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ジハーディ・ジョン（Jihadi John）とは、ISISのテロリストである。
概要
2015年1月に発生した、ISISによる日本人男性2名を人質にし、身代金を要求した事件において、イスラム国が公開した映像に出演したとされるナイフを持った全身黒装束の眠たそうな目つきの男性。
彼はビートルズのジョン・レノンからとったとされるジョンを名乗っており、それにイギリスのマスコミが聖戦の意味のジハーディを加えて、ジハーディ・ジョンと名づけた。
英語ができることから対外宣伝役であり、数々の脅迫映像や殺害映像に執行役として出演している。
また、イスラム国の中で「ビートルズ」と呼ばれるイギリス出身者で構成された4人組ユニットのリーダー格を勤めている。
2014年にアメリカ人とイギリス人を殺害したとして、アメリカやイギリス、カナダ政府などから手配されており、アメリカ政府から逮捕につながる情報に対して、1000万ドルの懸賞金が掛けられている。
2016年1月、ISはジハーディ・ジョンが死亡したと発表した。前年11月に米軍がドローンによる攻撃で死亡したとみられるとの発表を行っていた。[1]
素性
正体はMohammed Emwazi（モハメド・エムワジ。またはエンワジ）という20代後半のイギリス人男性。クウェートで生まれたエムワジは6歳の頃にロンドンに移住し、長じて大学を卒業した。出国時期は不明だが2013年頃と見られる。[2][3]
関連動画
関連項目
脚注
- *ISが「ジハーディ・ジョン」死亡を発表
2016.1.20 - *後藤氏殺害の「黒覆面男」。彼はなぜ「殺人鬼」になったのか - NewsPicks（2015年2月27日）
- *「ジハーディ・ジョン」ことモハメド・エムワジを知るための10の事実 - ハフィントンポスト（2015年2月27日）
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