ゴマすりクソバード単語

ゴマすりクソバードとは、アニメ「けものフレンズ2」第7話 "すぴーどのむこう" で初登場したアニマルガール「G・ロードランナー」に付けられた異名である。
略称は「ゴマちゃん」など。

概要を作っちゃいけないなんてルールはなかったぜぇ

2019年2月26日に、Twitter・ニコニコ静画に投稿された右のイラストの3コマ目が発祥。その後、Twitterやふたば☆ちゃんねるなどでこの呼び名は広まっていった。翌日にはふたば☆ちゃんねるで「ゴマすりクソバードちゃんスレ」が立ちカルト的な人気を獲得していった。
作者のバッタ氏曰く「マタドール10円」や「こりゃまたびっくりターミネーター」と言ったパワーワード流行の中でインパクト重視で考えた言葉とのこと

この呼び名は「クソ」という言葉から蔑称としてとらえられる一方、愛称として「ゴマすりクソバードちゃん」を略した「ゴマクソちゃん」「ゴマちゃん」と呼び親しまれている。その親しみの中身については、プロングホーンに一途なことへの微笑ましさ、実は素直な子と解釈したときのかわいらしさ、腰巾着キャラ・不憫さに対する嘲笑・愛おしさ、いじられキャラ的なポジション、歪んだ性癖…など視聴者によって様々。

おい！なんだよその人気！

彼女がこのような人気を博した理由は主に2点ある。

まず、アニメ「けものフレンズ2」のキャラクターの中では珍しく性格や行動に一貫性があったことが挙げられる。本作におけるキャラクターは行動の理由や背景がうまく描かれず、矛盾した行動をとるために愛着が湧きにくかった。しかし、ロードランナーには「プロングホーンに心酔しているため、それ故に他のキャラクターを軽んじる」という明確な個性があり、行動も逸脱しなかった。またチーターがプロングホーンを助けた際には素直に「あんたはプロングホーン様の恩人だ」と感謝しており、あくまでプロングホーン第一主義なだけで外道なキャラでないことも付け加えておく。

制作側が意図したかは不明だが、ロードランナーが過剰に不憫な目に遭っているように描写されている点も人気要因の一つである。例えば7話の終盤、主人公のキュルルが毎回ゲストに絵を渡すのだが、チーターとプロングホーンだけが描かれ一緒にいたはずのロードランナーが描かれていなかった。それをよりにもよってロードランナー本人に渡し、案の定、これを受け取ったロードランナーは口をへの字に曲げ絵を二度見した。メインキャラを焚き付けたりといい印象がないハズの彼女が、作中でしっかり報いを受けることで視聴者からの余計なヘイトを回避し、煽りキャラでありながら不憫かわいいいじられキャラとしてのポジションをも獲得したのである。

その他の人気の理由として、動物のモチーフよりも他作品のパロディを優先したデザインであったり、走ることが得意と紹介した直後に作中で飛んでいたり、プロングホーンとの会話がほぼ皆無だったりと公式による度重なる不遇扱いにより、彼女を愛でても公式はその事実を認められないため、制作サイドへの不信感を気にする必要がなかった点も理由とされることがある。

矛盾した行動をとるキャラが多い今作で、主人公キュルルによる2対3となる不平等リレーの提案に対し、「おい、そっちの方が人数が多いだろ！ずるいぞ！」と当然の指摘を行うなど、視聴者が抱く突っ込みを作中で的確に行ったことも好感度のアップに繋がった。セリフもネタとして使い勝手が良いものが多く、セリフ集も作成され広く親しまれている。

声優やっぱすげー！

彼女が人気となる土台を築いたのは、G･ロードランナーの中の人（高柳知葉）の存在であるところが大きい。
セリフを文字だけで見るとチンピラにしか見えないが、中の人の愛によってプロングホーン様第一のウザかわいい憎めないキャラとして魂が込められた。「ミニけものフレンズアワー２ #7上映会」で視聴者が受けとっていた印象や愛されている内容と一致していたことが判明した。作中で描かれなかったG・ロードランナーを含めた3名の絵を描くことで自力救済をしたためG・ロードランナーの最大の理解者の1人とされている。

そうか、出番かも知れませんよ！

その後、9話で彼女以上の不遇キャラとなるイエイヌが登場したことで、作外ではいじられ役としてよりもイエイヌを救済するために活躍するようになる。作中で一切接点はないもののゴマイヌとしてセットで活躍することも多い。

終盤での再登場が期待されつつもキャラの一貫性が保たれるか危惧されていたが、11話・12話で再登場を果たし大きなキャラ崩壊が発生することなく完走した。
再登場時の反応はそれまでのギスギスしたコメントが一転して「かわいい」「ゴマかわ」「素材が増えた」など歓喜のコメントで埋め尽くされ、放送数時間後には全てのセリフやシーンが素材として切り抜かれているほどの人気となっていた。

公式で行われたアンケートで人気エピソード１位が7話のG・ロードランナー初登場回となった。
同アンケート内での人気キャラ１位候補と目されていたが、結果が公開されず公式による不遇要素は放送終了後も続いている。

人気は作中で収まりきらず、アニメ流行語大賞2019で25%もの支持を得て金賞を勝ち取る快挙を成した。
銀賞の「シャミ子が悪いんだよ」の作者も言及はしていないが金銀コンビのイラストを同日公開した。
スケブ内容はG･ロードランナーの中の人（高柳知葉）が描いた救済イラストのオマージュになっている。

このままだと間違うぞ、知らせないと！

2015年に配信されたNEXON版のアプリ「けものフレンズ」では同じ動物をもとにした「オオミチバシリ」が現在とは違う姿で登場している。
2017年のけものフレンズブーム後に配信された「けものフレンズぱびりおん」「けものフレンズFESTIVAL」にも、けものフレンズ2と同じ姿のG・ロードランナーが登場している。ただし、2019年3月3日時点ではプロングホーンにゴマをすったり、口が悪かったりする様子もないので、それら別媒体のオオミチバシリやG・ロードランナーを「ゴマすりクソバード」と呼ぶのは的外れと思われる。

2019年に公開されたハリウッド映画「ゴジラ_キング・オブ・モンスターズ」に登場する怪獣「ラドン」も、詳細は伏せるが劇中での振る舞いから「ゴマすりクソバード」の愛称で呼ばれる事となった。

「ゴマすりクソバード」は愛称にもなっており、全員が否定や嘲笑として使っているわけではないが、性質上人を選ぶ表現なので使う場所には注意されたし。

おい、関連静画、なかなかやるじゃねぇか！

関連動画を見るんなら今のうちだぜぇ？

おい！関連チャンネルの方が動画が多いだろ！

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そしてセリフ集もなっ！

買ってください！プロングホーン様！

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プロングホーン様～！この先、関連項目があります！

• バッタ(絵師)
• G・ロードランナー(けものフレンズ)
• オオミチバシリ(けものフレンズ)
• プロングホーン様 - ゴマをすられているお方
• ほめる100↑ - ゴマすられた結果
• 高柳知葉 - 魂を吹き込んだ人
• けものフレンズ2
• けものフレンズの関連項目一覧
• ラドン(怪獣) - 二代目
• ラドンもそうだそうだと言っています

あんまりほめられるとてれるじゃねぇか！