シンフォギアライブとは、「戦姫絶唱シンフォギア」の世界が、ほんのひととき、適合者達の前に顕現する空間のことである。
概要
「戦姫絶唱シンフォギア」シリーズのTVアニメ放映終了から3ヶ月~半年ほど後に開催されるライブイベントである。
「歌」を全ての中心におく本作にとって、このライブはある意味各シリーズ集大成の場とも言える。原作・音楽Pの上松範康が「シンフォギアは『ライブを到着点とするアニメ』を作りたいという気持ちで企画が始まった」※1とインタビューに語ったことからもこの事がわかる。
劇中でアツい歌を披露するキャスト達が集結し、作中で歌われた曲・キャラソンCDやBD/DVDの特典CDに収録された曲を中心に、全力の力で全開のステージを繰り広げる。その全力度合いは、キャストの中に「ライブであの曲を唄うからジムへ通う」「ライブのために特別な歌のレッスンを始める」者まで現れる※2ほどである。
元々出演者全員が人気・歌唱力とも非常に優れたメンバーばかりな上、劇中で歌われるElements Garden他制作のクオリティの高い楽曲を上述したような熱さで絶唱することにより、深夜枠のアニメオンリーとしては異例なほどの大人気イベントに成長した。その競争率たるや優先予約シリアルナンバー付の円盤の売上が跳ね上がり、そのシリアルナンバーを用いてさえもチケットを入手できないことがあるほどである。
また、楽曲だけでなく、途中に挟まれるバラエティパートや各出演者のMC、アンコール時の「特報」も必見。
ライブグッズも物販に長蛇の列ができる上に売り切れが続出するため、毎回運営に対する改善要望が出るのもお約束。
※1: リスアニ! 2016 SEP. Vol. 26.1 p.060 エムオン・エンタテインメント
※2: リスアニ! 2016 SEP. Vol. 26.1 p.058 エムオン・エンタテインメント
シンフォギアライブ2012
- 2012年10月6日、Zepp DiverCity (TOKYO)にて開催。
- 観客適合者数:約2,500人
- 出演者:悠木碧(立花響役)、水樹奈々(風鳴翼役)、高垣彩陽(雪音クリス役)、井口裕香(小日向未来役)、石川英郎(風鳴弦十郎役)[司会]※以下役名は初出演時のみ記載
- 影ナレ:風鳴翼(水樹)
「戦姫絶唱シンフォギア」放映後の記念すべき第1回目のライブ。タイトルに「2012」とつけたのは今後もこのライブが続くことを願ってとのこと。
「Synchrogazer」など1期曲のほとんどが歌われた。バラエティコーナーの賞品は作中に登場した「ぶどうノイズ」にかけて「桐箱入り超高級ブドウ」。出演者の1人が自分の持ち歌のタイトルを間違えたり、アンコール後に碧ちゃんが感極まって号泣するアクシデントが発生したのもこの回である。
予算の都合かこのライブの模様は記録映像すら残っておらず、出演者達からも「幻のライブ」と呼ばれている。もったいない・・・
SYMPHOGEAR LIVE 2012 イベントリポート(公式サイト)
シンフォギアライブ2013
- 2013年12月14日、幕張メッセイベントホールにて開催。
- 適合者数:約7,000人
- 出演者:悠木碧、水樹奈々、高垣彩陽、日笠陽子(マリア・カデンツァヴナ・イヴ役)、南條愛乃(月読調役)、茅野愛衣(暁切歌役)、井口裕香、井上喜久子(ナスターシャ教授役)[サプライズゲスト]、杉田智和(ウェル博士役)[司会]、石川英郎[司会]
- 影ナレ:月読調×暁切歌(南條×茅野)
第2期「戦姫絶唱シンフォギアG」放映後に開催された2回目のライブ。予算が増えたのかハコの大きさが一気に3倍に拡大。ただし男2人の衣装代は合わせて17,000円。
大人気曲「不死鳥のフランメ」をはじめ、2期曲のほとんどが歌われた。この回のバラエティコーナーにて、かの「武士ノイズ」が誕生することになる。賞品は金子語録「あったかいもの、どうぞ」にかけて「あつあつの高級お鍋セット」だった。
