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キャッスルヴァニア
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キャッスルヴァニアは『悪魔城ドラキュラ』の海外タイトル(Castlevania)であった。名前悪魔城」に対応する単として使われる場合もあるようだ。
そして2002年以降、日本展開でもカナ表記の『キャッスルヴァニア』がたびたび使用されている。

ただし、後述するように一貫した使われ方がしていない。
単にキャッスルヴァニアと言う場合、その中でもサブタイトルがないPS2『キャッスルヴァニア』のことをすことが較的多い。注意。

本記事は、このPS2『キャッスルヴァニア』を中心に書く。その他のキャッスルヴァニアについても少し書くが、細かくはそれぞれの個別記事参照。

なお、「Castlevania」そのものの由来は「Castle()」+「Transylvaniaトランシルヴァニアルーマニアの地名で小説ドラキュラ』のモデルとなったブランがある)」。

PS2『キャッスルヴァニア』

2003年発売。シリーズ名を「キャッスルヴァニア」とめた3作であり、この第1次キャッスルヴァニアシリーズ(仮)最終作。
ジャンル「MUCHI ACTION GAMEとされている。『悪魔城ドラキュラ黙示録シリーズに続く2度3D悪魔城

PS3PS2アーカイブスでも購入可。ただし『闇の呪印』(PS2)とのセーブデータ連動がPS3版ではできない。

概要

11世紀末、ベルモンドの先祖であるレオン・ベルモンドの戦いを描く3Dアクションゲーム

ステージクリア探索の中間のようなゲームで、『月下の夜想曲』のように複雑で広大ヴァルター探索するが、メトロイドのように新装備で移動範囲を広げていくのではなく、ロックマンのように好きな順番でステージを選ぶ方式を取っている。
『黙示録』とべると戦闘重が大きく、落下死がなく、マップがあるがアドベンチャー要素は控えめになった(少しある)。カメラが不自由になっている。

武器ムチ(複数種類)とサブウェポンのみで、ムチコンボガードで地に戦う場面が多い。経験値もないが、敵が落とすレアアイテムは多め。
パワーアップアイテムはあるが、成長幅も控えめ。メトロイドのように移動範囲を広げるアイテムもあるのだが、行けるようになる範囲は少なく、どれもゲームクリアに必須ではない。

全体的にストイックな雰囲気があるが、ボスを倒すと手に入るオーブサブウェポン強化されるため、なんだかんだで手である。

ストーリー

1094年、魔物が世に現れる中、吸血鬼ヴァルター・ベルンハルト許嫁サラをさらわれたレオン
ヴァルターの支配するに乗り込んだところ、リナルド・ガンドルフィーという錬金術師と出会い、魔物に有効な「錬金術」を授けられる。
あとはリナルドの協を受けながら、ひたすらヴァルター探索することになる。

ベルモンドと、そしてドラキュラルーツに迫る最重要エピソードなのだが、そのストーリー構成のバランスがちょっと悪い。
何をするにもまずリナルドから状況を説明され、リナルドから設定を聞かされ、リナルドの過去を聞かされ、とストーリーの大半がリナルドとレオンの会話で出来ている
登場人物は多いのだが、ワンシーンしか出ないものも多く、ダンジョン内での会話は非常に少ない。終盤まで全く登場しない重要人物も複数。セリフでの設定の説明も多い。
しかし個々の会話シーン自体は長めで、キャラクターの掘り下げはよくできている。リナルド(柴田秀勝)とレオン神奈延年)の熱演もあり、説明的な内容が多いのに聞いていて飽きさせない。

この配分のため、本作のストーリーが薄いという評価もあれば、優れたシナリオとのも多いという二面性となって表れている。
非常にIGAらしさのあるシナリオなのは間違いない。

登場人物

主人公。驚異的な強さの騎士だったが、教会の方針に従えず、爵位を捨てヴァルターに挑む。
教会に返却したが、リナルドのくれた「錬金術」を全に使いこなし、またリナルドの協魔導器も使えるようになった。
あと魔導器なしで最初から二段ジャンプできる。

