サイバリオン(SYVALION)とは、1988年にタイトーから発売されたアーケードゲームである。
家庭用はスーパーファミコンに移植、他にはプレイステーション2『タイトーメモリーズ上巻』に収録。
概要
トラックボールと一つのボタンを使い、金色のドラゴン型兵器『サイバリオン』を駆り、ランダム生成される迷路の様なステージをクリアしていくゲーム。
なんといってもこのゲームの特筆すべき点は、プレイをするたびにステージが変化し、更にボス、ストーリー、BGMまでもが毎回変化することである。エンディングに至っては100種類以上存在し、まだ見ぬエンディングを見ることもゲームの目的となった。
ローグライクゲームのようにランダムでステージが生成されるゲームといえば、不思議のダンジョンシリーズが有名であるが、このゲームはその5年前に世に出されたゲームである。
アーケードゲームでは主流の、所謂「パターンゲー」を脱するゲームデザインであり、三辻富貴朗(MTJ)氏によるもの。
BGMを担当したのはYack.こと渡部恭久氏であり、本作がデビュー作である。当時Yack.氏は音楽経験がまったく無く、OGR(小倉久佳)氏等に監修されつつ曲を作ったという逸話がある。しかし、後にSFCへと移植された際には、すぎやまこういち氏監修の下、松尾早人氏が新たに作曲したBGMに総入れ替えとなった。
システム
トラックボールを操作して移動、ボタンで火炎攻撃を行う。火炎攻撃は敵の弾も跳ね返すことができるが、ボタンを押しっぱなしにしていると画面下に表示されているFIREゲージが減少していき、それと共に火炎の射程が短くなり威力も低くなり、やがて全く出なくなる。ゲージはボタンを押してない状態で回復する。また、トラックボールを動かしていれば回復が早くなる。壁にゴリ押ししても問題ない。
敵や特定障害物に衝突もしくは被弾するとダメージを受け、サイバリオンが尻尾から赤くなっていき、8回ダメージを受けると1ミスとなる。制限時間を超過しても1ミスである。通常設定で3ミスでゲームオーバー。マップの壁などにぶつかってもダメージを受けないが、要所に破壊不可能な固定キャラクターが配置されている。
同一場所でもたもたしていると、ガルストと呼ばれる頭蓋骨のような形の無敵キャラが登場し、自機にまとわりついてくる。ガルストは炎で遠ざけることは出来るが、もたついていると、大勢で群がってきて手が付けられなくなる。
ダライアスとの関連
- ストーリーによっては、同社のSTGダライアスシリーズに登場するシルバーホークに似たゴールドホークが登場する。
- ダライアスフォースには、本作に登場したボスのザンディックや、ガルストがボスとして登場。
- ダライアスバーストには、ゾーンJのボス、ダークヘリオス(リュウグウノツカイ型)の「中の人」としてサイバリオンがゲスト出演。キャストオフ!ゾーンJのBGMは道中、ボス戦共にサイバリオンの楽曲のアレンジとなっており、AC版のアナザークロニクルでは、サイバリオン形態時にもアレンジBGMが追加された。
ピコカキコ
関連動画
関連項目
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- ページ番号: 4587795
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