また、本編で多くの適合者のハートを撃ち抜いたクリス(高垣)の「ばぁーん☆」が生で披露されたのもこの回。
ライブの模様はBD/DVDに収録されて翌2014年7月30日に発売されている。
SYMPHOGEAR LIVE 2013 ライブレポート(公式サイト)
シンフォギアライブ2016
- 2016年2月27日・28日、日本武道館にて開催。
- 適合者数:約18,000人(2日間計)
- 出演者:悠木碧、水樹奈々、高垣彩陽、日笠陽子、南條愛乃、茅野愛衣、井口裕香、水瀬いのり(キャロル・マールス・ディーンハイム役)
- 影ナレ:ガリィ・トゥーマーン×ミカ・ジャウカーン(村瀬迪与×井澤詩織) ※両日とも。内容は1日目と2日目で変えている。
第3期「戦姫絶唱シンフォギアGX」放映後に開催された3回目のライブ。ついに武道館2daysにまで規模が拡大。にもかかわらず発表直後から「キャパが足りない」とか言われるのはどういうことだ。
シリーズを重ね楽曲数が増えたことにより、バラエティパートなしの3時間ガチライブが可能となり、「Exterminate」など3期の曲を中心に1期、2期の名曲も多く歌われた。セットリストは両日とも同じである。
高垣と水樹がその身を捨てる覚悟で放った絶笑-ダジャレ-の結果やいかに・・・?
3年半の経験を糧に座長として立派に成長した悠木碧の姿には一見の価値あり。
2日目アンコールで4期”&5期”の制作が発表され、フォニックゲインを爆発させた適合者達が「RADIANT FORCE」を装者とともに大合唱したことがTwitterなどで話題になった。
この他にもシンフォギアのアプリを開発中であることが発表されている。 → 戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED
2日目の模様がBD/DVDに収録されて2016年8月24日に発売抜剣ッ!!された。
「シンフォギアライブ2016」オフィシャルレポート!!(公式サイト)
余談(+後日談)
ライブの物販商品の中に武道館にかけた「ブドウ缶」なるグッズがラインアップされていた。(1個1,000円)
中身は「(ラバーキーホルダー全5種 or アクリルストラップ全8種)+コースター全8種のランダムセット」とのことだったため、適合係数の高いファンは多くのブドウ缶を購入し、お目当ての中身を入手しようと躍起になった。
しかし、メーカーからの出荷時に中身のランダム化がされていなかったらしく、ライブ当日に中身がカブりまくりとの報告が多数挙がる。このときは会場での対面販売だったため現地で突発の交換会などが行われていたようだが・・・
ライブから4ヶ月後の6月下旬に出荷された事後物販でも同様の事態が発生。
特にコースターのカブりは深刻で、「キャロルかぶった」「3つとも393だった」なら安いモノッ!!どころか「6ビッキーはないよorz」「7個全部クリスだった」「10個買ったら全部切ちゃん」といった悲報(?)がTwitterに続々とアップされることに。ランダムとは一体・・・
自主的にカラオケ兼交換会とかやれということですねわかります
シンフォギアライブ2018
- 2018年3月3日・4日、武蔵野の森 総合スポーツプラザ(メインアリーナ)にて開催。
- 適合者数:約20,000人(2日間計)
- 出演者:悠木碧、水樹奈々、高垣彩陽、日笠陽子、南條愛乃、茅野愛衣、井口裕香、寿美菜子(サンジェルマン役)、蒼井翔太(カリオストロ役)、日高里菜(プレラーティ役)
- 影ナレ:エルフナイン(久野美咲) ※両日とも。内容は1日目と2日目で変えている。
第4期「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」放映後に開催された4回目のライブ。前年12月にオープンしたばかりの新たな会場-IKUSABA-で、さらに規模を拡大して開催された。
