スピニング・ダンサー(The Spinning Dancer)とは、右回りにも左回りにも見えるダンサーの影という錯視の一種である。シルエット錯視とも。
概要
見る人や状況によって右回りにも、左回りにも見えるダンサーの回る映像。右脳派・左脳派がわかるとも言われることがあるが、科学的根拠はない。初出はWebデザイナーの茅原伸幸のFlash動画とされており、錯視研究で知られる北岡明佳にも紹介されている。
腕や脚・ポニーテールなど、各パーツごとに分けて見ると、それぞれに輪郭の線が描かれておらず、手前側を通過しているようにも見えれば、奥を通過しているようにも見える。このような曖昧さが錯視を作り出していると考えられている。
どちらか片方に回っているようにしか見えない人は、いったん映像から目を逸らすか目をつぶって、反対側に回っている様子をイメージして見直してみたり、映像を一時停止・逆再生してみたり、画面を上下反対にしてみたり、いったん映像がどっち向きに回っていたか長い時間をかけて忘れたりしてみると逆向きに見えることがある。
関連動画
関連項目
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