デイドラ単語

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デイドラ
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TES関連項目 帝国軍からのお知らせ
帝国は常に「The Elder Scrolls」関係の項を探している。
その気があるなら「TESシリーズの関連項目一覧」に行け。

デイドラ(Daedra)とは、ベセスダ・ソフトワークスRPGゲームThe Elder Scrollsシリーズに登場する存在である。

デイドラは複数形であり、単数形はデイドロス(Daedroth)。 [1]

エイドラAedra)と対になる存在として描かれている。

概要

闇のパドメイPadomay)の血から生まれた存在で、シリーズで具体的な記述がなされたのは「Morrowind」以降だが、存在自体は「Daggerfall」の頃からある。

デイドラはエルフの言葉で"祖先ではない"という意味だが、その理由は、の一柱であるロルカーンが新たなる次元(ムンダス)を創造するという計画を提案した際に参加しなかったため、エルフにつけられたとされている[2]

不死の存在であるため、体を滅ぼしてもは必ずオブリビオンに戻り復活してしまう。つまり全に殺すことは不可能である。また、自分たちとは異なり寿命や死の概念があるムンダスの住人のことを「Mortal(定命[じょうみょう]の者)」と呼び、自らのを付与したアーティファクトを与えたり、自らが支配するオブリビオンの領域に連れてくるなど、様々な形で関わっている。

タムリエルにおいては「魔族」という表現を用いる書籍などもあり、デイドラを崇拝するということは「悪魔崇拝」と同じものに扱われるため、デイドラ信仰は危険視されることが多い。そのため、デイドラ信者狩りを行っている宗教団体などもいる[3]

しかし闇のから生まれた存在にしては妙に人間くさいところがあり、中にはムンダスの者たちに好意的に接してくるデイドラもいることから、ある意味ではエイドラよりも身近な存在となっている。一部のタムリエル住民からは崇拝対となっており、ダンマー(ダークエルフ)のように自らの守護、先祖としている種族もいる。

オブリビオンについて

人間エルフたちのいる次元は「ムンダス」と呼ばれており、その外側にタマネギの皮のような感じでエイドラが住む次元「エセリウス」とデイドラが住む次元オブリビオン」が重なっている。デイドラの王と呼ばれる存在は、この次元オブリビオンの中に自分たちの間領域を作り、支配しているとされる。

デイドラはムンダスに対してたびたび干渉しているが、竜神アカトシュによってムンダスとオブリビオンの間には障(ヴェール)がられており、オブリビオンからの大きな侵攻は不可能とされている。

なお、定命の者でもオブリビオン次元に渡ったり住んだりすることは可だが、別にオブリビオンに住んだからといって必ずしも不死になれるわけではない。[4]

デイドラの王

デイドラの中でも極めて強大なを持つ存在は「Daedric Prince」(デイドラの王子 / デイドラの大公 / デイドラ)もしくは「Daedric Lord」(デイドラ・ロード / デイドラの王)などと呼ばれる。

それぞれがオブリビオン次元の中に自らが支配する間領域を持つといわれ、また自らの属を従えているという(メエルーンズ・デイゴンの場合はドレモラを、ハルメアス・モラの場合はシーカールーカーなどを自らの属としている)。ただ、自らのを持たない下級デイドラや野良デイドラもオブリビオンのあちこちにいるらしい。

