ガッカリウルズとは、第3次スーパーロボット大戦zに参戦している、フルメタル・パニック!他に登場するミスリル製ASのややガッカリする姿のことである。
概要
フルメタル・パニック!シリーズは過去にスパロボシリーズに参戦していたものの、どちらも任天堂携帯機だったため声がなかった。そのため、声付きスパロボの参戦を望む声が多かった。
そんな中、スパロボシリーズ中では戦闘アニメ重視として作られてる『Z』シリーズに参戦という事、その後に原作シナリオを回収するということで期待度がかなり高まった。
……しかし、肝心の戦闘アニメがショボかった。しかも主役側のアーバレストとM9。
(コクピットがある)上半身をなるべく揺らさないような最小限の動きが意識されているのだが、逆に言えばろくに動かず、「上体を維持したまま下半身だけで走る」のような奇妙なモーションが頻出する。いわば、人型ロボットアニメとしての嘘を極力排除し、リアルさを重視したため、絵的に映えないのである。
(逆に、過去の携帯機シリーズでは、作画の嘘を山盛り使ってアニメを作っている。これは解像度が低いせいで、派手なアクションを取らせないと絵的に映えない為である)
人型ロボットをリアルに動かすと、奇妙な動きになってしまうというのはよくある話であるが、それをかっこ良く見せるのがアニメ屋の腕の見せ所であろう……。(実際に、上述する「なるべく上半身を揺らさず走る」動きは∀ガンダムが良くやっているのが有名、同機の独特な魅力となっている)
また、カメラワークやカットインの使い方も悪く、極めて遠方からのアングルで迫力のない攻防や、逆にカットインと効果音だけで攻撃をごまかしている、ラムダ・ドライバ発動時の歩行を極めて少ない枚数のカットインで済ませた為歩いているように見えないなど、鳴り物入りの主役機とは思えない扱いが多かった。
また、本作は過去作にあった他のASとの合体攻撃、アーバレストのラムダドライバ発動によるユニットグラフィック・戦闘演出の変化が消去、そして追い打ちに対する敵機体のコダール系がスパロボシリーズの中でも異常なくらい高い戦闘アニメクオリティーということもあって、本作の炎上の火種の1つとなってしまった。
なお、戦闘アニメを担当してるスタッフは、その動きや演出の癖(単分子カッターの空対地の開始モーション・床を召喚させる演出・照準器を使用して狙いを定めるコックピットカットイン・総じて機体カットインが多い等)がボトムズ担当のスタッフと酷似してることから、同じ担当と思われる。
天獄篇では…
時獄篇での批判が多かった本機ではあるが、天獄篇では他のASとの合体攻撃、アーバレストのラムダドライバ発動によるユニットグラフィック・戦闘演出の変化が追加された。
ラムダ・ドライバ発動アニメーションもWほどでは無いが良くなっており、単分子カッターのアニメーションがとても良くなっている。というか、単分子カッターだけ明らかにクオリティーが違う。最初からこれで行けよ
そして、ファン待望のレーバテインも参戦した。こちらもアーバレストと担当が同じだが、なかなかに良い(といっても、Zシリーズ内としてはやっとノルマレベル程度だが)アニメーションとなっており、評価もそこそこある。が、こちらも賛否両論ではある。
逆に、レーバテインのブースター装備は明らかに急遽作りましたといったレベルの出来で特に一斉射撃では、長めセリフが2回(+アルの了解が2回)出るためまるで遊覧飛行のようなシーンが出来てしまったため、批判が多い。また、時獄篇でも問題だったカメラワークも改善されてはおらず、ただでさえ設定上動けないブースター装備がまるで静止画とも批判されている。
……しかし、同じ担当とされる敵AS「ベリアル」のアニメーションに関してはボトムズ系と同じく批判意見は見られていない。
どちらにしろ、時獄編と比べると天獄篇のアーバレスト(Λ)やレーバテイン、M9系の追加武装は改善されてるので、やったぜウルズと言ってもいいかもしれない。というか、時獄の時が異常だった
ボン太くん
シンプルな演出でまとまっており、カメラワーク等もボトムズ系のアニメーションに近い。 しかし、戦闘グラフィックなどの雰囲気が異なっているので同じ担当かどうかは不明。
天獄篇では、追加武装のボン太くん一斉攻撃が追加されており、こちらもクオリティーが高めである。正直、レーバテインのブースター装備のアニメーションは、これに製作時間取られてしまったのではないだろうかとも思えるほどである。
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