トンキンハウスとは、かつて東京書籍とそのグループ会社が使用していたコンピューターゲームのブランド名である。
概要
トンキンハウスとは、教科書出版最大手である東京書籍と、同社がゲームの開発・販売のために設立した子会社の東京書籍メディアファクトリーが使用していたコンピューターゲームのブランド名である。
ファミリーコンピュータに参入した当初は東京書籍名義で教育ソフトを販売していたが、ほどなく普通のゲームの販売に移行した。
ニコニコ動画ではスーパーファミコン版のイースIIIが悪い意味で有名ではあるが、トンキンハウスはそれ以前から日本ファルコムから権利を獲得し、コンパイルを開発会社に迎えてロマンシアや太陽の神殿 アステカIIのファミリーコンピュータ版を販売していた(ただし、イースシリーズのファミリーコンピュータ版はビクター音楽産業から発売されている)。コンパイルとはその後も組むことが多く、ガンナックなどのシューティングゲームを発売している。
ファミリーコンピュータ以外にも、ゲームボーイやPCエンジン、スーパーファミコン、セガサターン、プレイステーション、プレイステーション2に参入している。PCエンジンではゲームセンターCXでカットビ!宅配くんや竜の子ファイターが扱われるなど、珍ゲー奇ゲーが多いのは否定出来ないが、サイバーナイトのような意欲作があったことは忘れてはなるまい。
2004年12月2日に発売されたD→A:WHITEがトンキンハウスとしての最終作であり、現在では完全にゲーム事業から撤退している。なお、開発者の多くは5pb.Gameに移籍している。
作品一覧
- イース3
- いきなりミュージシャン
- 雨月奇譚
- けいさんゲーム
- サイバーナイト
- 黄昏のオード
- Lの季節
- ミッシングブルー
- 黒ノ十三
- ライトファンタジー
- ライトファンタジー2
- ライトファンタジー外伝 ニャニャンがニャン
関連項目
- パペパプー
- ゲーム
- ゲーム会社一覧
- 日本ファルコム - 同社のタイトルの家庭用ゲーム機への移植を行った。
- コンパイル - 開発会社として組むこと多し。
- アドバンスコミュニケーション - 開発会社。パペパプーの戦犯。
- 5pb. - ゲーム事業撤退後、ゲーム製作スタッフの多くが5pb.へ移籍した。
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