スーパー阿武隈ちゃんタイムとは、東京レッドソックス氏によるMMD艦これ紙芝居シリーズである。
概要
タイトル通り、一水戦旗艦として頑張る阿武隈の活躍(?)を描いた、MMD紙芝居のシリーズ。開始当初は日常回が多かったが、劇中の阿武隈の成長と共に、次第に大規模戦闘の描写も増えてきた。
また、番外として、艦娘達によるダンス動画(本来の意味であるMMD動画)も投稿されている。
「艦これゲームでも二次でも割と不遇な軽巡(一部除く)中でも地味と定評のある長良型から末っ子を主役に抜てきしました」(第1話投稿者コメより)とのことで、阿武隈のみならず、軽巡洋艦と、その軽巡洋艦が率いる水雷戦隊にスポットが当たる話が多い。
基本的には1話1本だが、何回か連作になっている話もある(第9話~11話の三水戦救出作戦編など)。また、それ以外でも前の話を見ていないと通じないネタや設定があるので、できる限り話の順に視聴するのをお勧めする。
ちなみに、本作の艦娘達は、軍艦だったとき(本人達曰く「軍艦時代」)の記憶を持っている。物語自体も、史実での艦や戦闘のエピソードを絡めていることが多い(あくまでも"多い"であり、史実では轟沈している艦も作戦に参加している時点でIF成分も多分に含んでいる)ため、知らなくても楽しめるが、知っていれば二度楽しめる。
余談だが、本作は非常にアングルに凝っており、それも本作の楽しみの一つである。
登場人物
ちなみに艦娘はそれぞれ寮生活をしている模様で、「軽巡寮」「重巡寮」という言葉が出ている。
なお、本作では一~四水戦がそれぞれ旗艦阿武隈、神通、川内、那珂で運用されている。六水戦は夕張の台詞に出てきたことがあり、彼女が旗艦と思われるが、五水戦は現時点では明言されていない(史実なら名取が旗艦だが)。また、他の鎮守府に出向している艦娘もいる。
- 阿武隈
長良型軽巡洋艦6番艦にして第一水雷戦隊旗艦。本作の主人公。当初は頼りないところもあったが、仲間や上司、部下にも恵まれ、次第に自信を深めていく。川内曰く「戦術眼と視野の広さは軽巡随一」。また、駆逐艦娘達にも上司部下というよりは先輩後輩のように慕われている(本人的には川内型姉妹や姉達のようにもう少し威厳が欲しいらしいが)。作戦においては、「全員生きて帰ること」を最優先とする。なお、胸部装甲の薄さにややコンプレックスがある模様で、「月刊バストアップ」なる雑誌を愛読している。後に改二となったが、やはり胸部装甲は薄いままである。
改二となって以降は、一水戦旗艦として、ときには戦艦や正規空母に指示を飛ばすこともあるほど自信が付いた。 - 由良
長良型軽巡洋艦4番艦。阿武隈の頼れるお姉さんで、寮の部屋も阿武隈と同室。"基本的には"穏やかで優しい。夕張と仲が良い(意味深)。那珂がドック入りした際に、以前勤めていた四水戦の旗艦に一時的に復帰するのだが……。
なお、本作では水雷戦隊旗艦以外の軽巡は基本的には艦隊護衛任務に付いている模様。 - 第六駆逐隊(暁・響・雷・電)
一水戦旗下で阿武隈の部下。四水戦救出作戦では阿武隈と共に救出部隊に参加する。なお、暁は後に改二となる。このとき、同時に響もヴェールヌイに改装したが、「これまで通り響と呼んで欲しい」とのこと。西方編でも阿武隈と共に出撃している。 - 第二一駆逐隊(初春・子日・若葉・初霜)
一水戦旗下で阿武隈の部下。本作では一番長く一水戦に所属しており、練度も高い。初霜は後に改二化する。 - 第一七駆逐隊(浦風・磯風・浜風・谷風)
新人基礎訓練の終了後、連携訓練のために一水戦に加わった。ハワイの敵泊地攻撃では陽炎型の航続距離を買われて阿武隈と同道するが、この時にはもう「六駆や二一駆とも遜色ない」と評価されている。 - 五十鈴
長良型軽巡洋艦2番艦。阿武隈にとって頼れるお姉さんその2。本編ではいつの間にか改二になっていた。寮では名取と同室。 - 川内
