウォーズシリーズでは虫のトランスフォーマー(ただしメカではなく生の虫に変形)が登場し、これもまたインセクトロンの一種だと言える。
和製続編のビーストウォーズⅡでは名前もそのままにインセクトロン部隊が登場、初代のようにデストロン寄りではないばかりか最終的にサイバトロン側の協力者となった。
さらに最近は脚光を浴びるようになり実写版でのド脇役登場をキッカケに、トランスフォーマープライムで再登板したり、また、ゲーム作品であるTF:FOCではかなり目立った活躍を見せている。
G1メンバー
- キックバック(Kickback) 声 - 石井敏郎など
インセクトロンの諜報工作兵、バッタに変形。設定ではリーダーなのに常に三番手くらいにいる悲しい存在。まともに活躍した回がなく、なんのためのリーダー設定なのかよくわからなくなる。 - シャープネル(Shrapnel) 声 - 江原正士など
インセクトロンの電子工作兵で、クワガタムシに変形する、立ち位置的にはどう考えてもリーダーなキャラで、画的にリーダー的な位置に立ってメガトロンと交渉する。電気系の攻撃を得意とする。大顎が有効に使われる機会が少なく、むしろその間から破壊光線などを放つ。 - ボンブシェル(Bombshell) 声 - 城山知馨夫
カブトムシに変形するインセクトロンの心理工作兵。ロボットモードの顔が特徴的なのでわかりやすい。セレブロシェルという機械を敵に撃ちこんで精神を操るというチートっぽい能力を持っているが、破壊されると自分にダメージがいく諸刃の剣。ナイトバードの改造を行うなど技術派な面も見せるが、スタースクリームには馬鹿にされた。
ビーストウォーズⅡ
上記のようにサイバトロン寄りとなったインセクトロンで、ビースト戦士というカテゴライズがなされている。サイバトロンとデストロンの長ったらしい戦争に嫌気がさして、惑星ガイアに流れ着いた部隊。
最初はデストロンに騙されサイバトロンと敵対していたが、やがて和解してサイバトロンの協力者となる。
リーダーが蚊に変形することなどを始め、メンバーはかなり個性派揃い。
詳しくはビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマーの記事が熱いのでそちらを参照。
実写版
インセクティコンの名前で登場。
終盤において、隠れ家に隠れていたサムを探す小型のトランスフォーマーとして登場。人間でも潰せるくらい小さく脆い。
プライム
ヘラクレスオオカブトに変形する大型のトランスフォーマーとして登場。サイバトロン星で休眠状態にあったが、ジャックとアーシーの到来によって一体が目覚め交戦した。
オートボットのメンバーと十二分にやり合えるくらい強い個体もいるが、地球に無数のインセクティコンがやってきてからは徐々にビーコンに変わるやられ役としての地位を築いていくように。
ブーンという羽音を口で言うだけでなく、どすこい、ごっつぁんですなど、相撲ネタを使う。
- ハードシェル(Hardshell) 声 - 岩田光央
インセクティコンで一番賢い存在………なのだが日本では一番強い奴出てこいやと言われて登場した親方。
海外ではクールで残忍な性格だが、日本版では2話だけのゲストキャラということもあり岩田光央の独壇場となった。
着払いでお釣りがもらえなかったことをすごく気にしているが、その話は誰にも聞いてもらえない。
バルクヘッドを仕留め損ねた罰としてホイルジャックと一騎打ちさせられ、ほとんど一方的に追い詰めるが、ミコがスターハンマーから放ったミサイルの直撃を受けてあっけなく死んだ。
ちなみに他のインセクティコンとの違いは微妙な色の違いと身体についた無数の傷。
ビーストハンターズになってようやくハードシェル名義で玩具が登場することになったが、色はともかく傷は再現されていないのでインセクティコンとしてたくさん買うといいだろう。
FOC
サイバトロン星の奥深くに生きていた機械生命体。キチガイ枠として登場。
機械なのに卵のような休眠機械から誕生する。ダイノボットのライバル的な存在。
改造されたダイノボットのテスト戦闘の相手を務め、薄気味悪い言動でグリムロックを挑発する。
親玉としてキックバック、シャープショット、ハードシェルの三体がいるのだが、いずれも精神状態がイカレているとしかいいようがない。
ショックウェーブが飼い慣らしている私兵軍団なのだが、実際一緒に戦っていると仲間の死体を食べたり敵味方問わず暴れたり、とにかく味方の評判は最悪である。
キックバックだけはデザインが大きく変更されているが、他の二体は面影がある。
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関連項目
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