カラオケ字幕.swf とは、カラオケ字幕を Adobe Animate (Adobe Flash) で作成したカラオケ字幕のことであり、現時点ではほぼ weep のみが行ってる手法。
YouTube で投稿するにあたり「ニコカラ」の名称であると変な矛盾があったり、カラオケ字幕作成ツール「ニコカラメーカー」の存在も相まって、差別化的に weep によるカラオケ字幕動画の名称として成り立っている現状である。
作成コンセプトは、「歌いたいがカラオケにないのを腹いせで作ること」であり、版権曲がカラオケで入曲された場合は自主削除する意向もある(魔王魂は除く)。
沿革
- 2003年 - 当時の作成技術がなく、再現できるように試行錯誤してきたが幾度と断念してきた。
- 2009年 - 生主MADとしてのカラオケ風MADの「ニコ生替え歌Flash」として投稿。
- 2013年 - ニコカラ風MADとして野々村竜太郎のニコカラの投稿を機に「ニコカラ♥♥シリーズ」を新設。
- 2014年 - 「カラオケ字幕.swf」というタグで統一。当記事を新規投稿。
- 2015年3月~2016年2月 休止
- 2016年3月 再開。 利便性のため使用ソフトを Flash5 から Flash 8 に移行。
- 2016年5月 フリー楽曲(魔王魂等)の作成を開始するも、不定期投稿となっている。
- 2017年1月 Adobe Flash から名称変更した Adobe Animate に泣きながら Adobe税 を払いながら移行する。しかし UI の変貌が激しくなることを察知し、落ち着くまで作業せず待機していた。
- 2020年2月 「へんたつ」のオープニングで急遽再開。
概要
一般的には、「ニコニコカラオケDB」の動画では、RhythmicaLyrics や ニコカラメーカー 等で作成された動画が多く占めている。
それを敢えて別の手段でやってのける。 Flash黄金時代 からやってきた weep.jp がそれを具現化させた。
※ weep.jp は、Flash黄金時代から、Macromedia の「Flash 5」を10年以上使用している。
「わぁ、ActionScript 使ったりとかしてとても便利そう!」と思われるのがとても癪であり、全てが ActionScript で制御でき解決するなら、とっくにツールが存在しているかと思われる。
2017年からは、 Adobe Animate に移行し、以前よりも不具合や強制終了することもなく比較的作成しやすくなるが、今までの方法を全て忘れ、1から覚えて慣れる必要がある昨今である。
なぜ Flash (Animate) である必要があるのか?
それは、Flash は神ツールだからである!(洗脳された人の感想)
本当の理由は、他ツールでは複数のツールを使用する必要があったり、ソフトウェアのライセンス問題(例えば「ニコカラメーカー」は非商用利用が条件)があったりと、おいらにとって肌に合わない世界線だったからである。
さらには、1080p 以上のサイズで且つ 60fps で書き出しができるためである。
使用フォント
当初は細いフォントを使用し、濁点半濁点を目立つようにしていたが、かなり不評であった。
2016年からは、MADにはモリサワの「黎ミン」、素材用カラオケ動画にはフリーフォント「あおぞら明朝」等を使用することになり、通信カラオケっぽさを出している。
現在はより柔軟に対処できることを想定とし、区別なく原則「あおぞら明朝」を使用している(ルビは他のフリーフォントの場合あり)。「あおぞら明朝」はフリーフォントの割りには、比較的太めであっても見栄えと可読性を兼ね備えてると個人的に思っている。
作り方
この作り方は、Flash 5 での制作方法の例です。
サウンドはストリーミング同期で、とかの Flash の基本操作は割愛。
Flash 制作の上級者にも、とてもおすすめできない苦行の数々である。
「ParaflaとかSUZUKAとかAdobe CSとかの UIとは全く違うぞ」などの突っ込みは知らん。
- レイヤー1
レイヤー2
レイヤー3
