ドッキリとは、驚くこと。「ドキッ」「ドキドキ」「どきり」とすること。
またテレビ番組のコーナー「どっきりカメラ」から派生した「人を驚かせてそのリアクションを楽しむ企画」のことも指す。
概要
日常的に「心臓がドッキリする」のように使う場合には、突然の出来事に驚くことなどを意味する。
また「ドッキリを仕掛ける」と言った場合には「あらかじめ仕掛けを用意して、特定の人を驚かせて反応を楽しむこと」の意味で使われる。
このルーツとなったのは1969年~1970年に放送されていたテレビ番組「なんでもやりまショー」(日本テレビ)の後半コーナーであった「どっきりカメラ」に由来する。これは人にいたずらを仕掛けて、「どっきりカメラ」と書かれたプラカードを持って今までのいたずらのネタばらしを行うという企画であった。
これが好評であったため、後に単独番組として独立。日本テレビ以外の競合他局も模倣番組を始めたため「元祖どっきりカメラ」と改題し、1974年頃からは「木曜スペシャル」の名物企画の一つとして3ヶ月に一度の単発番組となり1989年まで放送された。
この「元祖どっきりカメラ」の他、「スターどっきり(秘)報告」(フジテレビ)など1970年代にはこのドッキリ番組が完全に定着。番組の名物企画としてドッキリを定期的に行う「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」(日本テレビ)、「めちゃ2イケてるッ!」(フジテレビ)、「ロンドンハーツ」(テレビ朝日)、「水曜日のダウンタウン」(TBSテレビ)なども存在する。
人を驚かせてその反応を楽しむというのは、罪悪感を感じるもののやはり楽しい行為である。そういう意味ではイタズラに似ているのかもしれない。ただし、何事にも限度というものがあるので、種明かしをした時に、お互いに笑えるレベルのドッキリを仕掛けよう。
言葉で伝えなくても、見ているだけで楽しめるのがドッキリのいい所であり、海外のドッキリ番組でも言葉が分からなくても楽しめるのが特徴である。時には、できれば仕掛けて欲しいぐらいにエロいドッキリもある。ドッキリ番組では有名人だけではなく、一般人もターゲットになりやすい。
日本でも、かつては一般人をターゲットにしたドッキリ番組が過去に多く存在したが、苦情を受けた今ではご法度になっている。
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