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カールマイヤー

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カールマイヤーとは、

「カール・マイヤー」とカタカナ表記される人名から中点を省いたもの。カールはKarlまたはCarlなど、マイヤーはMayerやMeyerやMayrやMayrなどと様々な表記がありうる。また、カールもマイヤーも双方ともに比較的一般的な名前・苗字である。そのため、非常に多数の「カール・マイヤー」氏が歴史に名を残している。人名ならば名前と苗字の間には中点を入れることが一般的であるため、本記事では彼らの詳細は省く。
カールマイヤー（KARL MAYER） - ドイツの繊維機械企業。創業者の名前 Karl Mayerに由来する。
カールマイヤー（Karl Mayer） - 日本の音楽グループ。
上記3.の音楽グループによる楽曲「カールマイヤーep」の通称。

本記事では上記の3.と4.について記載する。

3.の概要

1992年にYSRというレーベルから「10枚限定シングル」という企画のために「カールマイヤーep」をリリース。
1993年にVanilla Recordsというレーベルからカセット「カールマイヤーep」を再販。
1994年に同じくVanilla Recordsからカセット「カールマイヤーの世界」をリリース　（ジャケットには「カールマイヤーの世界」に加えて「Colo(u)rless - Karl Mayer」とも記載されている）

とある。

SNS サイト mixiにある、後継音楽ユニット「見送りの日」のコミュニティ内での記載によると、元々はロックバンドだった「カールマイヤー」に中尾千里が加入して以後、音楽性がノイズ・アヴァンギャルドに移行していったとのこと。

そして1994年に中尾千里と石塚隆則が「カールマイヤー psychedelic」を結成し、後に「見送りの日」に改名したとの記載もある。そのため、「カールマイヤー」としての活動は1994年までであったかと思われる。

メンバー構成についてはあまり情報がないが、音楽データベースサイト「Discog」内の上記「カールマイヤーep」「カールマイヤーの世界」のページには上記のChisato Nakao（中尾千里）、Ishizuka Taka nori（石塚隆則）に加えてAyako Kohnoという人物の名もある。

上記の音楽グループ「カールマイヤー」による楽曲、「カールマイヤーep」の事。

上記の通り、1992年にYSRというレーベルから「10枚限定シングル」という企画のために制作・販売され、1993年にVanilla Recordsというレーベルからカセット「カールマイヤーep」として再販された。

このカセットには2曲が収録されており、その中の1曲目が本曲である。なお音楽データベースサイト「Discog」によるとカセットの2曲目は「Hohaya-Nai.」という曲であるとのこと。

「精神崩壊を目的とした曲で、聞いた人が自殺した」という都市伝説で有名になった。その中で曲名についても曖昧化し、単に「カールマイヤー」とだけ呼ばれることも多くなったようだ。

この都市伝説については、制作者のなかおちさと（中尾千里）氏本人が自身の公式サイト「ソニマージュ・レコーズ」にて、反論と曲についての解説を掲載している。
(「見送りの日」-「過去記事7」-「2003年 10月8日」）

カールマイヤーというバンド名で検索した人が、誤って映画「カリガリ博士」の脚本家カール・マイヤー（綴りはこのバンドとは異なり「Carl Mayer」）に関する情報に行きつき、この脚本家の父親が自殺していることなどを知ったことでこの都市伝説が生まれたのではないか、と推測されている。

女性の声を逆再生したような感じや金切り声や叫び声、笑い声やハミングが3分近く流れ、確かに不気味な曲には違いない。

本記事では、カセット名も、そのカセットに収録された1曲目の曲名も、どちらも「カールマイヤーep」と表記している。これは、カールマイヤーのメンバーであったなかおちさと（中尾千里）氏の公式サイトでの表記が正しいものと見なし、それに準じたため。

しかし音楽データベースサイトや、収録カセットのレーベルであるVanilla Records関連のサイトなどでは、曲名やカセット名について表記が割れている。

このカセットのジャケットイラストには、「Karl Mayer - ep.」と記されている。そのため「Karl Mayer」の部分はあくまでアーティスト名表示であると解釈して、このカセットや曲の名称を「ep」あるいは「EP」あるいは「ep.」あるいは「カールマイヤーep.」として表記しているサイトもある。