エヌアイン完全世界とは、「SUBTLE STYLE」「るつぼゲームワークス」によって開発された2D対戦格闘ゲームである。
概要
アカツキ電光戦記の続編として2010年6月25日より稼働開始。
前作同様「打撃・投げ・攻性防禦」の三竦みはそのままに、「完全世界」や「完全煉鎖」などの新システムを搭載している。前作では硬派な雰囲気であったが、今作は一転してポップな雰囲気になっている。ストーリーは相変わらず。
なお、今作のストーリーはかなり簡略化されてしまったため、細かい所が不明瞭なものとなっている。
また、前作存在していたトレーニングモードは削除された。
開発である「るつぼゲームワークス有限会社」は公式サイトはあるものの会社概要の記述がないため詳細不明。
しかしアカツキ電光戦記AC版のクレジットに松島徹の名があることや、その名称から、
「ゲームのるつぼ」の関連会社であると考えられる。
以前は稼動店舗は少なかったが、2012年2月22日よりNESiCA×Liveによりネットワーク配信された。
NESiCA版はベタ移植だが、対戦前のロード時間が大幅に短くなっている。
ストーリー
西暦20XX年、チベットの秘境
ツァンポ渓谷での崩落事故が小さく報じられた。
その数ヵ月後、“新聖堂騎士団”を名乗る組織による
世界同時テロルが勃発し、世界は混沌と化した。
この混乱に乗じた各勢力による
新世界の覇権を巡る暗闘が今始まる―
システム
基本操作系
前作よりボタンが1つ増えてABCDとなった。
Dボタンには攻性防禦が割り当てられているが、従来のB+Cでも使用できるので操作感は前作とさほど変わらない。
また、二段ジャンプが追加され、攻めがより多彩になった(二段ジャンプ中は空中ガード不可、攻性は可能)。
ニュートラルガード
レバーをニュートラルにすることで、めくり方向関係無くガードできる(下段はガードできない)。
ただし通常より防禦ゲージ(ガードゲージ)の減りが大きくなるデメリットがある。
ダッシュ攻撃
ダッシュ中に攻撃ボタンを押すと各キャラ固有のダッシュ攻撃を行う。
ワープタイプのダッシュを持つムラクモと完全者はダッシュした直後のみ出すことが出来る。
ヒットすると相手を壁まで吹き飛ばし、一定時間壁張り付き状態にする。
追撃次第で大ダメージが狙えるため、この技をいかに当てるか/防ぐか? が読み合いとなる。
また塞のC煉鎖二段目やアカツキの垂直JCなど、一部の技にも壁張り付き効果が付いている。
完全煉鎖
ロケテストでは名称が「電光連撃」であったが、製品版で変更された。
そのため、ヒット数の表示が「○○連撃」から「○○煉鎖」に変更されている。
通常技をヒットかガードさせた後に同じボタンを続けて押すと異なる通常技に派生する。
(例:A→A→A→AやB→B→BやC→Cなど。派生はキャラごとに異なる)
途中で違うボタンのチェーンに派生させたり、特殊技や必殺技でキャンセルもできる。
餓狼伝説のコンビネーションアタック+東方緋想天のA連コンボといった感じのシステム。
主な用途は連続技や中段攻撃を織り交ぜることによるガード崩し。
また前進する技が多いので固めにも使える。
完全世界
1ラウンドに1回発動できる切り返し+自己強化技。
A+B+D同時押しで発動。数秒間限定+自らのパワーゲージを犠牲にするが、
という効果が発動する。
体力はヴァイタルソースが設定されており、発動した時点で半分程度回復。
喰らい状態でなければ完全世界中は回復し続ける。
喰らい状態・通常状態問わずに発動可能(投げと特別攻撃中は不可)で、
発動時に相手をダウンさせる雷を落とすのでサイクバーストのような使い方ができる。
しかし、喰らい発動だと完全世界の効果時間が短くなり、体力回復量が低くなる。
数秒間経つか、後述の完全神殺を使用すると終了する。
- ゲージを犠牲にするため、発動ラウンドはゲージが使用不可。
- 次のラウンドはゲージ0からスタートする。?
