「「サーチマン・OK?」」
サーチマンとは、ロックマンシリーズ第8作目『ロックマン8 メタルヒーローズ』に登場する8大ボスキャラクターの一体、「DWN.061 SEARCHMAN」のことである(ロックマンエグゼの彼については後述)。
概要
ロックマン8に登場するボスの1体。
公募されたボスの1体で、「双頭で右手がまだ無い未完成ロボット」を元にデザインされた。公募時は「バルカンマン」という名前で、ナイフがないこと以外はほぼ公募案通りである。右手の武器はバズーカ状のミサイル発射装置となった。向かって左(以下左)の頭は丸い目で少々とぼけた表情、向かって右(以下右)は鋭い目をしている。双方ともヘルメットを被っており、ボディは迷彩塗装が施され、胸にレーダーが付いている。まさにゲリラそのものといった風貌である。
広範囲を索敵するため、警備用監視ロボットの頭を二つに改造した結果彼らが誕生した。頭を増やす事で視界が広がり、さらに二人(?)が協力して戦うことを想定していたらしいが、頭同士の仲が悪いため(戦闘以外ではお互いを監視し合っているらしい)、イマイチ成果は上がっていない。
ステージ選択時のマップによると、彼らはアフリカの密林地帯にいるようだ。
SS版のみ、中ボスとしてウッドマンが登場する。
ロックマン8ではキャラクターボイスが付いているが、日本語版でも彼らの台詞は基本的に英語である。
「Ready?(右)」 「Yeee!Let's go!(左)」→ 戦闘前
「撃てい!(右)」 「ファイア!(左)」→ 胴体からのミサイル攻撃時
「ガッデム!(右)」 「ノー!(左)」→ 隠れている茂みをフレイムソードで燃やされた時
など。ちなみに被ダメージ時の台詞は意外にも「イテッ(右)」である。素が出ているのか。
死亡時の台詞に「ワイリー万歳!」があるが、海外版では「WILY BANZAI!(ワイリー バンザイ!)」となっている。同じ台詞ではあるが果たして意味まで同じかは不明。
CV:長嶝高士(テングマンと兼任)
攻撃方法など
●特殊武器
ホーミングスナイパー
敵を追跡するミサイルを発射する技。サーチマンは茂みに隠れて撃ってくる。
ロックマンが使う場合、マグネットミサイルと異なりきちんと追跡し、チャージすると一度に大量に発射される。ロックマンXに登場するランチャー・オクトパルドのホーミングトーピードに近い性能で、少し威力は低め。アストロマンを墜落させる事が可能。
●その他
デッドリーストーム
ミサイルを大量に乱射する技。弾幕を張られるため要注意。
棘付き円盤
画面端で左右に何度も反射する、棘のついた円盤状の弾。
●特殊武器が有効な相手
アストロマン
●弱点武器
フレイムソード
サーチマンが隠れている茂みごと燃やすことができる。
R&Fのデータ
「ターゲット、ゲット、セット!」
長所:広い範囲が見える
短所:卑怯者
好き:騙し討ち
嫌い:話し合い
コミックス版におけるサーチマン
出月こーじ作のコミックス「ロックマン8」では、第10話「索敵ホーミングスナイパー」に登場。ワイリータワーのバリアを作る発電基地のひとつを警備している。
頭同士が上司と部下の関係にあり、左が伍長で右が曹長である。「曹長殿」「伍長」と呼び合う。
ロックマンが進撃してきた際、伍長は無線を使わず、空中に煙で文字を描く「発煙信号弾」を使用した。これでは敵にも作戦が筒抜けではないかと曹長のツッコミが入る。出来の悪い部下に頭を痛める上司といったところである。
ロックマンが戦線突破したことをサーチマンに伝えるため、メットールがこの発煙信号弾を使用するも、『てきは ろっくまん(敵はロックマン)』と送ろうとして、誤って『てきは ろくまん』と脱字して送ってしまう。これを見たサーチマンは「敵は6万人!?」と勘違いしてしまい・・・。
SS版と同じくウッドマンが友情出演。なんと感動のラストが・・・!?