ヴァルターに住まい、ヴァルターに挑戦する物好きに協している錬金術師。このゲームショップ店員でもある。
ゲーム冒頭から長セリフレオンを圧倒してくるが、さらにゲームを進めると彼の過去が明かされていく。レオンよりもの現状に詳しく、ストーリー上の存在は非常に重い

関連動画

リナルド登場シーン、すなわち本作のストーリーそのものなので注意。

『キャッスルヴァニア』への改名

2002年GBA悪魔城2作である『白夜の協奏曲』より、悪魔城ドラキュラは『キャッスルヴァニア』とシリーズ名をめた。
こうして発売されたのが『白夜の協奏曲』『暁月の円舞曲』、そして『キャッスルヴァニア』の3作であった。
なおGBA1作悪魔城ドラキュラ サークルオブザムーン』はキャッスルヴァニアではない。

が、このブランド変更は従来のユーザー名前を認識されにくくなったとのことで、失敗だったとみなされ、『蒼月の十字架』より悪魔城ドラキュラに戻る。これで『蒼月』は『暁月』の直接の続編なのにシリーズタイトルが変わることになった。

もっとも、このブランド復元も、売上等にどの程度したかは定かでない。
もともと過去にも「ドラキュラ伝説」「悪魔城伝説」「VAMPIRE KILLER」が存在しており、あまり重要ではなかった感じもする。
これ以降も日本展開『キャッスルヴァニア』は登場する。

キャッスルヴァニア ロードオブシャドウ

2010年発売『キャッスルヴァニア ロードオブシャドウ』より二回のキャッスルヴァニアが開始される。
本作は従来の悪魔城シリーズ全にパラレルな内容であるため、日本版はブランド名を変えて区別する意図もあるかと推測される。
またゲーム内容もベルモンドのルーツ名前しか出てこないのにやたら重要なリナルド・ガンドルフィとベルンハルトカメラ固定のムチガード体のアクションと、パラレルながらPS2『キャッスルヴァニア』へのリスペクトが強めである。

ただしシリーズ3作ロードオブシャドウ2』で悪魔城ドラキュラに戻った。こちらはモロ「キャッスルヴァニア舞台としているのだが、タイトルが戻っているのはゲーム内容に下や蒼月などのリスペクトが強めなせいもあるかもしれない。
またパチスロ版は1の内容なのに「悪魔城ドラキュラ ロードオブシャドウ」である。

他のキャッスルヴァニア

2017年よりNetflixで配信されているアニメシリーズ日本タイトルがまさに『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-』である。原題は単に『CASTLEVANIA』。

2018年アーケードアーカイブスで『VS.  キャッスルヴァニア』が配信されている。日本では未展開だったNES版の任天堂VSシステム移植版で、アーケード仕様のためファミコン版より難易度が上がっている。

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1 ななしのよっしん
2008/12/13(土) 23:42:26 ID: 4cb/BA3U8b
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2 ななしのよっしん
2021/03/11(木) 19:52:02 ID: naKZ3WI5hQ
悪魔城ドラキュラへの転送記事になっていましたが書き直しました
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3 ななしのよっしん
2021/05/18(火) 14:21:30 ID: 4EmIROhFMM
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4 ななしのよっしん
2022/07/30(土) 20:03:31 ID: naKZ3WI5hQ
>Transylvaniaトランシルヴァニアルーマニアの地名で小説ドラキュラ』のモデルとなったブランがある)
違います
トランシルヴァニア小説ドラキュラ吸血鬼ドラキュラ)』の舞台で、悪魔城ドラキュラ舞台でもあるけどブランについては違う。
ブランドラキュラの知名度が上がった後からモデルということになったで、実際のモデルイギリスにあるスレインだと言われてる。
小説の記述しているトランシルヴァニア実在しない
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