アズラAzura
黄昏明けをるデイドラで、ノクターナルのとされている。支配領域は壮麗な園のムーシャドウMoonshadow)」で、「月影」「薔薇」「夜空女王」の異名を持つ。
ダンマーの信奉するデイドラの一柱で、デイドラの中でも例外的に本質が邪悪ではないとされている。自らに忠を尽くすダンマーに対しては好意的に接してくれ、知識・祝福加護を与えている。
……が、怒らせるとデイドラで一番怖いと伝承されている。が宿った武器(※ロルカーンがらみ)を使わないというめを古代エルフチャイマーが守っていた間は加護祝福を与えてきたが、後にチャイマーの組織トリビュナル(トライビュナル)がめを破って所持したことを知ると激怒し、チャイマーに呪いを与えてい肌のダンマーに変えてしまった。 [5]
ニコニコではなぜか人気で、アズラに関することが出ると「アズラ様ぁぁぁ」とアズラ弾幕が流れたり「バイアズーラ」とどっかのタマネギのようなことを喋り始めるユーザーがいるらしい。
■ボエシア(Boethiah)
詐欺・陰謀・秘密殺人・暗殺・反逆・不義な権の転覆・革命るデイドラの王。男説と女神説があるがどちらなのかは不明。支配領域は、や巨大な迷宮庭園が広がり裏切りや反逆が絶えず起こっている「スネークマウントSnake Mount)」。
マニュアルテンプレ、安定志向な者をもっとも嫌っており、逆に否定・拒否・反逆を示した者には賞賛を送る。その性質上、定命の者の従順と支配をるモラグ・バルとは敵対関係にある。
アズラと同様に、ダンマーがチャイマーの姿だった頃から加護を与えており、現在でもダンマーの崇拝対となっている。トリニマック捕食して排物からマラキャスを生み出したデイドラとも言われている。
■クラヴィカス・ヴァイル(Clavicus Vile)
契約、望みやの実現をる。元来が気まぐれな性格をしており退屈な人間は嫌い。支配領域はあるが名前はなく、腐敗したが吹く長閑かつ奇妙な田園が広がっているという。
ムンダスにおける彫像では、バルバスBarbas)というと共に描かれることが多い。バルバスは姿を自由に変えるシェイプシフターであり、このようなを持つのはデイドラだけであるためバルバスヴァイルの一部だとする説もある。[6]
Skyrim』ではこのバルバスが現界してスカイリムをうろついており、人との「仲直り」を取り持ってくれるようドヴァキンに頼んでくる。
ハルメアス・モラ(Hermaeus Mora
から読みとることによる、過去未来などの運命の流れをる。
また、知識や記憶を集めるデイドラでもある。
専用の記事あり → ハルメアス・モラ
■ハーシーン(Hircine)
狩猟るデイドラ。狩猟に関わる者や戦士たちからの信仰を受けている。
デイドラのスポーツとして狩猟定命の者を狩ること)を奨励しており、ムンダスにおける定命の者たちが行う狩りも楽しんで眺めている。狩り全般をっているため、狩人が獲物を狩るのも、逆に獲物が狩人返り討ちにするのも、どちらも楽しんでいる。支配領域は永遠の狩猟場「ハンティンググラウンド(Hunting Ground)」で、ハーシーン信者は死後ハンティンググラウンドに行き、そこでハーシーンと共に永久狩りじている。
TES3:Bloodmoon』にも登場しており、ネレヴァリンTES3主人公)と手合わせするにあたって自らのを制限して縛りプレイを課すなど、狩りに対するさなども持ち合わせている。しかしそのスポーツマンシップが自らの敗因となることもある。
ウェアウルフ、ウェアベアなど獣人化する病気を生み出した祖でもあり、これについては恩恵として受け入れている者たちもいるが、呪いとして忌み嫌っている者たちもいる。
■マラキャス(Maracath)
拒絶・追放された人々の後見人・守護者にして復讐者。支配領域はで覆われた「アッシュピットAshpit)」。
