ゲーニッツとは、SNKの対戦格闘ゲーム「THE KING OF FIGHTERS」(KOF)シリーズに登場するボスキャラである。
ファンからの愛称は「ゲニ」「牧師」など。
プロフィール
- 格闘スタイル: オロチの力
(オロチ八傑集、四天王の一人で主に風を使う) - 誕生日: 7月20日
- 身長: 193cm
- 体重: 88kg
- 趣味: ロッククライミング
- 大切なもの: 忠誠心
- 好きな食べ物: キノコ料理(特に松茸)
- 嫌いなもの: 愚かな人類
- 得意スポーツ: ウィンドサーフィン
概要
1996年に稼働した「THE KING OF FIGHTERS '96」のラストボスとして登場。
「吹き荒ぶ風のゲーニッツ」なる異名の通り風を操って戦う、KOFオロチ編のストーリーで重要な位置を占めるオロチ八傑集のリーダー的存在である実力者。
牧師という設定のシブい外見、その聖職者のイメージとは裏腹に慇懃無礼かつ残忍な言動、そしてその無茶苦茶な強さでシリーズ屈指の人気キャラとなった。
'96では彼に勝利するとエンディングで彼は亡くなってしまうのだが、その後のシリーズでもあちこちで出演が見られるあたり、人気の高さが窺える。
18歳の時に当時25歳だったルガールの右目を奪っている。
ルガールは'95で死亡しているが、'98UMや2002UM(ゲーニッツはどちらも家庭用のみ登場)では共演している。
因縁がありながら'95でルガールがオロチの力を手に入れるのを止めなかった理由については、「オロチの依り代としての可能性を予見していたのでは?」という開発者の発言がある。
'98ではルガールステージ左端にゲーニッツの首無し死体が置いてあったりする。
チーム戦でゲーニッツと組むと、背景で待つ姿(眼鏡を掛け、本(聖書?)を読んでいる)のゲーニッツは碇ゲンドウにそっくりだったりする。
性能
画面を縦断する竜巻を発生させる飛び道具「よのかぜ」で牽制し、前転などで近づこうとした相手を超必殺技のコマンド投げ「やみどうこく」で捕まえるという戦法が強力。ゲージがなければ移動技「ひょうが」などで間合いを取り、得意な中遠距離を保つ戦い方になる。通常技が弱い、ジャンプが低いなどプレイヤーが扱うには癖が強くKOFのラスボスにしては圧倒的な性能ではない。とはいえ屈みKは発生早い・隙なし・高威力だし、ジャンプ吹っ飛ばし攻撃は判定が全く見えず高威力と壊れている所はやはりある。
ラスボスだった'96では無条件で通常版の超必殺技が使える上にCPUのアルゴリズムが強くガード硬直の解けた瞬間を「やみどうこく」で投げてくる(あまりの精度にガードの上から掴めると誤解された)ため非常に凶悪だった。
一応攻略パターンに沿えば勝てるのだが…それを探し出し、倒すのが醍醐味かもしれない。
ロバートで強龍撃拳→勝手にゲーニッツ当たる×n、庵で弱闇払い→ゲーニッツがやってくる→弱鬼焼き×n、クラークで垂直ジャンプ→ゲーニッツがひょうがでやってくる→SAB×n、鎮のじいさんの場合、望月酔→ゲーニッツがやってくる→鯉魚反棚×nなど
後に登場したSVC(とそのコピペの2002、2002UM)で、「しんあおいはな せいらん」(葵花とあるが、見た目はマチュアのデスロウ)が追加され接近戦にも強くなったが、ゲーニッツの象徴のやみどうこくの発生が遅くなった。が、総合的に見ると96よりは使いやすい。
ゲニ子
「SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS」でゲーニッツがデミトリのミッドナイトブリスで女性化された姿。良デザインからゲームがマイナーなわりにブリス体の中でも随一の人気と知名度を持っている。
創作意欲を刺激するのかMUGENオリジナルキャラクターとして複数のキャラクターが製作されている。見た目がそれっぽいためかシスター設定がつけられることも多いが、服装はオロチ八傑集の正装であり修道服としては無茶なデザインである。
スマートフォンアプリ「THE KING OF FIGHTERS '98 ULTIMATE MATCH Online」(KOF'98 UMOL)では「ゲーニッツ(女)」としてまさかの登場。ちなみに北米版ではまんま「Goeniko」である。日本版では女性化したゲーニッツのような名前だが、ゲーニッツと異なる独自のプロフィールが与えられるなど二次創作キャラクターのそれに近い。
関連動画
関連商品
関連項目
- THE KING OF FIGHTERS
- オロチ(KOF)
- オロチ八傑集
- ルガール・バーンシュタイン(右眼を奪った)
- レオナ・ハイデルン(父を殺害)
- 神楽ちづる(姉を殺害)
- エス・エヌ・ケイ / SNK
- 格闘ゲームのキャラクター一覧
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