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ダブルプレイ

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ダブルプレイとは、

野球における併殺（ゲッツー）のこと。　→　併殺
ゲームプレイにおいて、一人で二人分の操作を行うこと。本項で記述。

概要

二人プレイが可能なゲーム自体は多い。しかし、対戦や協力プレイが重視されていないゲームでは、実際に二人プレイをする機会が得にくい傾向にある。特にアーケードゲームでその傾向は顕著である。

そこで、彼らは思いついたのである。一人で二人分プレイしてしまえばいいと。

ただし、ゲームの多くは、片手でプレイすることが想定されておらず、ダブルプレイをする場合は、ほぼ確実に仕方なく 片手でプレイすることになる。そのため、操作のためには工夫とかなりの慣れが必要である。また、アーケードゲームの場合は、二人分のプレイ料金が必要になる。
ダブルプレイは敷居も難易度も高いためか、ダブルプレイ動画には「スーパープレイ」「人間やめましたシリーズ」などのタグがつけられることが多い。

音ゲーのダブルプレイ事情

KONAMIの音ゲー「beatmania」は、ひとりで二人分のプレイをするプレイヤーの存在をスタッフが知ったことがきっかけで、以降のバージョンでダブルプレイを「ゲームの仕様として」正式に実装したという逸話がある。

beatmania(IIDX含む)、Dance Dance Revolutionでは明確に1人用としてダブルプレイ譜面が作られており、通常「ダブルプレイ」(DP)といえばこちらを指す。スコアや段位認定もシングルプレイとダブルプレイが別々に記録される。プレイスタイルの選択で「上級者向け」と明記されているほど、ある程度の敷居の高さが設けられている。

1人分のプレイ料金でダブルプレイを遊べる筐体設定はDDRでは古くから実装されていたが、beatmaniaIIDXでも12作目のHAPPY SKY以降この設定が追加。さらに「DP FLIP」(1P側と2P側の譜面入れ替え)というダブルプレイ専用のオプションが13作目 DistorteDで増設されたり、モバイル版の公式サイトではダブルプレイに関するコラムが執筆されたりするなど、ダブルプレイヤーを取り巻く情勢も変化しつつある。19 Lincleでは「I LOVE DP」の通り、「今作追加譜面でDP ANOTHERが設けられた」曲のみで構成されたコースが存在。IIDXの段位認定では当時は各段位が3曲構成だったが、copulaからSPと同じように7級・6級が設けられ、各段位が4曲構成となった。

インターネットランキングなどで和尚プレイ（2人プレイでDPをする）といった問題点もあり、公正さの観点からKACでの開催がなかったり、tricoroのイベント「店舗対抗IIDXの乱」では決戦大会レギュレーション変更でDPが対象から外れるなど、DP プレイヤーには不遇が続いていたが、2017年のthe 6th KACでは遂に公式大会でDP部門が設けられ、ようやく認められたといえる。SINOBUZでは後にEXPERT コースで、DPの方が極端に難しい曲で構成した「DPER」コースが設けられたこともある。

TWIN MIX PLAY (TMP)

主にDDRにおいて、2人用の譜面(SINGLE×2もしくはCOUPLE 譜面)を1人でプレイすること。(公式の呼称ではない)
DDRのDOUBLE 譜面は、1人でプレイする都合上「8パネル中同時踏みは2枚まで」「パネル3枚分以上離れた同時踏みを置かない(身長によって足が届かない人もいるため。近年一部例外あり)」という制約が設けられている。TMPではこれを無視し「1P←&2P→同時踏み」「パネル4枚同時(2枚を足で踏み、2枚を手で押す)」などの矢印配置が出るため、柔軟性と身体能力に優れたプレイヤーがパフォーマンスとしてプレイすることがある。
YouTubeに投稿されているDDRのTMPの例
 普通の人は安易に真似しない方がよい。(足の長さ的な意味でトラウマになる恐れがある)

STGのダブルプレイ

STGのダブルプレイは昔からあったものの、アイテムが足りなくなったり敵が異常に硬くなったりと一人プレイに比べて圧倒的に不利な点が多いためダブルプレイを行うプレイヤーはごくわずかである。また、弾幕STGは基本的に一人プレイを前提として作られていると思われる節があり、自機を別々の場所に動かすスペースが通常のSTGに対して少ないこともあって機体を重ねる機会が多くなってしまうため非弾幕STGより映えない、という問題もある（無論どんなSTGであろうともダブルプレイの時点で通常のシングルプレイよりハイレベルな場合が大半なのであるが）。