元はトリニマックというエイドラだったが、ボエシアの謀略によって捕食され、その排物の中から復讐心をもって生まれたといわれている。出自ゆえか対デイドラ兵器をよく作り出すことでも知られており、経緯もあって他のデイドラロード達からは上位の存在として認められていないが、デイドラの中では充分な強さを有している。
オークの信仰対であり、オーク一人一人の名前や顔を覚えているなどオークがすごすぎる神様ゆえに厳しく、『Skyrim』ではヘタレの族長に集落ごと呪いをかけ、新たな族長を選出した後にビシバシ鍛え上げるという(?)ならではの一面を見せる。
■メエルーンズ・デイゴン(Mehrunes Dagon
破壊・変化・革・革命・野望をり、四本腕の巨大な悪魔の姿で描かれる。地震洪水などの災害と関連付けられることが多い。支配領域は地獄そのものの「デッドランド(Deadland)」。ムンダスおよびタムリエルをたびたび脅かしているため、ムンダス住人から「悪しきデイドラ」として扱われているうちの一柱。自らの属としてドレモラを従えている。
その性質上、建設的なことが不得意な脳筋である。過去何度もタムリエルに現界しており、破壊の限りを尽くしてはその時代の者たちにボコられて送り返されている[7]
なお、破壊を好むため「悪しきデイドラ」として扱われているが、破壊からの再生、および破壊による変革もっているという側面があるため、絶対的な悪というわけではない。
■メファーラ(Mephala)
囁きの女」「運命の糸を操る」「蜘蛛」の異名を持つ。支配領域は恐怖や裏切りなど複数のエリアで構成される「スパイラルケインSpiral Skein)」。 [8]
ぼやかされた真実るとしてあまり知られていない。しかし、認識可な霊の中では最も強いうちの1つともされる。殺人虚偽セックスり、モラグトングをはじめとする複数の暗殺教団の設立に関わっている。一説によればボエシアがトリニマックに勝てたのは、メファーラが背後から致命傷を負わせたからだともされる。秘密の知識を集めることでも知られ、同じく知識(こちらは全ての)を集めるハルメアス・モラ兄弟(sibling)とされることもある。
人間には悪しきデイドラとされているが、ダンマー(およびチャイマー)に生きるための術として暗殺を教えた事から、ダンマー側では良きデイドラとして扱われている。また、ほかのデイドラの一部と異なり、定命のモノを単なる玩具として認識していない可性があると言われている。
メリディア(Meridia
生命の活っているらしいが、何をるかほとんど知られていない、タムリエルでは知名度が低いデイドラの王。
個別の記事あり → メリディア
■モラグ・バル(Molag Bal
支配・奴隷・謀略をるデイドラ。領土は荒大地コールドハーバーColdharbour)」。
メエルーンズ・デイゴンと同じく「悪しきデイドラ」の一柱。定命の者を支配し、隷属させようとする。
生と死をるアーケイに嫌がらせをするため、人間の姿に化けてネディックのを最初の吸血鬼に変えた。その際に行った手段から「強姦凌辱」もるといわれている。 [9]
実はモラググルンダ(Molag Grunda)という「」がいるが、デイドラにとって「」が何を意味するのかは不明である。モラグ・バルとの凄惨な儀式を生き延びた者は純血の吸血鬼となり、女は「コールドハーバー」と呼ばれる特別な存在となる。
デイゴンとはともにニルンへの侵攻を企むライバルであり、お互い妨しあっている。
ナミラ(Namira)
滅の女」の異名を持ち、古代の暗るデイドラ。悪霊・邪霊を従えており、蜘蛛ナメクジなどの一般的に不快とされる害虫使い魔とする。生と死をるアーケイ、および不浄を嫌うメリディアとは敵対関係にある。支配領域は亡霊が泣き叫ぶ「スキャトリンヴォイド(Scuttling Void)」。
罵られ、忌み嫌われることに喜びを見いだす生ドMだが、マラキャス同様に嫌われるものや虐げられるものを憐れむ慈悲のあるデイドラロードでもある。また、乞食に姿を変えてタムリエルしている時に定命の者が自分の正体に気づいてくれると喜んでしまう部分もある。 [10] [11]
