グレン=レーダスとはライトノベル『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』の登場人物である。 CV:斉藤壮馬
概要
本作の主人公。初登場時19歳(書類上は。セリカに拾われた時は本名を含め何もかも覚えていなかったため「グレン=レーダス」という名前すら元はセリカが知り合った別の少年の名前だった)。
魔術の師匠であり、育ての親であるセリカの元で1年近く引きこもりのニート生活を送っていたが、 堪忍袋の尾が切れたセリカのコネでアルザーノ帝国魔術学院の臨時魔術講師の職を与えられ、半ば脅される形で無理やり働くことになる。
性格はタイトル通りの『ロクでなし』である。
講義の授業に平気で遅刻するのはもちろん、生徒の質問にまともに答えない、授業は教科書を読むだけに始まり最後には自習と称して居眠りすら始めてしまう。
魔術師の腕としては平凡な第三階梯、しかも生徒でも行使可能な基礎的な魔術の一説詠唱もできないなど、教えるはずの魔術さえまともに扱えないダメ教師である。
過去の事件が原因でセリカに拾われてからは、「メルガリウスの魔法使い」に出てくる「正義の魔法使い」に憧れて、セリカの元で魔術修行を行うようになる。
その結果、11歳という若さでアルザーノ帝国魔術学院に入学するが、成績は平凡で特に論文を提出できないまま15歳の頃に卒業という名の退学処分となる。
だが実際は、変化の停滞・停止という魔術特性を持ち、自分を含めた周囲の魔術起動を阻害する「愚者の世界」という固有魔術を生み出すに至り、その論文を執筆していたのだが、周囲からは全く評価されずに論文は燃やされるという結果であった。
だが、グレンのその魔術特性に目をつけた帝国政府によって、帝国宮廷魔導師団に密かに引き抜かれ、特務分室所属、執行者ナンバー0・コードネーム《愚者》として活動することになる。
才能がない自分を認められたと実感でき、最初こそ誇らしかったものの、 3年間外道魔術師を暗殺する仕事で精神が摩耗。
とある事件で魔術に絶望し、無言で職場を立ち去って、一年間引きこもり生活を送るようになる。
以上の経緯から、魔術を人殺しの道具と嫌悪するようになり、それに由来する口論によってシスティーナの怒りを買う原因にもなる。
ただし、「ロクでなし」ではあっても「下衆」ではなく、システィーナが涙ながらに怒り、その理由をルミアから教えられた結果、心を入れ替えて真面目に授業をするようになると、魔術の基礎理論をよく理解しないままに呪文を暗記しているだけだった生徒達に、魔術の基礎理論をわかりやすく講義して、他のクラスからも生徒が潜り込んで参加するほどの人気講師となる。
またある事件を通じて、自分が過去に「正義の魔法使い」に憧れていたことを思い出すと、生徒が危機に瀕した際には命を貼って助ける熱血教師となり、その包容力で全てを受け入れてくれるルミアや、かつての自分のように魔術に真摯に取り組むシスティーナの今後を見届けたいと思うようになり、臨時講師から正式な講師になることを望んだ。
特務分室所属時代に誘拐事件に巻き込まれたルミアを助けたことがあり、それによってルミアからは全面的な好意を向けられている。
なおラノベ主人公にしては珍しく、(才気溢れる)女子が何故か自分の周囲に集まってくるという自覚がある。そしてラッキースケベな事態に何度も遭っているもののグレン自身のやらかしが原因かラッキースケベな事態の方が飛び込んでくることが原因である。なお前者が絡む場合のみグレンは制裁を受ける羽目になる(自分で精神的制裁を科す羽目になったことも)。
関連静画
関連項目
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