サイレントスコープとは、KONAMIの狙撃型ガンシューティングゲームである。
第一作目は1999年。
今のところではシリーズ内で5作品がリリースされている。
概要
ゲームセンターなどで見かけるガンシューティングゲームは、大抵がハンドガンやマシンガンが使われているが、本シリーズでは、「スナイパーライフル」を用いたガンシューティングとなっている。
ガンコンのスコープ内に小型モニターが内蔵され、
スコープを覗いた際に実銃と同様にズームされて見えるのが特徴。[1]
アーケード版においては、メインモニターで大まかな狙いを定め
そこからスコープを覗きながら敵の頭を狙い、トリガーを引くと言った操作でテロリストを倒していく。
「メイン画面」「スコープ画面」の2つを使い分けることとなる。
銃撃戦や人質事件、ハイジャック犯の制圧の援護、カウンタースナイプ、凄腕スナイパーとの対決など様々なシチュエーションで物語が展開されていく。
特徴
- 狙撃をテーマとした作品であるため、メイン画面では敵が非常に小さい場合がほとんど。
- 任務によってはサプレッサーや暗視スコープを装備しており、覗くと暗所でも明瞭に見える。
- 暗所においてはスコープ内以外はあまり見えない点が不満点として挙がることも。
- 通常のガンシューティング以上にヘッドショットの重みや爽快感がある。
- 筐体に巨大な狙撃銃のガンコンが据え付けられており、実物を操作する臨場感がある。
- ゲーム中、美女の姿をスコープで覗くと、何故かライフが回復する。[4]
- 遠距離からの狙撃支援だけと思いきや…
- ギリースーツを着込んだ軍隊系の狙撃手ではなく、基本的に警察側と行動する場合が多い。念のため。
- 画面にはあまり映らないが、基本的に観測手(スポッター)と組んでいる。
- 周囲の状況を伝えてくれたり、プレイヤーの活躍や失態によって賞賛や叱責が入る。
- 家庭版においては画面自体にスコープ画面が大きく表示される。
シリーズ
- Silent Scope(アーケード、PS2、GBA、iPhone) - 1999年
- Innocent Sweeper -Silent Scope 2-(アーケード、PS2) - 2000年
- 狙撃/SOGEKI(アーケード、PS2) - 2001年
唯一「3」はアーケード版が出ておらず、コンシューマー専用タイトルとなっている。
3までの4作品では、現代を舞台とした作品ではあったが、2014年7月末にリブート作品としてリリースされた「BONE-EATER」では、未来のSF世界(2080年)が舞台となっており、今までの作品とは別物と言っても過言ではない。
類似したゲーム
「ゴルゴ13で同じようなゲーム無かった?」と思った方もいるかもしれないが
確かに類似した狙撃系のガンシューティングにゴルゴ13の作品も存在する。(1999年/ナムコ)
そちらはガンコンに実物のスコープが取り付けられており、覗いた際にメイン画面自体がズームされる。
(射手の覗き込み接近を検知するセンサーが付いている)
ただしそちらは、狙撃失敗=即ステージ終了であったり
命中許容箇所がシビアなど、この作品に比べて難易度が高い。
その他、一部のガンシューティング作品において狙撃ミッションが再現される場合もあるが、十字のないスコープ内に向けて拳銃型のガンコンで発砲するといった妥協案となっている場合も多い。
関連動画
関連項目
脚注
- *メイン画面端にスコープ内の映像が小さく表示されるため、見物人もどう見えているのかは認識可能。
- *家庭用の一部作品においては、チート設定によって連射速度や装弾数の上限が撤廃可能。
- *特典として、頭蓋骨が粉砕されるなど独特のエフェクトが入る。
- *全作品共通。ただし敵ではないため、そのまま引き金を引くと「一般人誤射」になってしまう。
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