- このゲームパワーゲージの量が多ければ多いほど火力が上昇するので、
終了後はコンボダメージが必然的に下がってしまう。 - 発動時に飛び上がるが、着地まで無防備なので読まれると反撃を受けてしまう。
など。
完全神殺
ロケテストでは「完全世界終了技」でキャラごとの技名も無かった。
完全世界発動中にA+B+D同時押しで発動。
最終特別攻撃並かそれ以上の威力がある無敵付きの突進技(一部例外あり)を相手に叩き込む。
発動した瞬間に完全世界は終了する。
コンボにも組み込めないことはないが、ほとんどのキャラが単発技なので威力が大幅に減少する。
特攻ゲージ
最大3本まで溜まるスタンダードなタイプのパワーゲージ。
使用用途は特別攻撃(1本)と最終特別攻撃(鼎以外3本)、
そして完全世界(ゲージ自体を消費。ゲージ量によって効果時間は変化しない)。
今作では「ゲージが一本溜まるごとに攻撃力が5%上昇する」というシステムが採用されている。
さらに前作よりも大幅にゲージ効率が上昇している。
攻性防禦を行うと技の威力に比例してゲージが増加するため、完全神殺を攻性防禦されると恐ろしいぐらいに溜まる。
TAGプレイ
2人で協力してCPU戦を勝ち進んでいくモード。
体力やゲージは2人で共有し、火力は大幅に下がっている。
コンティニュー不可で負けた時点でゲームオーバーとなる。
勝利時の絵と台詞は別々になることがあり、さらにどちらか一方しか表示されないため
大魏「うわ…勝っちゃった…」
電光戦車「超人? 違うな…ボクらが人間でキミたちがそれ以下になったのさ」
といった遊びができる。 というかそれ以外どう遊べと。
NESiCA版でも出来るが、基板以上に設定している店舗は少ないと思われる。
キャラクター
エヌアイン
今作の主人公。チベットでの崩落現場に立ち尽くしていた少年。超能力を操り、新聖堂騎士団を追う。
突進技・飛び道具・対空技を兼ね備えさらに技のリーチも長いバランスファイター。
だが、テレポートや遠くから届くロック技などトリッキーな技も使用する。
驚異的な安定感と汎用性を誇り「足もげろ」と評判の2Bをはじめ、リーチと発生と判定に優れた技を多く持つ。
各種必殺技も万遍なく高い立ち回り性能を持ち、特別攻撃をコンボに組み込めば高い火力を発揮する。ツキヌケロ!
頼れるような地上中段は無いが、代わりに投げの基礎ダメージが他のキャラよりも高く、打撃と投げの二択が強い。
強いて弱点を挙げるならば、防御力が若干低い点や、ノーゲージでの火力が低くゲージ依存度がかなり高いといった点か。
その安定した立ち回りとコンボ火力のおかげで現在のキャラランクは最上位クラス。
勝利台詞が「超人? 違うな…ボクらが人間でキミたちがそれ以下になったのさ」というもののため
イヤな奴という印象を受ける。
その一方、勝利ボイスで「やるしかなかったんだ…!」と苦悩する一面も。
また、彼のストーリーでは孤独を嫌い、旧人類との共存を望んだりする寂しがりな一面も見せる。
カティ
前作で完全者ミュカレに乗っ取られていたドイツ人の少女。こちらが本来の人格である。
人格が消滅しているとされていたがかろうじで残っていたようで、塞のおかげで生還することが出来た。
かわりに(プレイヤーキャラとしての)ミュカレはリストラされた。
ミュカレは犠牲になったのだ… カティという新キャラ…。その犠牲にな。
なんかミュカレからメガネと眉毛を取ったら普通に萌えられるようになって、
どこぞのハートフル格ゲーにいても違和感が無いキャラになった。
だが、ミュカレとは性能やモーションは全くの別物である。(唯一投げモーションのみ面影を残している)
イロモノだらけのアカツキのキャラの中でもそのキャラ造形はかなり別方向に浮いているが、
それ故に彼女もまた一癖ある『アカツキの女性キャラ』であると言える。
判定の強い通常技や高性能な必殺技など、基本的な技を揃えた準スタンダードキャラ。
モルゲンシュテルンを利用した中距離からの早くて長い牽制が強く、小技が当たったら引き寄せてコンボを続行できる。
特別攻撃を組み込んだコンボは、どの技を〆に据えるかでコンボ後の状況の利点が様々であり選択肢が広く、
かつ火力も非常に高い。
