ドラゴンスレイヤー英雄伝説とは、日本ファルコムより発売されたRPGである。
概要
1989年12月10日にPC-8801版が最初に発売された。
英雄伝説シリーズの第一作目。
また、ドラゴンスレイヤーシリーズの第六作目という位置づけでもある。
イセルハーサと呼ばれる世界を舞台に、セリオス少年の活躍を描いた物語である。
続編に『ドラゴンスレイヤー英雄伝説II』があり同じ世界観を共有している事から、本作と「II」を合わせてイセルハーサ編とも呼ばれている。
ゲームはトップビューの視点でフィールドを移動し、敵にぶつかると戦闘が始まるシンボルエンカウント方式である。
ただし、ダンジョンを除いて通常フィールドでは敵の姿が見えておらず、あるアイテムを使う事で敵が見えるようになる。
ゲーム開始時は主人公のセリオス一人だが、物語が進むと仲間が増え、最大四人パーティーになる。
戦闘は敵と対面した画面で、コマンドを選択して戦闘を進めるターン制である。設定でオートバトルにも出来る。
パソコン移植作
Windowsが普及する以前のパソコン移植作一覧。
X68000版のみエス・ピー・エスから発売。それ以外はファルコムから発売。
発売日 | 機種 | 備考 |
1990年4月20日 | PC-9801 | |
1990年6月8日 | FM-TOWNS | |
1990年8月7日 | MSX2 | BGMはPSGとFM音源に対応。最終ボス戦のBGMが追加 |
1993年1月8日 | X68000 | エス・ピー・エスより発売 |
Windows版
いくつかの追加要素を加え、『新 英雄伝説』として1997年4月25日にファルコムより発売。
尚、現在はソースネクスト社より廉価版パッケージが販売されている。
主な追加・変更点
家庭用ゲーム機移植作
家庭用ゲーム機への移植作は様々なメーカーから発売されている。
発売日 | 機種 | メーカー | 備考 |
1991年10月25日 | PCエンジン | ハドソン | OPやENDのCGが独自のものに差し替え。イベントシーンにボイスが入る。BGMが追加 |
1992年2月14日 | スーパーファミコン | エポック | 戦闘シーンに背景画が追加 |
1994年9月16日 | メガドライブ | セガ | |
1998年6月25日 | PS | GMF | 「I」と「II」を一つに纏めて発売。「I」の主な変更点:OPが簡略化、EDの後半が削除。一部の敵が削除 |
1998年9月23日 | サターン | GMF | ほぼPS版と同じ |
主な登場人物
- セリオス
本作の主人公である少年。一国の王子だが、父親である国王が10年前にモンスターの襲撃で死亡し、今は王城から離れた場所で暮らしている。
真面目そうな少年だが、勉強をサボってスライムをいじめて遊ぶというワンパクな面も持つ。 - リュナン
セリオスが敵に捕らえられていた所を助けにきた男。
パーティーメンバーでは最年長で周りから頼りにされている。 - ロー
遊び人の男だが魔法を得意とし、それに己の存在価値を見出している。
調子のいい性格で、仲間になる際セリオスのレベルによって態度が変わる。 - ゲイル
鉱山で強制労働させられていたが、セリオスにそこから助けられてから仲間となる男。
ローとは気が合わないようだ。 - ソニア
セリオスたちに協力し、仲間となる女性。
魔法が得意で、少々押しの強い性格をしている。
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関連項目
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