スイッチバック とは
- 進行方向から反対方向に鋭角的に進行方向を転換する鉄道線路又は道路である。
スイッチバック設備と設備を走行する運転行為が、その対象になる。 - VOCALOID・UTAU系動画を投稿するうp主のユーザー名である。
本稿では、1.について記述する。2.についてはスイッチバック(ユーザー)を参照のこと。
概要
元々は山岳地帯を越える為に考え出されたもので、急斜面を昇降する為にジグザグに敷かれた軌道を走行する行為である。
何故このような方法を取るのかと言うと、鉄道や自動車は斜面の勾配が急な場合は特殊な方法を使わない限り、真っ直ぐ進む事が出来ない、斜め横に移動する事で勾配を緩やかにしながらしか進めない為である。
この方法を使って斜面を走行する場合、自動車ならば方向転換する折り返し地点でカーブを曲がれば済むのだが、列車の場合は自動車と比較にならないほど距離が長くなるのでスイッチバックという方法を使う。
どのような方法かというと、折り返し地点まで進んだ後に後退して進むというのを繰り返すのである。
昔は列車の馬力が弱い事や長大なトンネルを作る技術が無かったので多用されてたが、現在は技術の発達により使われなくなってる。また、スイッチバック自体が時間が掛かる為、新しい線路を作られて消えつつある。
なお、山岳地帯で無い平地でもスイッチバックが見られる。これは方向転換の意味合いが強い。
このタイプは「平地型スイッチバック」と言われる場合が多い。
なぜ山地で無いのに、この様な作りになったのかは理由が幾つかある。
- 別々に作られた2つの路線が統合された後、色々な事情があり跨って運用されるようになった。
- 既設の駅に乗り入れる為、線形がスイッチバックの形を取らざるえなくなった。
- 市街地に駅を作り鉄道を作ったが、更に延長する時に色々な事情がありスイッチバックの形になった。
ちなみに道路でもスイッチバックはある。この場合はカーブを作るだけの土地が無かった場所に作られる。
主なスイッチバック駅
スイッチバック駅
- 大平台駅(箱根登山鉄道鉄道線)
- 姨捨駅(篠ノ井線)
- 桑ノ原信号場(篠ノ井線)
- 二本木駅(信越本線)
- 出雲坂根駅(木次線)
- 坪尻駅(土讃線)
- 新改駅(土讃線)
- 立野駅(豊肥本線)
- 大畑駅(肥薩線)
- 真幸駅(肥薩線)
平地型スイッチバック駅
- 遠軽駅(石北本線)
- 十和田南駅(花輪線)
- 大曲駅(秋田新幹線)
- 会津若松駅(磐越西線)
- 柏駅(東武野田線)
- 飯能駅(西武池袋線)
- 藤沢駅(小田急江ノ島線)
- 富士山駅(富士急行大月線・河口湖線)
- 上市駅(富山地方鉄道本線)
- 早岐駅(佐世保線)
関連動画
スイッチバック
平地型スイッチバック
関連コミュニティ
関連項目
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