全キャラ中唯一ダッシュ・バクステにガードを仕込めるという独特の強みも持っている。
弱点は強烈なゲージ依存。ゲージの有る無しでの火力の差は他キャラに比べて特に顕著。
また、近距離キャラながら防御力は最低ランクであり、反攻を許すとあっという間に形勢逆転もあり得る。
テンペルリッター
秘密結社「新聖堂騎士団」の女性航空兵。生身で空を飛ぶことができる。”旧人狩り”と称して殺戮の限りを尽す。
蛇腹剣のような機構を持つ大剣を武器とする。一人称が「拙者」で口調も古風なのが特徴。
揺れる、そして見える。
空中戦を得意としており、使用できる特殊技や必殺技も空中専用のものが多く、最終特別攻撃も空中専用である。
さらにこのゲーム唯一ジャンプキャンセルが出来る空中技を所持しており、
火力自体は低めだが空中コンボがかなりつながりやすい。
また、中距離から届く中段や下段を持ち、どちらも高い奇襲性能とリターンを持っている。
しかし地上戦の性能はかなり厳しく、また火力負けもしやすいため正面から攻めに行くのは苦手である。
なお、彼女の正体は…今作のラスボス「ヴァルキュリア」をオリギナール(オリジナル)とするクローン兵士。
ヴァルキュリアの出自はストーリー中での説明が無いため不明だが、神や古代人と称されている。
なお、ヴァルキュリアは超強化された特別攻撃をゲージ消費無しでぶっぱしてくる。
対策が出来ていない場合、あっという間にこちらの体力が蒸発してしまう。
アノニム・ガード
宗教結社「神聖クラブ」の宮殿衛兵。
行方不明になった異端審問官(前作のアノニム)捜索のため派遣される。前作アノニムより立場は上。
見た目は服が真っ赤になった以外前作のアノニムと同じだが、中身が別人なので新キャラとして紹介。
別人設定であるはずだが、あの決めポーズは健在。ボイスも全く同じである。 L□○=<イイ!イイワ!ソノチョウシヨ!
アノニムとの具体的な関係は不明。
- 通常技の射撃が出来なくなった(各種C射撃のみ特殊技の「イグニス」として使える)
- 射撃の削りダメージ削除
- 強力だったダッシュの性能をはじめ、機動力が低下
- 最終特別攻撃(3ゲージ技)がリザレクションではなく、通常の最終特別攻撃(乱舞技)へ変更
など前作のアノニムから大幅な調整がされており、ほぼ別キャラクターと言える程に変貌。
結果、遠距離で弾幕を張り続けるだけでは戦えなくなり、火力の低下と崩しの無さが深刻な事態に。
変更された最終特別攻撃もこれまた低火力、かつロックが甘く空中にいる相手には当たり方が拙いと最後までヒットしない(その場合勿論反確)、さらに上半身無敵はあっても投げ無敵は無い、などと使い勝手が悪い。
近接戦を支えた一部の特殊技も削除され、「アノニムから近距離と遠距離の強みを取り除いたキャラ」とも言われたり。
とはいえ射撃やトリッキーな動きによる空間制圧力や撹乱能力は高いので
これらの弱点をどれだけカバーできるかが重要。
アカツキ
前作の主人公。旧式の電光機関を持つ旧帝国陸軍高級技官。
特殊技や必殺技にエフェクトが付いた。その所為で中段を見切られやすくなったり。
高性能な通常技と必殺技を駆使して戦うクロスレンジファイター。
A徹甲脚の硬直の増加や2Bや6Bからのリターン減少、神風の性能低下など前作より弱体化されてはいる。
それでも十分に強く、持ち前の高いラッシュ力は健在。
特にB→Bの完全煉鎖が強く、前進するので6Cがほとんどスカらない、エリアルからも繋がるなど高性能。
また完全神殺の「桜花」は、
など非常に高性能。
全体的に技のリーチが短く、遠距離での立ち回りは苦手。
接近するのも一苦労だが、画面端まで押し込めればノーゲージ・ゲージ消費時共にトップクラスの火力を発揮。
また、3ゲージ溜まっていればコンボの〆に神風でゲージ放出、そこから2C追討ちキャンセルで安全に完全世界を発動でき、うまく桜花も絡めればどんなに体力差を付けられてもあっという間に消し炭と化す脅威の逆転力を誇る。
鼎
陸上幕僚監部所属の女性諜報員。
前作では二尉と階級が付いていたが、千家三佐によって任を解かれ左遷されてしまった。
今作では内調から特命を受け行動している。