今回も約3時間半のガチライブ、「TESTAMENT -Aufwachen Form-」など4期の曲を中心に2期、3期の名曲に加え、前回ライブ時に制作が発表され、前年にリリースされたスマホゲーム「戦姫絶唱シンフォギア XD UNLIMITED」で新たに録り下ろされた楽曲も歌われた。
今回は1日目と2日目でセットリストの曲順が変更された。司会枠以外で初の男性出演者となった蒼井翔太が完璧なまでの衣装と美声を披露し、他の錬金術師2人と共に大きな歓声が上がった。
また、1日目は響(悠木)ソロだった「花咲く勇気」を2日目は本編では実現しなかった響×サンジェルマン(悠木×寿)のサプライズデュエットで唄われ、会場の適合者達は感動に落涙した。
このデュエットはVer. Amalgamとして5期4話に逆輸入された。
今回は5期の制作が発表済みであることもあり、初日に5期の放送開始月、2日目に5期のタイトルが発表となった。この時あやひーが放った絶笑-ダジャレ-は5期2話にて早くも回収された。
「あーし達の魅力がいっぱい詰まった2日目の模様がBD/DVDに収録されて」「2018年8月29日に発売されたワケダ」
シンフォギアライブ2020
第5期「戦姫絶唱シンフォギアXV」放映後に開催される予定の5回目にして最後のライブ。
3万人を超えるキャパシティを誇るメットライフドームが会場とあって、今までよりはチケット争奪戦の倍率は下がるだろうと適合者達は安堵していた。しかしふたを開けてみれば先行抽選IDつきの円盤6巻の初動売上は驚異の32,000枚。(ちなみに5巻までの平均売上は13,000枚前後)予想を遙かに上回るこの数字に適合者達は戦慄したという。なぜ2daysにしなかったのか
1dayとはいえついに戦場-IKUSABA-はドームの大舞台へ。と喜びもつかの間、年初より全世界に蔓延した新型コロナウイルス感染症の余波を受け、奇跡を願う適合者達の願いも空しく開催延期が発表されてしまった。
シンフォギアライブ2020→2022
- 2022年11月20日、ベルーナドームにて開催。
- 適合者数:約28,000人
- 出演者:悠木碧、水樹奈々、日笠陽子、南條愛乃、茅野愛衣、井口裕香、水瀬いのり、寿美菜子[シークレットゲスト]
- 影ナレ:立花響×小日向未来(悠木×井口)
2020の延期公演。世界を覆う新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、「声出し禁止」即ちシンフォギア曲名物のコール&レスポンスを封じられた中での開催を強いられることとなった。
それでも2年の雌伏を耐えた適合者達は過去最大の会場-IKUSABA-を埋め尽くし、上松氏のツイートによればチケットを入手できず涙をのんだ適合者が参加者のさらに倍近くいたのだとか。だから何故2daysにしなかったのか
「METANOIA -Aufwachen Form-」など5期の曲を中心に過去曲、スマホゲームの曲も織り交ぜた約3時間半のボリュームとなった。クリス役の高垣彩陽は出産直後のため不参戦となったが、爆笑ビデオメッセージを寄せてベルーナドームを盛り上げた。誰も「がっクリッスー」なんて思ってないからね。
また、後半にはシークレットゲストとして寿美菜子が登場、適合者達を沸き立たせた。シンフォギアライブ2018から5期本編に逆輸入された「花咲く勇気 Ver. Amalgam」を悠木碧と、音源未発売XD収録曲「聖剣のレクイエム」を悠木・水瀬いのりと共に披露した。
アンコールにて「"新プロジェクト"始動決定」が発表された。金子氏曰く「あの時の約束、果たせるように頑張ります」とのこと。
ライブの模様はBD/DVDになって2023年6月14日発売予定。
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