ゴースト(Ghost)とは、マクロスシリーズに登場する無人戦闘機の総称である。
概要
しかしながら、無人機であればその限界を越えて機械的性能を完全に引き出し、より高次元の戦闘を行える。
感情も疲れも人間の耐久性も無視できる分、機体性能を有人機よりも高く引き出し続ける事が可能。
この合理的かつ残酷な「マシン・マキシマム構想」によって生み出されるのが、熟練したパイロット達を次々と墜として行く高性能の無人機・ゴーストであり、時にそれが大量投入される。
マクロスシリーズ内においてある種の畏怖と共に存在するのがゴーストである。
その存在がクローズアップされたのは、暴走を起こしたX-9「ゴーストバード」がラスボスになったOVA『マクロスプラス』である。人間の身では耐えられない速さを追求したゴーストバードに、人間の限界を超えたバルキリーが挑みかかった結果マクロス史上に残る「伝説の5秒」を生み出し、ある人物の命と引き換えにようやく2機を落とした。
『プラス』での事件によりゴーストの主力化は一時見送られたが、その後フォールド通信誘導システムでハッキングを防止し、AIの性能も落としたQF-4000が『マクロスF』の時点で制式採用されている。同機は一応有人機が随伴することが前提になっているが、同時に有人機の要求性能水準が落とされたという設定があり、戦場の主役はゴーストに移り変わりつつあるようだ。
だが、実は『プラス』より前の初代作品でも設定だけは存在し、有人機であるバルキリーの露払いや囮役を担当していたという。
画面に映らなかった理由は、そのころから「早すぎて捕捉できなかった」かららしい。
機体一覧
- QF-2200D-A(マクロスゼロ):小型戦闘偵察機 現場改修しVF-0のブースターとしてのQF-2200D-Bもある(ただし制式仕様ではない)
- QF-3000E(超時空要塞マクロス):支援機 AIの性能不足の為に有人機の露払い程度が精々
- X-9「ゴーストバード」(マクロスプラス):自律型無人戦闘機 本機に関わる事件の為に無人機の主力化計画は中止される
- AIF-7S→改修QF-4000(マクロスF):制式量産機 対ECMにフォールド通信誘導システムを搭載し改修。AIの機能も制限されたが、秘密兵器として完全自律機動を行う「ユダ・システム」が組み込まれている。
- AIF-9B(VF-X2):迎撃戦闘機 マクロス・シティ防空システム
- AIF-9V「V-9」(マクロスF):技術実証機 マクロス・ギャラクシー主力戦闘機
関連動画
関連項目
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