均整の取れた肉体の女性だが、コマンド投げ、対空投げ、当て身投げと、必殺技が投げ技オンリー。
さらに今作で新たに空中コマ投げ「地獄車」も追加された(追い討ち特別攻撃のほうには特攻と付くようになった)。
なんとも、漢らしいキャラである。
女性キャラながら防御力が高く、食らい判定も小さめ。さらに対空・切り返しの択も充実しているので
防御面で恵まれた性能を持つ。
攻撃面でも投げ間合いは他のキャラより広く、高威力かつ、受身も不可。完全煉鎖により打撃択の威力も上昇。
一度ダウンを奪ってからの択攻めはまさに地獄。萌えザンギ?いいえ、ゴリラです。
前転や鎧大筒といった特殊技や、追加されたダッシュ攻撃も優秀。
また、壁貼り付き状態の相手にコマ投げが入ったり、ジャンプの予備動作中にコマ投げに対する無敵時間がない、ゲージ依存の度合いの低さにより完全世界との相性が良いなどなど、システム面で非常に大きな追い風を受けている。
投げキャラらしからぬ安定感を持ち、現状のキャラランクは最上位クラス、またはその次点と言われる。
あと、
やったね!!!!!!
塞
新華電脳公司に所属するエージェントだが、正体は英国に所属する諜報員。本名「クロード・ダスプルモン」。
ロン毛でグラサンな足長おじさん。ノリ●∀●リ<オレノメヲミロォ!
今作でのカティの復活に関わっている。また、相変わらずストーリー中でギャグ描写がある。
なお、なぜか髪が真っ青になってしまった。何があったのだろうか。
今作では各種突進技に加えC煉鎖2段目による運び性能が非常に高くなった。
画面中央でもタイミングさえ合えばC煉鎖から拾い直して画面端まで持っていける。
その上C煉鎖が壁貼り付きを誘発し、さらに貼り付きからコマンド投げである邪視および兇眼が入る。
ひとたび触れば異常なコンボ性能を以て画面端に運び、状態異常を付加して逃がさず攻勢を維持。
早い話、ワンチャンあればずっと俺のターンが出来るキャラ。
どういうことなの…
一方で対空技に乏しく、切り返し性能が今一つ、完全神殺が使い辛いといった弱点もあるが、
稼働初期から現在に至るまで、最上位クラスのキャラランクを維持している唯一のキャラ。絶対に許さないよ。
なお、例の挑発ポーズは残念ながら今作では見られなくなってしまった。
マリリン大姐(ターチェ)
フルネームは「マリリン・スー」。劈掛拳ベースの暗殺拳を使う職業兇手(殺し屋)。
前作ラストで国際マフィア「黒手会(ブラックハンズ)」の大当家になった。
揺れたり見えたりするが、やっぱりガチビッチで萌えづらい。
また、どう見ても南斗獄屠拳なダッシュ攻撃が追加されている。これがかなり優秀。
元々コンボキャラだったところに完全煉鎖まで加わると、どんなに酷い有様になるか…と思いきや、
前作のコンボの要であった掛掌が削除されているのでそれほどでもなかった。
とはいえ、一発攻撃が入ればどこからでもコンボに移行できる、やはりガチガチのコンボキャラ。
固めの強さはトップクラスであり、そこから崩しに行く手段も豊富。近距離での打ち合いも強い。
ただし火力を出すには位置確認やコンボ精度など相応の知識と経験が必要とされるのは相変わらず。
中遠距離だと攻撃手段に乏しく、近づくまでの立ち回りにも一苦労。牽制するにもローリスクな技は少ない。
また全体のゲージ効率が上昇したため、手数の多さのせいで相手のゲージが溜まりやすいという弱点が顕著に。
勿論自分のゲージも溜めやすいが、火力のゲージ依存もかなりきつい。
不律
高機動萌えおじいちゃん。
今作では「我が身、既にアイゼン!」(ドイツ語で鉄)と新たな不律語を習得した
刀を使った通常技は相変わらず広いリーチと高い単発火力を誇り、牽制でも纏まったダメージを与えやすい。
ゲージの有る無しが普段の火力に関わらないので、特攻コッチジャによる仕切り直しはもちろんの事、他のキャラより気軽に完全世界を発動しやすく、攻め込まれても安心できる防御性能を持つ。
しかし主力である刀技は、削りダメージが全削除(削りダメージがあるのは最終特攻と完全神殺のみ)。
それだけでなく、さまざまな要因により前作よりも確反をかなり取られやすくなってしまっている。
近距離で2Aを刻みづらい、B煉鎖が暴発するなど完全煉鎖との噛み合いも今一つ。
