キ~~~~~ング ボンビー!
グエッヘッヘ! オレ様は ボンビラスの世界から やってきた キングボンビーだ!
来月 お前に ボンビラスの すばらしい世界を おめにかけよう! グエッヘッヘ!
じたばた しても どうにも ならんぞ! キ~~~~~ングボンビー!
キングボンビーとは、「桃太郎電鉄」シリーズに登場するキャラクターである。
初登場は「桃太郎電鉄II」。
概要
ゲームにおけるペナルティキャラ・貧乏神の派生キャラの一人。
貧乏神が一定確率で変身して登場する。作品によって多少異なるが、基本的には4年目以降(後期作品ではもっと早い場合もある)になると登場するように設定されている。
ただし3年決戦(公式戦)では1年目、極論言えば貧乏神が登場した直後に変身することも。
貧乏神はこれ以外にも色々なボンビーに変身をするがこれが最も基本的な変身であり、他の変身よりも多彩な悪行を持ち、またほぼ全ての作品に登場している。
貧乏神よりも数段凶悪な顔つきに、歌舞伎役者のような派手なメイク(?)をしているのが特徴。「び」の文字が入った幽霊の天冠のようなものを頭に巻いており、王冠で股間を隠している。
貧乏神と同様ターン終了時に悪行でプレイヤーに損害を与えるのだが、その被害は桁違いでまさに貧乏神の王。
こいつが取り付いたら全財産を失うことを覚悟していいだろう。
その悪行は多岐に亘るが、ほぼ全シリーズ共通の悪行には以下のものがある
ちなみに変身直後には基本的には行動しないが、USA以降は即時行動するときもある。
- サイコロを10個振り、出た目に応じて所持金を億単位で捨てる
- 手持ちのカードを全部捨てる
- デビル系のカードを大量に押し付けてくる(正確にはカード空きスロット分)
- ハワイか沖縄のうち目的地以外で遠いほうへ島流しにする(後にグアムも追加され目的地以外ならランダムとなった)
- マイナス駅(ボンビラス駅)しかない「ボンビラス星」へ強制連行する
- 絶望的に成功率が低い理不尽なゲーム(内容は作品によって異なる)を行い、負けると大量に罰金を取る。
- サイコロの出目で勝負(ただし5個vs10個)し、負けると1ジャンルの物件すべてを破棄
取り付かれた場合は貧乏神と同様他のプレイヤーの列車とすれ違うか重なればなすりつけることができる・・・はずだったのだが、後期の作品では取り付いたプレイヤーを気に入ったと言ってなすりつけることができなくなってしまうことがある。 この場合目的地に入っても、キング様が付くのは気に入ったプレイヤー固定となる。
対策として、対キングボンビー用鉄くず兵器「カプセルロボ」と「メカボンビー」が存在する。これらのロボットを所持している場合、キングボンビーとバトルをし、勝利すれば貧乏神に戻すことができる。無論必ずしも勝てるわけではなく、負けた場合はいつもどおりの損失を受けるだけである。ちなみにこのロボット、USA以降廃止された。
また桃太郎電鉄7、15、Jr.ではギーガボンビーという亜種のボンビーに寄生されており、キングボンビーに変身してから10回ターンが回る(悪行を働くごとにカウントが減って0になる)と突如体内からこいつが出現する。
2017ではデザインを完全リニューアル。さながら某DQに登場しそうなモンスターの風貌をしており、チャンピオンベルトといいロングタイツといい、昭和期に多く見かけた悪役プロレスラーを髣髴させるものになった。当初、SNS上では「誰だお前」という意見が多かったとか。桃鉄令和ではキャラデザ担当が変更された事で更に一新。風神のようなビジュアルになり、登場演出も格段にパワーアップしている。
さくまあきら氏によると、キングボンビーの容赦のない性格のモデルは鳥嶋和彦氏であるとのこと。悪行の熾烈さはドラクエシリーズ(特に難易度の高いDQ2)にあるような「全滅すると所持金が半減する」という恐怖をボードゲームで再現したかったためとされている。また「キ~~~~~ングボンビー!」という特徴的な台詞はTV番組「とんねるずのみなさんのおかげです」内で放送されていた「仮面ノリダー」で、とんねるずの石橋貴明が演じたキングジョッカーの台詞を真似たものだったとも述懐している。2017以降の2代目のデザインはこれらのイメージをより強調させたものにリファインしたものだと考えられる。
その凶悪さは桃太郎電鉄をプレイしたことのある人ならば忘れられないであろう恐怖であり、みんなのトラウマである。そして、ぶっちぎり1位のプレイヤーが破滅する可能性を常に用意することでひどいレベルでバランスを取っている結構大事な存在だったりもする。特定のコンボを決めると最終年で1位から最下位転落もありえる。
専用BGM「悪夢のキングボンビー」はその恐怖を引き立たせる、こいつにぴったりのテーマ曲と言えよう。
さくま氏は桃鉄シリーズとして認めていないが、SSで発売された「桃太郎道中記」には「ボンビー大魔王」として登場。声優はデーモン小暮閣下が努め、さくま氏もこの抜擢にだけは「イメージ通り」と唸った。ちなみにこの作品では4体に分身するという悪夢のような悪行が用意されている。
「迷列車で行こうシリーズ」においてもキングボンビーという言葉やタグがしばしば使われることがある。それは日本鉄道建設公団(以下鉄建公団)が赤字確定のローカル線を次々と建設し、それを国鉄に無理矢理押し付け大赤字になったことから、ゲーム中のキングボンビーの行為と似ていることからこのタグが使われている。
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関連項目
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