グラハム・カー(1934年1月22日~)とは、イギリス・ロンドン生まれの料理研究家である。テレビ番組『世界の料理ショー』の司会は有名。現在はアメリカに帰化している。
概要
生家はロンドンにあるホテル。幼い頃からホテルの厨房に入り料理に興味を持つ。
イギリスの高校を卒業後にホテルの経営者を育てる専門学校に入学。その間にイギリス陸軍に5年間の軍役を勤めた後にホテルの支配人となる。
1958年にニュージーランドに移住。ニュージーランド空軍の食事を担当するアドバイザーとなる。1960年代からメディアへの露出が多くなる。その後テレビ業界に入りオーストラリアでテレビ番組の司会を担当する。
1968年にカナダに移住。妻がプロデューサーになり『世界の料理ショー』がスタート。大げさなリアクションやトークや豊富なレパートリーで人気番組となり、世界38カ国で放送された程でもあった。同番組は1971年に放送を終了したが、その頃に夫妻が乗る車が事故に遭う。グラハムも事故により一時は体に麻痺が残っていたが、リハビリにより1974年にテレビに復帰している。
なお日本では同番組は1974年から1978年に放送されている。吹き替えは当初は数名が担当をしていたが、中でも俳優・黒沢良が担当した吹き替えははまり役として一番有名なバージョンである。
1986年に妻が循環器系の病気となり、これまでの脂肪分が多い料理から素材を生かす料理法へと健康志向に転向をする。
1988年には本格的にテレビに復帰。『新世界の料理ショー』を開始。料理法こそは健康志向となるが、それでもトークで「おい、スティーブ!」とスタッフをいじるのは変わりが無かった。1990年代には日本でも放送された。この時の日本語版では声優・池田勝が吹き替えを担当。
2003年には名誉博士となった。2009年に発売された日本語版のDVD-BOXでの特典インタビューでも「後進を育てるのが楽しい」と語っている。
関連動画
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関連項目
- 世界の料理ショー
- 溶かしバター
- スティーブ・ウォーツ
- 黒沢良(日本語版の吹き替えを担当)
- 料理人・料理動画の記事一覧
- 名古屋のグラハム・カー(グラハム・カー的なことをしている)
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