一見前作とやることは大きく変わらないが、前作よりもかなり繊細な立ち回りを要求される。
出来ることはシンプル、それ故に使い手の腕が試される奥の深いキャラである。
大魏(ターウェイ)
元黒手会幹部。フルネームは「ウェイ・イェ・ルゥ」。心意六合拳の使い手である職業兇手。
前作の復讐後山に篭って修行していた。キャラ名は前作でも言っていた異名。
2種類の突進技と自己強化技を駆使し、相手に無理矢理ダメージを与えるごり押し系コンボキャラ。
暴れ、対空、牽制、暴れ潰し、ジャンプ防止、と何にでも使える2Bや、
特攻烏牛・特攻斬手といった確反性能・威力の高い1ゲージ技で相手の攻めを往なしつつ、
何かカスれば即5k↑というトンデモ火力ですべてをブチ壊す。
ロマキャン呼吸こと練気化神は健在だが、発動中に再度発動させることが出来なくなるなど、安易に発動し辛くなった。
ゲーム全体で機動力が上がっている中、食らい判定の大きさや無強化状態の鈍重さに苦労する事になる。
前作に比べるとワンチャンを掴むためにかなりの辛抱強さを求められるが、
持ち前の火力を駆使した一発はエンターテイメント性抜群、やり甲斐のあるキャラとなっている。
エレクトロゾルダート
アーイ!
アドラーを元にした電光機関を装備するクローン兵士。
前作では秘密結社「ゲゼルシャフト」の私兵だったが、今作では新聖堂騎士団の私兵として登場。
このゲーム1、2位を争う萌えキャラ。
完全煉鎖での新規モーションがかなり追加されている(全煉鎖に一つ以上ある)。カッコいい。
所謂ガイルタイプのスタンダードなタメキャラ。
立ち回り自体は無敵対空技・飛び道具・通常技・特殊技、どれも性能が優秀で癖も隙も少なく、多くのキャラに五分以上に立ち回れる。ゲージにあまり依存せず戦えるので、ゲージが空になった状態でもデメリットは少ない。
暗転を見てから完全世界で割り込めるフレームが存在するなど一段と性能の厳しくなったブリッツボンベをはじめ、
火力に難アリ。またコンボで安定してダウンを奪いづらく、有利に動ける時間も作りにくい。
崩しや飛び込みも相変わらず厳しく、それらをカバーする堅実な立ち回りが重要となるのも前作通りである。
アドラー
元ゲゼルシャフト武装親衛隊長。今作では自身の複製體であるエレクトロゾルダートに転生した。
転生したためか白髪から金髪に変わっている。眼は赤いまま。
前作では少々微妙な性能だったが、今作で大幅に強化された。
- 完全煉鎖のおかげで中央でもまとまったダメージを与えることができ、運び能力も向上した。
- ブリッツボンベのゲージ回収率がヤバイ。1コンボでゲージが1本近く回収可能。
- 特攻ブリッツクーゲルのヒットの仕方が変更され、前作のようなループコンボはできなくなったが、かわりに発生が非常に早くなり新たな切り返し手段を獲得。しかもヒット仕様が変更されたおかげでダッシュ攻撃が入るようになりむしろゲージ回収率&ダメージは上がった。
- ブリッツガイストが超強化されて画面中央でも5割コンボが可能に。しかも発動中がゲージが一切上昇しない仕様のはずなのにボンベの回収率が良すぎて4ゲージコンボが出来る。わけがわからないよ
となり、強キャラへの転身を遂げた。稼動初期は上位ランクだったが研究の結果最上位ランクまで上り詰めた。
但し各種技後のスキが大きく、下手をすれば反確のオンパレード。我慢強さが求められるキャラである。
また他の暫定最上位ランクキャラである塞には邪視(主にニシン)のせいで運び&高火力コンボが制限されてしまい、
エヌアインにはリーチの長さゆえ非常に反確が取られやすいため、相性が悪い。
余談ではあるが、ラスボス撃破時の台詞が、
「お前が神なら俺はさしずめズーパーアドラーというところだ」
とベ◯ータのような発言をしている。(ちなみにズーパーはsuperのドイツ語読み)
電光戦車
我らがアイドル。
今作では新聖堂騎士団の戦力として登場する巨大戦車。前作で暴走が相次いだため自律機能はオミットされた。
しかし…。
勝利台詞が「ガシュン!ガシュン!」だったり「ピピピピピピ・・・(受信中)」であったり、
超萌える。
完全煉鎖のおかげで、コンボができるよ!やったね戦車ちゃん!
