「負けたらクズや!なんもない!」
ダイナソー竜崎とは「遊戯王」の登場人物。全国大会準優勝者として知られる関西弁のデュエリスト。茶髪のセミロングに前髪だけ違う色。深い帽子を被った鋭い目つきが特徴。
概要
当時、西日本代表として全国大会に出場。東日本代表のインセクター羽蛾と対決するも、低級モンスターを徹底強化する彼の戦法に敗れ去る。
作中では全国大会準優勝者としての肩書きを誇らしげに自慢しているが、その割には「とりあえず強いモンスターを出して置けばよい」という猪突猛進な戦法が目立つ。王国編ではなんと魔法・罠カードを一切使用していない。(アニメ版では真紅眼の黒竜の装備魔法「闇竜族の爪」を使用)
ダイナソーらしいパワフルな戦法と言えばそれまでだが、そのせいで羽蛾に惨敗し、孔雀舞のかませ犬に成り下がっている。(後のドーマ編ではそれなりの戦術を振るうまでに至っている。劇中での発言から察するに、おそらく努力したのであろう。)
恐竜族デッキを使用する事から「ダイナソー竜崎」という肩書きで呼ばれている訳だが、どのデュエルにおいてもドラゴン族が切り札である。(真紅眼の黒竜(王国編)、エビルナイトドラゴン(バトルシティ編)、タイラント・ドラゴン(ドーマ編))KCグランプリ編ではようやく恐竜族が切り札になった。(暗黒恐獣)しかし大した活躍を見せる事も無く、退場する事に・・・。
城之内克也の切り札として知られるカード「真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)」の元の持ち主でもある。曰く、全財産を叩いて手に入れた自慢の超レアカードとの事だが、王国編で城之内に「わいに勝てば真紅眼の黒竜をやる、わいが勝てば時の魔術師をもらう」とアンティ勝負を提案。勝利を目前に控えながら、欲に目が眩んだ提案が仇になり、逆に時の魔術師を使用されて敗北した。この時、城之内は「時の魔術師」を伏せていた事を忘れており、アンティを申し入れなければ勝っていた。シリーズ屈指のかませ犬であろう。
バトルシティ編ではエスパー絽場のインチキデュエルに負け、大した活躍もなく退場した。哀れ、ダイナソー竜崎。
なにかと小物臭の漂う彼だが、性格面では堂々としており、潔い面も多く見られる。王国編ではイカサマや小細工を用いる者が多い中で、正々堂々とデュエルした数少ない人物でもある。素人と見下していた城之内や、明らかに怪しい絽場に負けた際は、恨み言一ついわずに完敗を認めている。更に、二人に敗れた際にはアンティカードの真紅眼とエビルナイトドラゴン(アニメ版)を素直に譲っている。バトルシティ編では、敗れてもなお遊戯たちへのリベンジを誓っており、城之内に対してはわざわざ助言までしている。ゲーム版(GBA)ではデュエリストとしての筋を通した、より好印象なキャラクターとなっており、「綺麗な竜崎」と呼ばれる事もある。だが、アニメ版では性格がやや悪い方向に改変されてしまった。(後述)
アニメオリジナル展開
原作では羽蛾ともども早々に姿を消したが、アニメ「遊戯王デュエルモンスターズ」のオリジナルエピソード(ドーマ編)で復活し、準レギュラーキャラとなった。
羽蛾と共に一度魂を奪われたが、遊戯に救われ、その後しばらく遊戯たちと一緒に旅をする。遊戯がラフェールとの勝負に負け、AIBOを奪われた直後、ドーマの仲間に入りオレイカルコスの結界を扱うことに成功した。
竜崎が特に目立ったのは遊戯王DMの第160話~第162話で、竜崎VS城之内と羽蛾VS闇遊戯との戦いが並行して行われた際、真紅眼の黒竜のエピソードでスポットを浴びる。が、同じ話で羽蛾が闇遊戯に「ずっと俺のターン」で有名なバーサーカーソウルの被験者になってしまったことで、美味しいところを持っていかれてしまった。そのせいか、ニコニコ動画でもダイナソー竜崎のネタはいまひとつ伸びない。
上記のように、アニメ版遊戯王DMにおいてはインセクター羽蛾とほとんど「コンビ」扱いである(特にドーマ編)。なお、原作でもこの両者は全国大会の決勝を争い、初登場も同じ回だったり、因縁の深い組み合わせではある。
なお、このアニメ版オリジナルエピソードでは、原作の堂々とした性格から、落ちぶれた小悪党然とした性格に改変されており、城之内とのデュエルでは言い訳がましい言動に終始していた。記憶編では、羽蛾と共に遊戯の神のカードの強奪を企てるなど、デュエリストの風上にも置けない卑劣漢へと転落していた。
使用カード
関連動画
関連項目
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