ナミ信者平和的だが、暗く汚らわしい場所で暮らし、食人を行うため嫌われる。『Skyrim』のクエストでは薄暗い洞窟所となっており、アーケイの僧侶を誘い込んで殺した上にを食らうことを迫られる。またその「晩餐」には近隣ので見かけた顔が複数参加していたりする。
■ノクターナル(Nocturnal
と闇をるデイドラの王。別名は「女王」「影の魔女」など。アズラとされている。支配領域は「エバーグローム(Evergloam)」。
運をることから盗賊および盗賊ギルドの信仰対となっているが、信仰対のはずなのによく物を盗まれる。本人は割と物静かで穏やかな性格をしており、物を盗まれてもさほど怒らない。加えてデイドラではしく自分への信仰をめておらず、ノクターナルが自らの使徒として認しているのは契約を交わした衛士「ナイチンゲール」だけである。
ちなみに人間人がいたこともあり、他のデイドラロードとは定命の者に対する考え方が異なるらしい。 [12]
彼女に用いられる称号の1つにウルドラ(Ur-dra)というものがあり、これは「デイドラ王の中で最年長で最も強」であることを意味する。サイジック・[13]他にもナミラ、ハルメアス・モラがこの称号で呼ばれる。
■ペライトPeryite)
疫病、自然の秩序をる。別名「方(Taskmaster)」。細長いヘビのような体に手足とがついている姿で彫像が作られているが、ドラゴンではないらしい。支配領域はオブリビオンの最下層の秩序とも呼ばれる「ピッツ(Pits)」。彼はここでデイドラの体を構成する物質「クリエシア」がオブリビオン全体を傷つけないよう維持している。
悪疫をり、時来たりなば「祝福」と称して感染者を解き放ち、世界中に病を蔓延させようとする。信者く「膿のようなもの」であり、傷を癒す上で生じる必要不可欠な存在とのこと。最弱のデイドラと考えられているが、彼のす疫病はたびたびタムリエル歴史に大きなを与えている。[14]基本的に信者の面倒見はいいが、裏切者には容赦せず、首謀者もろとも信者を皆殺しにする事も厭わない。『Oblivion』では自分の信者の救出をクヴァッチの英雄(TES4主人公)に依頼しているが、『Skyrim』では信者のことをニルン中に伝染病をばらまくための病気袋ぐらいにしか思っていないなど、面倒見が良いのか悪いのか不明な存在。
■サングインSanguine)
バカ騒ぎ・楽・色欲・放蕩などの快楽るデイドラ。ときどき自らも定命の者の姿でタムリエルに現界して遊んでいたりする。支配領域は数万ともいわれ、『Skyrim』では「のように溢れる」が登場、大勢の人間と共に享楽の宴に耽っている様子が伺えた。
快楽っているため信者それなりにおり、タムリエルでは館など風俗業関係の店名としてよく使われる。しかしその一方でSanguine(陽気、楽天的、血の色、残な)の名前のとおり、殺傷・流血沙汰などから生まれる負の快楽っており、過去作においては暗殺関係の合言葉にも使われている。
シェオゴラス(Shegorath)
狂気る。領土は「シヴァリングアイルズ(the Shivering Isles)」。
彼自身の言動も信者の言動も色々とおかしい。
専用の記事あり → シェオゴラス
ヴァーミルナ(Vaermina)
悪夢の領域をるデイドラ。破壊のために破壊的でその手法は拷問的であるため「悪魔的な」デイドラの1人とされる。両肩からを生やした老婆の姿で描かれ、一説には魔術マグナスの「」とされる。支配領域はおぞましいの王「クァグマイヤ(Quagmire)」。
全ての定命の者は寝ている間は彼女下にあると言われ、定命の者に介入しては悪夢をもたらす。この為町ごと不眠と悪夢でうなされる事件も起き、住民は大いに苦しめられた。
一説によれば彼女定命の者記憶に飢えており、寝ている間にそれを収集しかわりに悪夢恐怖を残していくとされる。
なおヴァーミルナは誤訳で、本来は「ヴェールミナ(ヴェルミーナ)」である。