ロックマンエグゼでは
エグゼでは北国「シャーロ」の軍に所属しているライカのナビとして4(レッドサン)から登場し、
続編の5(ブルース)にも再登場。頭は1つでちゃんとスナイパーガンを装備している。
さしずめゴルゴ13のような冷静沈着な性格をしている。
ナビとしては、属性は無属性で、武器は「スコープガン」。攻撃は原作通りロックマンの位置に射撃を行う、
穴に隠れて手榴弾を投げる、サテライトからレーザーを撃ち込む、などの攻撃を仕掛ける。
5では味方として「パネルサーチ」の能力を持ち、目の前のダークパネルにアイテムがあれば、全てのパネルのワナを解除し、アイテムがあれば入手できるという能力をもつ。
そして特に印象的なのはナビチップとソウルユニゾンの異常な高性能っぷりである。
サーチマン(ナビチップ)
4、5ともに威力、性能が同じである。
自分が居るマスにサーチマンが出現し、相手エリア全体を動くカーソルをAボタンで止め、
1マスにスコープガンによる狙撃を行う。
威力は無印で20、SP(DS)の最高威力が75で5ヒットする(375ダメージ)。メガクラスの中でも高威力である。
1体にしか攻撃が出来ないが、1VS1の戦いではさほど気にならないし、カーソルの動きに慣れれば
どこからでも狙撃出来るため実質的に広範囲と言える。
対インビジ、対ユカシタ性能を持つ。どちらも非公式な呼び方であるが、対インビジはインビジブル状態の相手に対し、
対ユカシタは地中に潜っている相手に対してそれぞれ攻撃がヒットする効果の事である。
ちなみにインビジブルとユカシタはコードが*でフォルダに入れやすく、強力な暗転チップに割り込んで
無効化が狙えるため、使用者がかなり多いチップである。
この地点で高威力、広範囲、高性能の三拍子が揃っているのだが、更に隠しコマンドでカーソルをA+Bボタンで
止めると相手の所持しているチップを全て破壊する効果が加わる。誰が仕込んだんだこのコマンド。
なお、チップ破壊効果は無印版にも加わるので敢えて無印版も採用する価値は十分にある。
サーチソウル
4ではインビジブル系、5ではカーソル系のチップを1枚生贄に消費してユニゾンが可能。
●基本性能
ユニゾン時に相手が透明な(インビジブル)状態の場合、それらを解除する効果が発生する。
チャージショットは自分と相手の位置に関係なく、相手の居る1マスに5ヒットする銃撃を行うスコープガンであり、
ナビチップと同様に対インビジ、対ユカシタ性能を持つ。
4では威力が10固定だが、5ではアタックLvによって威力が増加し(Lv5で20×5ヒット)、
更にチャージLvによって溜め時間を短縮できる。
…といったように半無敵に対する突破力が非常に高い。
これだけでもかなり強そうに見えるが、上記がオマケに思えるほどの機能を持っている。
●シャッフル
ユニゾン中にカスタム画面を開くとシャッフルボタンが出現し、押すと未使用のチップからランダムに
選び直す事が出来る。更にあらかじめ選択しておいたチップはシャッフルされずにそのまま保持する事が可能。
エグゼは基本的にカスタム画面で出現したチップは、すぐに使わないとフォルダの回転効率が悪くなるのだが、
そんな事を無視して、その地点で不要なチップを後回しに出来るのはとんでもない強みである。
そしてこんな能力が1ターンで3回も行える。サーチソウルを最強と言わしめる原因である。
その他
●ダストクロス
エグゼ6に登場するダストクロスは、シャッフルに似た機能の「ダストシュート」が使える。
不要なチップを選んでからカスタム画面内の専用ボタンを押すと、未使用のチップからランダムに選びなおせる。
サーチソウルの反省を活かしたのか、1ターンに1回しか行えず、シャッフルと比べてコードがある程度揃って
いないと扱いづらいという欠点がある。
●カーソル系の効果
エグゼ最終作であるロックマンエグゼ6には3作連続で登場する事にはならなかった。
しかし、6では対戦を意識した調整が多く施されており、その一つにカーソル系のチップには相手の張っている
罠チップを解除する効果が加わった。
もし、6にサーチマン、サーチソウル(サーチクロス?)が続投していたら
上記の性能+罠解除でますます手に負えられない強さになっていたかもしれない。
関連動画
関連項目
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