概要
甲羅の幅は35ミリ、高さは25ミリほど。オスはその体以上の大きさのハサミを持つ。ハサミは先端が白く根元に朱色が入る。大きなハサミを持つのはオスのみで左右どちらかだけが大きく、他方はとても小さくそちらでエサを採る。名前は、このハサミを繁殖期である夏に大きく振る様子(ウェービング)が潮を招くように見えることから付いた。
中国では潮を招くものという意味で「招潮子」という名称を付けられている。
三重県から沖縄県までの内湾や河口付近の泥質の干潟に生息する。日本には10種類ほどのシオマネキがいるが、九州以北ではシオマネキと二回りほど小型のハクセンシオマネキの2種類しかいない。ハクセンシオマネキは砂泥質の干潟に棲むので同じところで見ることはない。
有明海沿岸では殻ごと砕いて塩漬けにし食用にされる。「がん漬」「がね漬」と呼ばれている。
関連動画
関連商品
関連項目
リンク
- シオマネキ(スナガニ科) - 佐賀県庁
- 3
- 0pt