他のデイドラ王

ジャガラグジャガラク(Jyggalag)
秩序をるが第三紀ではほとんど知られていない。その正体は…。 → シェオゴラス」を参照

デイドラ?

■アイディール・マスター (Ideal Master)
SkyrimDLCDawnguard」に登場した、デイドラであるかどうかすら判らないとされる正体不明の存在。支配領域は(付呪や死霊術などのために)石で消費されたが送られてくる場所「ソウルケルンSoul Cairn)」。ちなみにソウルケルンは「BattleSpire」にも登場している。
"息をするように"ありとあらゆるを集めており、を対価としてムンダスの死霊術師たちに色んな物を提供する。しかしあまり正な取引を行うことはなく、大抵の死霊術師はより大きいものを得ようとしてアイディール・マスターに騙される。ドラゴンを騙して自らの領域から離れられないようにしたり、吸血鬼を騙して閉じ込めたりと極めて狡猾でずる賢い。

その他のデイドラ

デイドラの王子以外にもデイドラは存在し、デイドラの王子に使役されるものもいる。

イドロス(Daedroth)
二足歩行するワニ。本来デイドロスは種族名ではなくデイドラの単数形。ちなみにこのワニは「TES2:Daggerfall」にも登場しており、その際はLesser Daedra(下級デイドラ)となっていたらしい。
トロナックAtronach)
デイドラの王と従関係を結んでいない下級デイドラの一種。
Skyrimなどの公式日本語訳では「精霊」などと表記されているが、自然の化身ではなくオブリビオンに生息するデイドラであり、一般的に魔術師などが召喚するのはこちらの方である。召喚に関係なくムンダスにいる場合もある。
モラグ・バルのと駆け落ちするようなのもいるらしい(Morrowind)。
ドレモラ(Dremora)
メエルーンズ・デイゴンの領域デッドランドに生息するデイドラの戦士人間較的近い社会制度を持ち、階級や氏族といった概念を持つのが特色。デッドランドではデイゴンに仕えており、最上位はデイゴン直属の近衛兵であるヴァルキナズから最下位は一般雑兵のチャールまで、封建的な階級社会となっており、上位者は貴族位や領地も持つ。他の種族を見下す気質があるが、武勇を尊んでもいるので、定命の者であろうと強者あるいは勇敢な者には敬意を払い従う。「ESO」ではモラグ・バルに仕える氏族のドレモラが著した書籍が登場しており、召喚魔法に関して「呼びつけられた側」からの視点られている。
シーカーSeeker
ハルメアス・モラの領域アポクリファに生息するデイドラ。触手を生やしており地面から少し浮いている。プレイヤーが近づかなければ読書ばかりしている。
ルーカーlurker)
ハルメアス・モラの領域アポクリファに生息するデイドラ。大半魚人みたいな姿で、触手液を吐いて攻撃してくる。
スキャンプ(Scamp)
様々な場所に姿を現す下級デイドラだがデイゴン属。小柄でいわゆる小悪魔のようなものだが、は強く炎魔法も使うため、一般人には脅威である。
クランフィア(Clannfear
二足歩行するトリケラトプスのような姿をした恐竜のデイドラ。尻尾による攻撃や反射ダメージなど近接関係に強い。召喚可であるため召喚して使役するプレイヤーもいる。
スパイダー・デイドラ(Spider Daedra
メファーラの属であり、女性の上半身と蜘蛛の下半身を持つデイドラ。少数だが男性タイプも存在(「バトルスパイア」にのみ登場)。知は高いものの性格は悪辣で獰猛であり、召喚士の間でも使役する対としてはあまり好まれないらしい。戦闘では糸や子蜘蛛を使った戦術を好むが、「オブリビオン」では魔法も得意としていた。
ズィヴィライ(Xivilai
青色灰色の肌を持つ、まさに悪魔のような見たのデイドラ。特定は持たないが強者には従うらしく、デイゴンやモラグ・バルの軍勢に参加している。脳筋のドレモラと較した場合、こちらは武器のほかに攻撃魔法召喚魔法も駆使してくる万
ハンガー(Hunger)
ボエシア属であり、の好む「精の飢え」を表現するため文字通り恒常的に飢餓に苦しめられるように作られたデイドラ。飢えを少しでも満たそうと獲物を探し回る危険な存在だが、一方で特徴的な長い舌は錬金素材として、鋭いダンマーの伝統的なナイフ素材として知られている。
ウィングド・トワイライトWinged Twilight
アズラ属であり、蝙蝠を持つハーピーのような見たのデイドラ。「モロウィンド」や「ESO」等に登場。定命者とに落ちた個体も存在するが、その後の行動女子力(物理)を用いた新婚旅行(強制)と全にヤンデレのそれだった辺り彼女らもやはりデイドラである。モラグ・バルに仕える閥も存在し、上述のモラググルンダもこの種族。
ハンマン(Huntsman)
ハーシーン属。デイドラの中では定命者に非常によく似ており、ウェアウルフ変身できる者も存在する。毛皮のった狩人戦士魔術師で構成され、いくつかのグループに分かれて動物やデイドラ、時には同族に対する狩猟を行うことを生業としている。彼らの来歴は不明であるが、ハーシーンと死後の信徒の関係性から考えると…?
オーロラン(Auroran)
メリディア属。一見すると黄金を身にまとった戦士のようだがデイドラである。シロディールではアイレイドの遺跡に多く住んでいる。
ゴールデンセイント(Golden Saint)、ダークセデューサー(Dark Seducer)
シェオゴラス属。前者がシェオゴラスの面を表す聖騎士後者が闇の面を表す暗黒騎士という互いに対を為す存在のデイドラで、シヴァリングアイルズ内の見りや治安維持を行っている。ただし、両者は性格も正反対で、出会ってしまえば殺し合いを辞さないほど仲が悪い。プレーメルド事変(「ESO」)の際はゴールデンセイントはメリディア側、ダークセデューサーはモラグ・バル側に協していた。男女の区別はあるが全な女尊男卑社会で、男騎士女騎士よりもが低く見下されている。
オーダー(Order)
ジャガラグが率いる精鋭の戦闘集団。クリスタルのようなに身を包んだ「オーダーの騎士」や騎士魔法で援護する「オーダーの祭」などで構成される。シェオゴラスジャガラグに転身すると大量に出現し、シヴァリングアイルズをその無慈悲な行軍で底的に破壊していく。

悪しきデイドラ

大学もその意見に異論はないだろう。だが、アズラ復讐のせいで、どれだけの罪なき人々の命が奪われたかわかるか?

