サーキットブレーカーとは、以下のようなものである。
概要
サーキットブレーカーとは、日本語では「遮断器」または「しゃ断器」と表記される。踏切の装置は「遮断機」なので混同しないように注意。また、省略して単にブレーカーとも呼ばれる。
電気回路における短絡(ショート)、地絡(アース)などの原因により、回路に異常な電流が流れた時に、回路の電線が焼損・溶解などしたり、最悪の場合火災に至ったりすることがないように強制的に回路を遮断する装置である。
家庭では、玄関や廊下の少し高いところにある「分電盤」という箱に入っているスイッチのようなものがサーキットブレーカーである。高いところにあるのは不用意に子供が触れていたずらをしないようにするためだ。
一般的なブレーカーは、異常電流(一定の設定された値以上の電流)が流れると内部の電磁回路が作動して、電極を引き外して遮断する。もっと簡単に言えば、よくあるコタツと電気ケトルとドライヤーを同じコンセントで使ったりすると停電してしまうのは、大量の電流が流れることでブレーカーが作動して強制的にスイッチを切ってしまうからである。
また、漏電ブレーカーというものもあり、これは途中で電気が漏れていると行きの電気と帰りの電気に電流の差が生じるのを検知して遮断する。家庭の分電盤ではメインのブレーカーが漏電ブレーカーとなっている場合が多い。
これらは家庭用で見られる低圧回路用のものであり、送電用などの高圧用の遮断器はもっと複雑なものになっているが、ここでは割愛する。知りたい方はWikipediaの遮断器の記事を調べたり、電気関係の専門書を読もう。
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