レイヤー4 って感じにレイヤーを置く。 - レイヤー1 にマスクをかけて、以下のようにする。
レイヤー1 (マスク有効レイヤー。塗りつぶしがある箇所には レイヤー2 が表示させる特性である)
↳ レイヤー2 (変化後の歌詞字幕を設置)
レイヤー3 (変化前の歌詞字幕を設置)
レイヤー4 (曲とかクロマキー合成色やら背景を設置) - グラフィックシンボルを作ってその中に、曲データを読み込んで放り込み、曲のタイミングにあわせ、タイムラインにそって歌詞を地道につけていく。白文字が見づらい場合はレイヤー4にクロマキー色入れて見やすくする工夫とか。
- まずは歌詞をテキストの状態で曲の最後まで歌詞を記して保存しよう。
で、そのあとに別名保存して作業をすること。
これで歌詞の間違いが発覚した時などは、なんとかなる(ゴリ押し)。
- そのあとに、歌詞テキストを修正メニューの分解で、塗りつぶしの状態にしていき、インクボトルツールで黒色の縁取りの線をつけていきます。根気の必要な作業なので挫けずに終わったら歌詞シンボルのできあがり。
- 歌詞シンボルを レイヤー2 と レイヤー3 に同タイミングに置く。
(レイヤー4に曲とクロマキー色放り込んで確認しつつ)。
- レイヤー2に置いた、歌詞シンボルに、効果の効果タブの高度な設定で変化後にふさわしい文字色に設定します。DAM & JOY 風な文字色であれば、以下の調合。
R = ( -20% x R ) + 255
G = ( -100% x G ) +255
B = ( -100% x B ) + 255
A = ( 100% x A ) + 0
これで、黒色縁取りの白文字は、白色縁取りの赤文字になる。
野々村竜太郎【Ver3】では、この方法は採用せず、別々に作成したため色指定を間違っている箇所がある。
野々村竜太郎【Ver4】からこの方法を思いつき、制作効率が上がる。
以上は、書いた本人でも読み返すも意味不明であるため、直す気もない。
おいらは雰囲気で、カラオケ字幕.swf を作っているのである。
注意事項
- Flash は、マスクを1つの物体しか適用されない仕様である。したがってマスクは1つ縛りである。
そのため、歌い終わりワイプしきれば、すぐに消してから次の行へのワイプに切り替えさせる必要がある。
→ 2016年からは、この問題を完全に解決することができた。 - 1人歌ってるのに2人居るかのように声を重ねて歌うパートがある曲については、それなりの工夫が必要。
- クロマキー色は、ブルーバックやグリーンバックよりもカラオケ字幕の色でめったに使われないイエローや濃いオレンジバックのが良いみたい。
swf であれば、Adobe製動画編集ソフトで読み込むことで、綺麗な透過が可能。 - 「RhythmicaLyrics」等と異なる点を挙げると、上記の点を注意すればワイプ演出が自由であること。
「歌い出しをチョイワイプ」演出でき、過去にあった商用カラオケにより近い演出が可能。
→現在の商用カラオケにはそんなものはないが、敢えて使用する。 - ワイプを逆戻したりするギャグみたいな演出することも可能。
「ニコカラ♥♥」の由来
第一興商(DAM)がかつて使用していた「心と歌のコミュニケーション WE ♥♥ SONG」ロゴを意識している。現在使われないことに疑問を感じ、「歌と詞のニコニコカラオケ NC ♥♥ KARA」 ロゴに改変してネタにしている。2016年以降は、そんなギャグはやっておらず「カラオケ字幕.swf」で統一。
関連動画
関連項目
- Flash
- Flash黄金時代
- カラオケ字幕
- カラオケ字幕.swf
- ニコニコカラオケDB
- weep.jp
関連リンク
- カラオケ字幕.swf - マイリスト。
- ニコ生替え歌Flash - マイリスト(生主MAD として)
- カラオケ字幕.swf (とりま) - YouTube プレイリスト
- カラオケ字幕.swf (魔王魂) - YouTube プレイリスト
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