ダイジョーブ博士とは、『実況パワフルプロ野球』シリーズのサクセスモードに登場する(一応)体育科学者である。
概要
サクセスが初搭載されたパワプロ3から出演し続けているマッドサイエンティスト。「~デース」のような片言の日本語を話す人体改造マニアで、自称:スポーツ医学の権威。ちなみにドイツからやってきたらしい。人の記憶を消すのも朝飯前。
専用のBGMと全身を紫色の装束で覆った助手:ゲドーくん(版によってはいないときもある)と共に、突如現れては主人公へ医療相談を持ちかけてくる。ここで、プレイヤーは、病気治療、やる気向上、疲労回復、能力強化などを選択することができるが、能力強化の成功率だけは30%ほどと低い上に、失敗すると各能力レベルの大幅低下に加えて、怪我しやすくなったり、弱気になったりと、博打要素が高い。成功すると、線対称のように能力が大幅に強化されるため、博士との遭遇がサクセスで1番心躍る瞬間だと断言するファンも少なくない。
パワプロ2010では、強化したい能力値1ヶ所を任意で指定でき、成功率も高い「ちょっとだけ強くなりたい」が追加されたが、再診の可能性はほぼ皆無である。
基本的にはランダムイベントであり、出会いかたも道端で出会うといったシンプルなものから、自動販売機を改造して特製ジュースを飲んだ主人公を連れ去ったり、交通事故とみせかけて博士の研究所に連れてこられたりと奇をてらったものまで様々。出現時期もまちまちであり、始めてすぐにやってくることもあれば、最後の最後でやってくることもあり、プレイヤーを大いに悩ませてくれる。
初登場時(パワプロ3)では現在と見た目が異なり、眼鏡を掛けておらず髪色は白髪ではなくグレー、ハゲ頭ではあるものの波平ヘアーではなかった。現在の見た目に近づいたのはパワプロ4からである。また失敗時のセリフも微妙に異なっている。
また、パワプロ'99では武井田譲と名乗って冥球島で野球大会を開催したり、パワプロ8では選手としてチームに加入したり、パワプロ2011では武井田ジョーと名乗ってアンドロメダ学園高校野球部の監督に就任、超特訓と題したドーピング実験を行ったりしている。
ただし、2011アンドロメダ編に限っては、エンディングで「イワシの頭も信心から」と説いているように、これまでのシリーズよりもむちゃくちゃ度合は抑えめらしい。
決定版の戦国時代編でも蘭法医で「デ・ジャーヴ」として登場。
「大丈夫の護符」のアイテムがあれば会う確率が上がるが成功確率は変化しない。
専用のダイジョーブ博士のテーマも和風にアレンジされた。
2012ではユーザーフレンドリーを強く考えたため、手術失敗でもパワファームで登録したダイジョーブ手術経験者の選手の評価が高いと、能力が減らない薬を飲ませてくれたりする。
また失敗した場合もそのキャラを最後までプレイしてプロ入りさせるとダイジョーブ博士に経験値が入り、一定量でレベルアップして成功確率が若干上がるようになった。
2013では博士のSRをデッキに入れれば確率で手術をしてくれるようになる。
パワプロアプリでは育成時に博士が必ず登場する「ダイジョーブのメス」や手術が必ず成功する「ダイジョーブの成功手形」というアイテムを持ち込むことができ、アイテム2つを持ち込めば博士が必ず登場し、手術も必ず成功するという事が可能となっている。(ただし、アイテム持ち込み枠をすべて使ってしまう。)
パワポケシリーズでは彼の設定が掘り下げられており、ドイツ出身のユダヤ人であることや、元々はロケットの開発に携わっていた事、戦争が始まると同時に人体実験を初めたが「戦車より強い兵士を作れ」と上層部から命じられ、戦争に利用されるのに嫌気が差したことから逃亡したという重い過去が語られている。
「…全部、昔ノコトデス。」
ちなみに、名前の由来となったのは、アメリカに実在したフランク・ジョーブ医師(1925-2014)。日本では、村田兆治や桑田真澄らが肘を負傷した際に治療を担当したことで有名になった人物である。
「努力ナシニ生マレカワルトイウコトガドンナ痛ミヲトモナウカ・・・・・・
身ヲモッテ知ルガイイデース・・・!」
「神デモ悪魔デモ好キナ方デモ祈ルガイイデース!!」
ぎゃあああああ!!
「科学ノ進歩、発展ニ犠牲ハツキモノデース」
「あれ?俺こんなとこで何をやってたんだろ?何かひどいことされた気がするけど
家へ帰ろーっと。」
余談
パワプロシリーズのメーカーであるKONAMIの音楽ゲーム「リフレクビート VOLZZA」では、「ガッキー博士」というキャラが登場する。
口調がダイジョーブ博士によく似ているという話だが…?
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