川内型軽巡洋艦1番艦。夜戦バカにして三水戦旗艦。こちらも改二済み。阿武隈とはいい意味でライバル関係であり、何気に最も阿武隈を評価している艦娘の一人。実力は神通が「夜戦では姉さんにかないません」と認めるレベル。ちなみに阿武隈が鎮守府に来るまでは川内が一水戦(当時は二一駆しかいなかった)を率いていた。大淀と対等に語り合えるレベルで謀略もいけるクチらしい(ニンジャだからね)。 - 第一一駆逐隊(吹雪・白雪・初雪・深雪)
三水戦旗下で川内の部下。料理対決時に二一駆と共に飛び入り参加した。また、白雪は木村提督を偲ぶ会に参加。 - 第一九駆逐隊(浦波)
三水戦旗下で川内の部下。34話で浦波のみ登場したが、他のメンバーはこの時点では未登場。 - 青葉
青葉型重巡洋艦1番艦。「青葉見ちゃいました」でお馴染み、安定のパパラッチ青葉である。その性質上、情報の扱いには慣れており、大淀に頼まれて鎮守府の艦娘達に対して根回し工作をしたこともある。また、取材用機材絡みで夕張に借りがあるらしく、クリスマス会ではダンスに引っ張り出されたりしており、本作での重巡勢では最も出番が多い一人。 - 長門
長門型戦艦1番艦。鎮守府の秘書艦であり、提督不在時は彼女が総指揮を執っている。また、戦場が遠距離になったときは、前線指揮官も担当する。本作は軽巡洋艦を話の主軸にして描かれることが多いためか、ながもん化はあまりしないようである。 - 金剛四姉妹(金剛・比叡・榛名・霧島)
料理コンテストに金剛が出場したときに、妹達はその応援で登場していた。比叡は後日、暁が改二になったときに第一次ソロモン海夜戦メンバー(長良・夕立・春雨。天津風は遠征で不在だった)と一緒にお祝いに来ていた。また、ハワイ攻撃時には比叡と霧島が、またその後のソロモン海戦には金剛と榛名が参加している。
西方編では金剛がリランカ泊地の指揮を執り、異国艦隊との合流と深海棲艦泊地の撃滅、さらに泊地撤収という難しい三面作戦をパーフェクトにこなした。さすがはおば「お姉さんデース!」 ちなみにこの作戦では参加した金剛、榛名は共にAGP装備だった。 - 北上
球磨型軽巡洋艦3番艦だが、既に重雷装巡洋艦で改二済み。阿武隈の天敵。飄々とつかみ所がないが、よく阿武隈を弄って楽しんでいる模様。阿武隈改二時には大井と共に甲標的の使い方をレクチャーした。 - 大井
球磨型軽巡洋艦4番艦。北上同様に既に改二済み。阿武隈の真の天敵で、北上とじゃれあっている(ように見えている)阿武隈によく絡んでいる。もっとも、実際には彼女の実力を認めている(そこは北上も同じ)。北上が絡まなければ頼りになる常識人である。 - 長良
長良型軽巡洋艦1番艦。長良型姉妹の長女。この鎮守府の軽巡では最初に着任したため、次々に来る新人に色々教えているうちに、育成担当のような立場になっている。阿武隈も鎮守府に来たばかりの頃は彼女にしごかれたのだが……。ちなみに寮では鬼怒と同室。 - 第七駆逐隊(朧・曙・漣・潮)
阿武隈が鎮守府に来た当初、曙と潮が彼女の教練の手伝いをした。現在は一航戦所属(らしい?) - 那珂
現在の四水戦旗艦。現在は改二になっているが、過去編ではまだ改二前である(川内、神通も同)。四水戦繋がりで由良と仲が良い。ちなみに、普段はアイドル那珂ちゃんだが、特に過去(史実)を悔いるような発言を聞くと本性が出るときがある。阿武隈が思うに『やっぱりあの姉たちの妹なんだなぁ』。 - 第二駆逐隊(村雨・夕立・春雨・五月雨)
四水戦所属の駆逐隊。夕立は改二済み。那珂の前に四水戦旗艦だった由良とも仲が良い。春雨・五月雨はたまにローテーションで白露・時雨で新生二七駆も組む。 - 第四駆逐隊(野分・嵐・萩風・舞風)
四水戦所属の駆逐隊。西方編でしれっと登場したため、その前に着任していた様子である。 - 名取
長良型軽巡洋艦3番艦。気弱だが胸が大きいため、阿武隈と熊野が由良と鈴谷に土下座させられる羽目になった(わけが判らないという方は第8話をどうぞ)。 - 赤城・加賀
一航戦の正規空母ペア。概ね、どちらも想像通りである。ちなみにここの赤城さんは、食事以外は綺麗な赤城さん。 - 鈴谷・熊野
