デーモン・ハンドとは、TCG「デュエル・マスターズ」に登場するカードである。
能力
概要
初出は第1弾。レアリティはレア。
効果は相手のクリーチャーを1体破壊するという非常にシンプルかつ強力なもの。相手に選ばれないクリーチャー以外はほとんどの場合このカードで対処が可能。また、シールドから手札に加えるときにコストを踏み倒して発動できる「S(シールド)・トリガー」を持っており、これ1枚で状況が一変するという場面も少なくない。
デュエル・マスターズにおいて基本となるカード故に知名度は非常に高く、このカードを採用したデッキは数知れず。恐らく、初心者から上級者までの全てのプレイヤーはまず一度は使ったことがあるであろうカードである(もっとも、大会上位者クラスになると他のカードで相手をメタるため採用率はやや低め)。
第1弾での登場から数年間構築済みデッキに再録されたが、入っている枚数は1枚の場合が多く、シングルカード市場では高価なカードとして扱われていた。2006年3月に新規プレイヤー向けに基礎カードを多数再録した第18弾「ベスト・チャレンジャー」にも収録されたが、第1弾と同様に120枚収録の拡張パックのレアということでレートの高さはさほど変わらなかった。
しかしその後ハーフデッキ「グランド・デビル・フィニッシャー1/2」で2枚、スーパーデッキ・ゼロ「ヘヴン・オブ・ドラゴン」で4枚と構築済みデッキでの収録枚数が増えてからは値段も安定する。またそれ以降のデッキや再録パックの多くがこのカードを収録するようになり、初心者も手軽に入手することが可能となった。現時点でプロモを含め30回も再録されている。
このカードと「ナチュラル・トラップ」、「ホーリー・スパーク」はいずれも強力なS・トリガーとして「3大S・トリガー」と呼ばれていた。だが「ホーリー・スパーク」はほぼ上位互換の「スーパー・スパーク」や「DNA・スパーク」などの登場により居場所を失い、「ナチュラル・トラップ」も完全上位互換は出ていないものの「父なる大地」や「リーフストーム・トラップ」のような軽くて手打ちしやすい呪文の登場から使用率はかなり落ちている。対してこの「デーモン・ハンド」は初登場から10年以上経った今、「地獄門デス・ゲート」というライバルが登場したものの、完全上位互換が存在せず第一線で活躍している、デュエル・マスターズを象徴するカードの1枚であるといえる。
2015年からは新たなライバル「凶殺皇 デス・ハンズ」が登場し、一時期は厳しくなったものの、未だ象徴としての権威は保たれているようである。
フレーバーテキスト
- 誰もその手からは逃れられない。闇の力とはそれほどに強力なものなのだ。
- 漆黒の闇から現れたその腕は、命と共に希望をも刈り取っていく。
- 虚空から伸びる黒き手は、全てを闇へと誘う邪神の腕に他ならない。
- 相手にとっては悪魔の手でも、自分にとっては神の手だ。
- てめーには、最高の恐怖をくれてやるぜ! ――黒城
- 死神の気まぐれは、最高にして最悪のタイミングに訪れる。
- 闇より伸びる魔獣の手、その手からは何人たりとも逃れることはできない。
- 古より恐れられた、最強の黒き手。
- 古から恐れられている、悪魔の手。
- オマエにとっては悪魔の手、オレにとっては逆転の女神。
- 勝利のためであれば、ときに鬼の力も借りよ。
- 悪もまた力。
- ボクと滅びの誓いを交わすかい?
- 悪魔の力を借りるか、神の力を借りるか、それだけの違いだ。
- 悪魔の力も神の手の内に。
- 悪魔の手が差し伸べられる。(ファンキー・ナイトメアのことわざで「ラッキー」の意味)
- 口より先に手が出てしまう。
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関連項目
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