チェンソーアートとは、伐採道具のチェンソーを用いておこなわれる彫刻である。
概要
発祥はアメリカやカナダと言われており、今ではヨーロッパやオーストラリア、日本でも盛んにおこなわれているエクストリーム・アートである。
木材や氷柱をチェンソーで豪快に削って作品を作るのだが、彫刻刀やノミなどを使っての彫刻とはくらべものにならないほど早く完成するのが特徴。チェンソーカービングとも呼ばれ、熟練の匠の手にかかれば細かい部分までしっかり表現することも可能である。
制作ツールのチェンソーは本来伐採道具であるため、当然ながら美術道具としての利用には適していない。どんなに軽いものでも2kgはあるはずなので、完成する頃にはムキムキマッチョメンになっていることだろう。芸術といえば文化系のイメージがつきまとうが、チェンソーアートにおいてはスポーツ要素も十二分にあると思う。
日本では城所ケイジさんという方がこの業界では有名で、2005年から2008年にかけて4年連続世界大会で優勝している。彼は、森林を育成するためなどでやむを得ず伐採された木を無駄にしないというコンセプトのもとでチェンソーアートに取り組んでいるとのこと。
なお、全日本チェンソーアート協会という団体が存在しており、チェンソーアートの普及やアーティスト同士の交流促進、大会やイベントの開催などをおこなっている。興味がある方は入会してみるのもよいかもしれないが、チェンソーを使用するため普通の彫刻よりもかなり危険度が高いことは間違いないので、適切な指導を受けたり十分な下調べをした上で挑戦していただきたい。
安全第一である。
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