ディスクライターとは、任天堂ディスクシステム用のディスクカードのデータを書き換える装置である。
概要
かつてデパートのおもちゃ売場などに設置されていて、手持ちのディスクカードを持って行くことで500円(「帰ってきたマリオブラザーズ」は400円)で別のゲームに書き換えすることができた。
ソフトパックと呼ばれるファミコンのROMカートリッジのような媒体から、データをコピーする形式である。
ディスクカードは通常の販売も行っていたが「帰ってきたマリオブラザーズ」や「きね子II」など、ディスクライターで書き換えることでしか手に入れられない、いわゆる「書き換え専用」のゲームも存在する。
モニターには常にマリオとルイージによるディスクシステムの解説デモが流れていて、デパートで母親の買い物待ちの間などに見ていた記憶がある人もいるのではないだろうか。
ディスクライターは1992年頃には店頭から撤去され、その後は任天堂にディスクカードを郵送や持込することで書き換えすることができたが、2003年9月に書き換えサービスも終了となった(機器の維持が困難になったためらしい)。
現存するのは任天堂本社に保管されている1台のみとされている。残りは書き換えの悪用を防ぐため、店頭から全て回収されプレス処理されたそうである。
「ファミコン20THアニバーサリーゲームミュージックDVD」という音楽DVDに特典として、ディスクライターのモニター上で流れていたデモと書き換え時の映像が収録されている。また映画「ゲームセンターCX THE MOVIE」では前述の現存する1台が撮影用に貸し出されており、本編中でその姿を拝むことができる。
関連動画
関連商品
関連項目
- 4
- 0pt