フッ、いくら進化したと言えど、この至近距離からのボルテッカではひとたまりも……なにっ!?
概要
テッカマンランスとは、「宇宙の騎士テッカマンブレード」に登場する敵テッカマンの1人。
その正体はテッカマンブレード=後にDボゥイとなる相羽タカヤらが搭乗していた宇宙船アルゴス号の乗務員モロトフである。
演じている声優が小杉十郎太氏なので、声が無駄にダンディな事で知られる。
自らを完璧なテッカマンと称する自信家で、テッカマンブレードと同等かそれ以上の戦闘力を持つ。
しかし、ラダムに寄生されて洗脳される以前の描写は少なく、寄生前にDボウイらと特に親しかったような設定も無い。
その為、同僚のテッカマンエビル、アックス、ソードや、上司のオメガに比べると、ストーリー上の存在感は薄い。
ぶっちゃけいなくてもいい
しかし、人間を残虐な手段で殺したり、Dボウイの妹、相羽ミユキ=テッカマンレイピアを嬲り殺しにするなど、
ラダム化した人間の残虐性を強く表現したキャラクターであるとも言える。その役目は既にダガーが果たしてるけど
アックスが死亡、エビルが治療中という状況下、功を焦ってブレードが滞在するアラスカ基地を単騎で強襲するが、
Dボゥイはちょうど、自身の能力を大幅に強化するブラスター化の処置を受けている真っ最中だった。
しかも、スペースナイツや連合防衛軍に足止めを食っている間に、テッカマンブレードはブラスター化に成功してしまう。
ランスは当初、自分達以上に進化した完全なテッカマンの存在など有り得ないとタカを括っていたが、ブラスターテッカマンブレードの圧倒的な戦闘力に追い詰められる。
至近距離での必殺技ボルテッカで反撃を試みるが、ボルテッカもブラスターブレードには全く通用せず、哀れにもブラスターボルテッカによる反撃を受け、消滅した。
この死に様が、かませ犬のテンプレのようである事から、ブレード以上にブレード版ボルテッカの代名詞として扱われたり、巷では「テッカマセランス」と呼ばれる事もある。
だが、彼の「我ら以上の完全体など存在しない!」という台詞は確かにその通りであり、ブラスター化を異常なタイミングで発動してしまったDボゥイは……。
余談だが、このブラスターボルテッカのシーンのアフレコの際、Dボゥイ役の森川智之は絶叫しすぎてしまい、声だけでマイクがハウリングを起こして破損してしまったという。
また、スーパーロボット大戦シリーズに参戦した際にも、そのヘタレ振りは全く衰えることは無かった。
テッカマンレイピアの自爆に巻き込まれて死んだり(条件次第ではレイピアが生存する為、ランスだけ死ぬ)、
イベントで精神コマンドを発動したガウルン(フルメタル・パニック!のキャラ)に突っ込んで、ボコボコにされたり、
主人公機に乗った十歳の幼女(本来はサブパイロットであり正規パイロットではない)に撃退されるなど、
色々な意味で活躍し、愛すべきネタキャラとして親しまれている。
漫画版
漫画版でも、あまりキャラが掘り下げられる事は無かった為、専用ぺガスを持つ事以外、アニメ版との差異は殆ど無い。
しかし、最終決戦においては前世の記憶が蘇ったのか、ブラスター化したブレードの力をいち早く看破。
「何をしているセイバー!アックス!ボルテッカだ!」
「バカ!分からんのか!こいつはただのブレードではない!化け物だ!」
「ボルテッカ以外で倒せるものか!」
などと、油断した仲間たちに攻撃を促し、三人揃ってボルテッカを放つが、
やはりブラスターテッカマンブレードには全く通用せず、三人揃って返り討ちにされる羽目になった。
別に漫画版だからといってアニメ版よりもカッコよかったり、見せ場があったりするわけではない。
(なお、セイバーとは漫画版のみに登場するテッカマンセイバーの事である。アニメでいうテッカマンソードのポジションに相当するテッカマン。)
鬱クラッシャーズ
ふたば☆ちゃんねるの虹裏では、何故か漫画版を基にしたコラ画像が人気を集めている。
その為、ニコニコ動画でも鬱クラッシャーズの一員として知られている。
それらのコラ画像においては、テッカマンランスは残虐かつヘタレなラダムの生体兵器などではない。
同僚のテッカマンセイバー、テッカマンアックスと共に鬱展開をボルテッカで打ち砕く、名実共に宇宙の騎士である。
ただし、鬱クラッシャーズの中でも、彼は原作では噛ませキャラだったため、鬱クラッシャーズ内のオチ担当として扱われることも多い。
モロトフも、ラダムに寄生さえされなければ、本来はこのようないい男だったのかも知れない……
関連動画
関連コミュニティ
テッカマンランスに関するニコニコミュニティを紹介してください。
関連項目
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