デイドラの前に々はだ。利用され、おだてられ、都合が悪ければ処分される。まるでチェスの駒だ。

ネラカー (Skyrim)

ヴェルカス、私はお前のことなど考えたことはなかったが

お前は自身の価値を十二分に明したのだ。お前はデイドラが祝福されたものより強であることを、ムンダスの造りし者たちに示したのだ

モラグ・バル [15]

ムンダスに対して行われる干渉のうち、殺・支配・侵略などといった、を及ぼす類いのデイドラは「悪しきデイドラ」と呼ばれる。

悪しきデイドラ扱いはムンダスの住人たちからの視点悪意をもって行っているか否かが基準になっているため、種族によっては良いと悪いの扱いが異なるようである。時には、デイドラ側に悪意がなかろうがムンダス住人にとって迷惑なこともある。

タムリエルではデイドラ崇拝は個人的なものや宗教団体として行うものがほとんどだが、種族として崇めているところもある。

ダンマーの場合は、アズラ、ボエシア、メファーラの三柱を「善きデイドラ」として崇めている。ボエシアは陰謀・転覆などをっており、メファーラなどもや裏切りなどをダンマーに暗殺を教えたである(しかしダンマーは生き残っていく術として暗殺を教えてもらったことを感謝している)。しかしマラキャス、メエルーンズ・デイゴン、モラグ・バル、シェオゴラスをまとめた「災厄の四柱」については嫌っている。[17] [18]

また、オークはマラキャスを種族の守護として崇めており、マラキャスもオーク護対としているが、オークたちの故郷であるオルシニウムの王ゴートウォグは、マラキャスとトリニマックを別物の存在とするを広げており、マラキャスのことをトリニマックの名をかたる偽りの存在としてしている。

ちなみに、当のデイドラ自体は、自らの行為については善悪の観念を持っていないと思われる。[19]

悪? 定命の者の考えそうなことだ。的のためにいる。さしあたって、バエルボーンからこの土地を引き離すことだな。

が命じれば的は変わる。良いも悪いもない。簡単なことだ

タクニム (The Elder Scrolls Online)
※「デイドラは悪じゃないのか?」と主人公に聞かれての返答

関連動画

関連項目

脚注

  1. *『オブリビオンについて』 (Skyrim Library ※個人サイト)exit
  2. *逆に、ロルカーンの計画に参加して、惑星ニルンや人間エルフなどの生物を作りだした々は、エルフによって後に"祖先"という意味のエイドラという総称がつけられた。
  3. *ゲーム中でもデイドラ装備フルセットだと襲われることがある
  4. *ただ、ハルメアス・モラの領域アポクリファに住むシーカーは元は定命の者であったとも言われており、ESOクエスト内容やSkyrimに登場したある存在の容姿・言動などから、定命の者の存在がデイドラに変質する可性は示唆されている。
  5. *トリビュナルの3人は、武器によって守られていたため、チャイマーの姿のままだった。
  6. *バルバスの悪しき真実』(ESO
  7. *Oblivion』ではタムリエル支配のため現界したが、マーティン・セプティムの捨て身のアカトシュ召喚により撃退され、オブリビオンに送り返された。
  8. *ロアマスターズ・アーカイブ:影のゆりかご (ESO)exit
  9. *『オプスカルス・ラマエ・バル』 (Skyrim Library ※個人サイト)exit
  10. *『物乞い王子』 (Skyrim Library ※個人サイト)exit
  11. *アレシアより前の時代は、アカトシュによる障られていなかったため、デイドラはタムリエルに降臨し放題だった。
  12. *『フローミルの詩(うた)』 (Skyrim Library ※個人サイト)exit
  13. *リラサの発言より(ESO Clockwork City)
  14. *タムリエルの人口を「半減」させたスラシアンペストや各地の都市文化を消滅させたナハテンインフルエンザへの関与が疑われている。
  15. *タヴィ・ドロミオヴェルカスとブーロル』より
  16. *『オブリビオンについて』 (Skyrim Library ※個人サイト)exit
  17. *アークメイジのシャリドールの発言より (ESO)
  18. *『災厄の』 (The Elder Scrolls Online)
  19. *例えば多くの定命者に善と考えられているアズラの場合、彼女概念のひとつは「予言」であることが知られている。つまり、それを用いた助言を行うことや忠告を無視した相手を呪うことは、定命者の価値観からすると矛盾した二面性と捉えられがちであるが、デイドラの価値観からすればどちらも「単にやりたいことをやっている」範疇であるとも考えられる。