とはいえぶっちゃけ、相変わらずの最弱ランクキャラ。だが、多少なりとも強化はされている。
- ダッシュ攻撃が追加されたのでダッシュ自体に攻撃判定が無くなり、ダッシュ投げが可能になった。
また、ダッシュ攻撃も長いリーチに壁貼り付き誘発、そこからの追撃も容易などといった具合に非常に優秀である。 - 特攻エレクトロアウゲが壁張り付きを誘発し、アウゲで追撃が入るように。
- ゲージが溜まりやすくなったのでよりギャラルホルンを使えるようになった。
ただし相変わらず相対的な火力は低く、前作で剥がれやすいながらも生命線だったスーパーアーマーは、攻撃モーション時にしか発動しなくなるという弱体化を受けた。
完全者(ペルフェクティ/かんぜんしゃ)
宗教結社「ペルフェクティ教団(完全教団)」教祖。前作ではゲゼルシャフトの元帥でもあった。本名は「ミュカレ」。
ストーリー全体の黒幕であり、今作では新聖堂騎士団を率いる。
前作ラストで肉体がカティから前作アノニムに変わったので、今作のミュカレはこの姿のみ。
そのためかストーリー中では「完全者ミュカレ」と表記されている。ちなみに肉体が変わっても姿は変わらない。
前作は火力の低さ、切り返しの弱さのせいで最弱ランクだったが、
などで立ち回りも強化。さらに、
など、前作では不完全者と呼ばれていたのが嘘のようである。
強キャラだったアノニムの体を手に入れたおかげだろうか?
但し防御力は相変わらず低い。
アカツキの神風コンボを喰らえば余裕で5割吹っ飛ばされる上に、
フラクシュヴァートも無敵対空としてやや性能が低め。おまけにヒット時点で既に空中判定なのでフォローができない。
さらにコンボにボタンホールドが必要になるので初心者には敷居が高いなど、全体的に上級者向けのキャラ。
稼動初期は最強ランクであったが現在は多少落ち着いて上位ランク。
ムラクモ
元ゲゼルシャフト総統。前作の最終ボス。自身を現人神と称する男。げんじんしん
今作では秘密結社「人口調節審議会(人調審)」を立ち上げている。また、千家三佐という自身の複製體に転生した。
転生後だが髪は真っ白で眼も赤いまま。
後方2段ジャンプ用の新規モーションが追加されたが、空中で例の走りをするというとんでもないものであった。
ダッシュと見間違えるほどの歩きやワープ技など撹乱能力が高く、技も強力なものが多いが癖が強い。
稼動当初は中堅辺りをうろうろしていたが、研究の結果
- 徹甲斬による確定反撃能力の高さ
- 知る人ぞ知るダッシュと見紛う歩きを駆使した機動力と立ち回り
- 完全世界すら潰す最終特別攻撃「八紘一宇」の高性能ぶり
- 各種電光迷彩によるワープと強力な空中攻撃を駆使した高い空戦能力
- 電光弾発射後に即キャンセルする事で比較的安全に完全世界を発動できる
- その上、完全世界発動の攻撃判定がヒットすればそのまま完全神殺までヒットさせる事ができる
等の独自の強みが発覚し、元々の技性能が高い事も手伝って今では上位キャラにまで上り詰めた。
特に今作で最上位とされる塞、アドラー、エヌアインと相性が良く、互角以上に戦える事も評価を上げた大きな理由だろう。特に対エヌアインでは全キャラ中唯一有利を付けるとまで言われる(実際は五分ぐらいのようだが)。
一方で防御性能や火力に難が有るため、ミスの無い運用を求められる。中級者以上向けのキャラと言える。
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