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カルトQとは、フジテレビ1991年10月22日から1993年3月28日まで放送された真夜中の狂信的クイズである。関東地方を中心としたローカル深夜番組としてスタートしたが、好評を受け1992年10月18日から1993年3月28日まではフジテレビ系ネット日曜に放送された。

キャッチフレーズは「深夜(全ネット化後は「日曜」)のブレインパーティー」。特定ジャンルに関するマニアッククイズを「カルトクイズ」と呼ぶようになったのは深夜番組時代の本番組のヒットが発端である。

放送時間

概要

1980年代後半よりテレビ放送開始から続いた賞・賞品獲得を視聴者参加クイズ番組が下火になっていた中、1990年代前半から幅広いジャンル難問に素押しで回答していく解答者をフィーチャーした特番における「クイズ王」ブームが起きていた。フジテレビも「FNS1億20002500)万人のクイズ王決定戦!」(1990年1994年)を制作人気を博していた。

そんな中、本番組は逆に極めて狭い範囲のジャンルに詳しい人を一般募集し、そのジャンルに関する微細な事項からクイズを出題し、成績を競うというこれまでのクイズ番組にない形式を取った。タイトルの「カルト」にはネガティブな用例もあるが、本番組では「熱狂者のグループ」や「崇拝」などの意味を取ったもの。

1991年10月22日の「ブラックミュージック」で第1回がスタート。以来、「F-1」「競馬」「化粧品」「ビートルズ」「マッキントッシュ」「カレー」など様々な細かいテーマを設定して出場者を募り、60あまりのテーマローカル時代に「II」として2回行われたり、ローカル時代に行ったテーマを全ネットめて取り上げたテーマもある)が放送された。一方で募集告知したもののになったテーマも多い。

会はロックバンド子供ばんど」の活動を休止後、タレント俳優活動をしていたうじきつよしと、開始時は入社1年だった中村江里子アナウンサー。特番以外顔出しはなかったが出題ナレーター牧原俊幸アナウンサーでいずれも初回から最終回まで務めた。

これまでのクイズ番組は問題や正解背景や補足を会者が行うのが通例であったが、本番組は極端に幅が狭く深い上に一般的でないことばかりのため、うじき・中村とも事前に打ち合わせで内容を聞いていても解答者の方がその数段上の知識を蓄えていることがほとんどであったことから、一般人には問題文すら?な難問をいとも簡単に正解する解答者にただ驚き、解答後のフォロー正解者に問いかけるとスタッフから聞かされていない補足情報が解答者から出てきて、逆に処理できないなど、ある意味一般人線で進行していた。ちなみにうじきは正解が出た時には「当たり(です)」と言うことが多かった。
うじきは本番組で会者、タレントとしても広く認知されるようになった。また中村は当時の人バラエティーとんねるずのみなさんのおかげです」に出演することが多く、当初はまだローカル番組だったにも関わらず『「カルトQ」の中村江里子だ』と石橋貴明からよくいじられた事で、ある意味番組の認知度アップにも一役買っていた。一方、牧原も本番組以降、クイズの出題ナレーションを多く行うようになった。

解答者は一般的なハガキ応募で集められており、専門知識を持った人を特別に呼んでいたわけではない(時折本職や有名人が出場したケースがあるが、それも一般応募と同じ選考を突破している)が、それゆえ問題作スタッフの想定した正解と違う想定外の回答が出て正誤判定が詰まったり(「そうとも言う」ようなケースが割と多かった)、微妙な回答に対してはうじきが何度も聞き直したり、過不足があってもニュアンスが合っているとして、正解テロップ表示と異なっていても正解になるなど判定が甘く見えるケースが多々あった。
また、複数人解答できるルールであったため、解答権を取った者が答えられず詰まると、他の答えが分かった解答者が次の解答権を取ろうとめに押しボタンを連打してプレッシャーを与えたり、実演問題でスタッフが想定した方法と違う導き方で正解を出したり、解答者側から出題の限定の甘さが摘されたり、解答者同士で補足説明をし合って会がそうなんだと黙って聞いたり、難易度が高いと思われた問題を答えた解答者が「基本です」とさらりと言ってのける等、本物の人の凄みを感じさせる場面も見られた。一方、出場者側も「普段見せる場がない自分の得意分野を披露できてよかった」という感想が出ることもあった。
なお、いわゆるクイズプレイヤーと称される一般的なクイズ猛者的な人が予選を突破して出場したこともあったが、勝手が違うのか必ずしも好成績とはならなかった。

番組のエンディングではうじきと中村スタジオ中央でって、「カルト、Q!」とコールしながら「Q」の字を腕で表して半周回り解答者に一礼して締めるのがお決まりであった。

ルール

ローカル時代、全ネット化後いずれもクイズ形式は同一で行われている。知識量を競うことから難易度による得点の差以外、逆転要素は設けられていない。

備考

関連商品

番組本(問題集)が発売されたほか、PCエンジンソフトとして「クイズキャラバン カルトQ」というゲームソフトが発売されている。

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