最上型重巡洋艦の3・4番艦。クリスマス会の実行委員で、阿武隈達と一緒にダンスも踊った。
その後も熊野は、阿武隈ととある共通点があるためか、ちょくちょく物語に登場している。 - 夕張
夕張型軽巡洋艦1番艦。本編中で「私みたいな六水戦旗艦の~」という台詞から六水戦旗艦も勤めている様子だが、さらに艦娘の艤装も担当しているというか、そちらが本業と化している(本人曰く明石がメインで自分はサブ)。由良さんとはちょっといい仲(?)。 - 弥生・卯月
史実では夕張率いる第六水雷戦隊旗下の第三十駆逐隊メンバー。秋刀魚釣りの時に夕張と共に出撃していた。 - 龍驤・瑞鳳・大鳳
鎮守府に所属している空母艦娘。この3人がひとくくりで紹介されるということは、つまりそういうことである。ちなみに龍驤は改二済みで、瑞鳳は改の迷彩仕様になっている。
大鳳は後の西方編で登場。 - 大淀
提督が留守のときの事実上の秘書艦(本来の秘書艦が提督代理となるので)であり、また重要な通信処理を一手に引き受けている、鎮守府の頭脳ともいえる参謀格の艦娘。中々の策士でもある。だが、礼号組によると、素ではわりとはっちゃけるタイプらしい。 - 隼鷹
飛鷹型軽空母2番艦。改二済み。四水戦救出作戦の陽動部隊として龍驤、二水戦と共に出撃した。 - 神通
川内型軽巡洋艦2番艦にして華の二水戦旗艦。既に改二済み。配下に第一六、第一八の最新鋭駆逐隊を持っている。部下達からは鬼教官と恐れられており、阿武隈も「普段は大人しいが戦闘になると人が変わる」と評している。なお、名前は以前から出ていたが、実際に登場したのは四水戦救出作戦から。明言はないが、史実同様一五駆も指揮下。一八駆が一時機能不全になった際、陽炎は黒潮の隊(=一五駆)に一時編入された。 - 第一八駆逐隊(霞・霰・陽炎・不知火)
二水戦旗下で神通の部下。霞と不知火は史実で阿武隈指揮下の一水戦に身を置いたこともあり、特に霞は一水戦旗艦の継承者でもある(礼号作戦時)ため、阿武隈にも可愛がられている。後に霞も改二に改装。 - 第一六駆逐隊(初風・雪風・天津風・時津風)
二水戦旗下で神通の部下。 - 島風
所属は二水戦だが、阿武隈ともキスカ撤退作戦で同行した縁があり、ソロモン海海戦では「雷撃の得意な艦娘」として阿武隈の指揮下で活躍した。 - 鬼怒
長良型軽巡洋艦5番艦。阿武隈のすぐ上の姉だが、ちょうど本編開始時には他鎮守府にいたため、長らく出番がなかった。第12話でようやく登場。「四人もいる姉より一人しかいない妹の方が可愛いのは当然!」と言い切るシスコン(妹限定)であり、阿武隈にとっては由良と同じく頼りになる姉の一人。 - 那智・足柄・摩耶・多摩・木曾
それぞれ妙高型重巡洋艦2番艦と3番艦、高雄型重巡洋艦3番艦、球磨型軽巡洋艦2番艦と5番艦。阿武隈とは第5艦隊(通称:那智戦隊)の同僚で、那智が改二になったお祝いで集合した。このエピソード時点で那智・足柄・木曾は改二済みだったのだが、その後艦これでは摩耶と阿武隈にも改二が実装された。多摩ェ・・・。 - 提督
阿武隈達の指揮をとっている鎮守府司令官。女性提督。長らく艦娘達の話にでるだけだったが・・・。
実際に登場したのは第16話(正確には第15話ラスト)。
その正体は三笠提督。本人曰く海に出ることが出来ないイレギュラーな艦娘であり、その前身はかつての連合艦隊旗艦三笠。そのため、艦娘達のことは普通の軍人以上に理解しており、能力・個性を把握して的確に指示を出し、阿武隈を含む鎮守府の艦娘達も彼女に心酔している。ただ、逆に艦娘を兵器扱いする一部の軍上層部との折り合いは悪い模様。 - 明石
工作艦。本作では、工廠関係は夕張と明石の2人体制(明石がメインで夕張がサブ)で担当している模様。 - 阿賀野型姉妹(阿賀野・能代・矢矧・酒匂)
現時点であまり出番がない。酒匂はやはり姉達に甘やかされている模様。 - プリンツ・オイゲン
アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦3番艦。なぜか「ツンデレ」や「床ドン」という言葉を知っている。何かとビスマルクの世話を焼いているようだ。 - ビスマルク
ビスマルク級戦艦1番艦。普段はキリッとしているようで割とでかい暁な面も見せるが、戦闘では流石という活躍を見せる。ソロモン海海戦で、プリンツと共に一時的に阿武隈の指揮下に入って戦った。西方海域戦ではdreiになって登場。 - レーベリヒト・マース、マックス・シュルツ
それぞれZ1級1番艦と3番艦。本格的な登場シーンは欧州派遣艦隊の先導役として派遣された西方編となり、このときは夏服バージョンを披露している。 - 蒼龍・飛龍
二航戦。共に改二済み。一航戦と共にハワイ攻撃に参加。締める一航戦に対してムードメイカーな二航戦でバランスを取っている。 - 秋雲・夕雲・長波
史実ではキスカ撤退作戦参加組で、その関係で阿武隈の改二祝いに協力した。 - 朝霜・清霜
史実では礼号作戦参加組(再結成した最後の第二駆逐隊)。礼号組+那智+阿武隈というメンバーのクリスマスパーティに参加。 - 木村昌福提督を偲ぶ会(神通・鈴谷・白雪・阿武隈・霞)
史実で木村昌福提督に関わった艦娘たち。命日に当たる2月14日に供養航海を行った。
木村昌福提督の経歴は、神通艦長、鈴谷艦長、第三水雷戦隊司令官(白雪座乗)、第一水雷戦隊司令官(阿武隈・霞座乗)、第二水雷戦隊司令官(霞座乗)。 - 朝潮型姉妹(朝潮・大潮・満潮・荒潮・朝雲・山雲・霰)
霞が改二改装を直前に控えた時期に第一八駆逐隊が行っていた北方海域哨戒任務中、敵潜水艦による襲撃を受け、霞はその責任を感じていた。阿武隈や姉妹の励ましを受け、霞は立ち直った。 - 香取・鹿島
練習巡洋艦姉妹。基本的には香取が実地訓練、鹿島が座学の担当。2人の参加によって、長良がようやく新人教育艦の役目から解放された模様(そして長良のシゴキからようやく解放されたと思った新人達は、香取姉の愛の鞭に泣きべそをかいていた模様)。 - 秋津洲
西方編にて初登場の飛行艇母艦。二式大艇による超広域索敵を得意としている。なお、金剛からはアッシマー呼ばわりされている。 - 欧州派遣艦隊(リットリオ、ローマ、グラーフ・ツェッペリン、ザラ、ポーラ、リベッチオ)
欧州から日本に派遣されてきた艦隊。イタリア艦がほとんどだがグラーフがいるので混成部隊となっている(なおアクィラは艤装が間に合わなかったらしい)。合流目前で敵部隊に補足されるが……。 - 速吸
西方編にて初登場の補給艦。燃料・弾薬ともに切れかけていた欧州艦隊に洋上補給するため、金剛が連れてきた。 - 潜水艦隊(伊168・伊58・伊19・伊8・呂500)
第34話冒頭の演習で登場。というか、五十鈴の先制爆雷攻撃の見本にされてしまった。 - 大鯨
潜水艦隊旗艦、というより潜水艦達の保護者。龍鳳にはなっていない。 - 第二七駆逐隊(白露・時雨)
初期の人数不足により四水戦で活動中。第二駆逐隊(村雨・夕立・春雨・五月雨)と新生第二七駆逐隊(白露・時雨・春雨・五月雨)とローテーション運用しているが、たまに阿武隈とお茶会をする等の交流はある模様。時雨は本来の二七駆を早く編成したいとのことだが、白露は…。 - 第二四駆逐隊(海風・山風・江風・涼風)
本編では山風のみにスポットが当たったが、本編で取り上げられている時点で4人全員が鎮守府には在籍。なかなか馴染めない山風に、阿武隈と雷が…。
用語
- 軽巡会議
水雷戦隊の旗艦である軽巡洋艦が、伝達事項を共有するために開いている会議。毎回、天龍型・球磨型・長良型・川内型・阿賀野型の代表各1名の計5名が出席する形になっている(阿武隈が主人公な都合上、本編内では長良型の代表で阿武隈以外が出席しているシーンは描かれたことがないが、他の型は大体別の艦娘が出席している)。 - 月刊「バストアップ」
阿武隈が愛読している雑誌。ただ、効果は「…ご覧の通りです」(阿武隈談)
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