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デイドラ

31 ななしのよっしん
2022/01/21(金) 18:12:11 ID: bYPN+rFwmj
いつも何かしらやらかしてくれてるからシナリオを盛り上げる存在としてはとても魅的なんだよな
平和が一番なのは確かだが残念ながらゲーム的には戦争災害混乱していた方が盛り上がるし辜の民も沢山死んでくれた方が楽しいから仕方ない
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32 ななしのよっしん
2022/05/15(日) 10:51:53 ID: 6+nzySTFOW
デイドラってオブリビオンやってたら人間世界を支配しようとする悪魔軍団って感じがしたが、実際にはいいもいるんやな。

これ考えたらウォーハンマーシリーズのケイオスは人間世界をただの遊びの場として支配しようとするからデイドラべたらマジやばいことがわかる・・。
殺戮のコーン」、策略のティーンチ」、欲望「スラーネッシュ」、腐敗の「ナーグル」のらが遊び感覚で人間世界戦争を仕掛けて愉しむとかもうね・・。
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33 ななしのよっしん
2022/10/05(水) 12:32:20 ID: u2erzAXu/z
モチーフ的には、キリスト教でいう悪魔だろうね
人間を及ぼすには、人間を誘惑しないといけない
また、ヤハウェと仲が悪いというだげで実は善良な存在も含まれているとこも共通モチーフ
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34 ななしのよっしん
2022/10/06(木) 14:28:55 ID: u2erzAXu/z
TES5のモラグバルは、支配と謀略をるだけあって誘惑が巧みだ

まずは、命の危機や物欲に訴えて誘惑し、あえて死んでも屈しないというと
殺さないで、ところでが敵が捕らえられて苦しんでる場所を知ってるぞと人助けを持ちかける
で、あっさり解放してから、ではそいつとの決着も見届けないか?と最後に誘惑

隙の生じぬ二段構え誘惑w
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35 ななしのよっしん
2022/11/03(木) 21:46:57 ID: 88avQdx2uA
5のバルクエじいさん救出して放置するのがマイブーム
PC(か次の獲物)が立ち会わない限り延々自分のでボエシアに祈られてると思えば多少は溜飲も下がる
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36 ななしのよっしん
2022/11/28(月) 03:37:08 ID: Twy3UFuEmF
アイディールマスター神話の時代にオブリビオンに領域を獲得するほど強になった元定命の死霊術師たち
デイドラではない
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37 ななしのよっしん
2022/12/01(木) 21:43:30 ID: u2erzAXu/z
ESOのデシャーンメインクエストって、要人物全員がボエシア加護を受けて数の罪なき民を巻き込んで殺し合う訳だよな
ボエシア様、あまりにボエシア様すぎるでしょ、ボエシア
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38 ななしのよっしん
2023/01/24(火) 20:35:41 ID: 88avQdx2uA
今更だがデイドラへの反感でシンディングに味方する人ってけっこう多いのな…
はハーシーン抜きにしても「盗人にして幼児殺人鬼がてめーの都合だけしゃべくってんじゃねーぞタコッ!」とばかりに生かしておけぬと判断したが
同化を強要されるクエストの構造はともかく、その手の衝動はほぼ全に抑え込んでる同胞団を見た後だけに尚更
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39 ななしのよっしん
2023/03/13(月) 01:40:34 ID: xcDLLlqGVV
ちなみに「デイドラ」という言葉はアルドマーでは「祖先ではない」という意味だが、ダンマーでは「より優れた祖先」という意味になるんだぜ!
ダンマーが祖先崇拝なのにデイドラを崇めているのはそういう理由だ!
👍
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40 ななしのよっしん
2023/03/13(月) 06:38:15 ID: u2erzAXu/z
スカイリムでは、非な事件を起こすデイドラもいるけどを亡ぼすような大事件はない
デイドラの関係者というだけで駆逐して回るステンダールの番人はやり過ぎに見えてしまう
しかし、ESOだと、多くのが存亡の危機にあり、そのかなり多くがデイドラの起こしたものである
危機から救う立場に立ってくれるデイドラアズラなど少数である
この辺りが、アカトシュ結界がある世界とない世界の違いなのかもしれない
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