ドラ爆(ドラ爆弾)とは、麻雀に於ける玄人技の一種であるが、転じてドラが大量に有る様を指す言葉である。
玄人技に於けるドラ爆
基本は積み込み。
例えば裏ドラに一萬を仕込んでおいて、二萬の暗刻を含む手役で立直を掛けて和了れば、例えリーのみでも裏ドラが3枚乗るので、子のロン和了りで40符1飜1300点・ツモっても30符2飜2000点の筈が満貫になる。
極端に積み込む場合、ドラ・槓ドラとその裏に一萬を仕込み、二萬を暗槓した上で和了れば、槓した時点でドラ8。
リーチを掛けて和了ればドラ16で数え役満。
物理的な限界としては、赤4枚入りで表ドラ・裏ドラが四萬、槓ドラ4枚が全部四索、槓裏4枚が全て四筒だとした場合、五萬の暗槓・五索の暗槓・五筒の暗槓・あと一個二筒辺りで暗槓を作って七筒の裸単騎で立直を掛ける。
和了れればドラ44だが、それ以前に四槓子で普通に役満なので、青天井ルールで打つ場合以外にやる意味は無い。
この場合はツモ和了りだった場合「リーチ・ツモ・タンヤオ・対々・三色同刻・ドラ44」で90符51飜になるのかな? 一発だったら52飜、ロンだと100符50飜……だと思う。
実はドラ爆は「縦につながった牌(2筒、3筒や南、西等なんでもOK)を特定の2~3箇所に置く」「自分の積んだ山から配牌を取り始める」という条件さえ満たせば(出目の運任せではあるが)「サイコロを操れなくても」「親じゃなくても」実行可能な低難易度かつ凶悪な積み込みであり、雀聖阿佐田哲也氏は著書のなかで「ドラ爆があるから」配牌取りはサイコロ1回振りではなく2回振りでやりなさい、と記述するほどだったりする。
あなたが万が一轟盲牌の使い手であるというなら表ドラ・槓ドラ4枚に中が4枚全部入っていて、白の明槓1個・暗槓3個・雀頭白でドラ72を叩き出すというのも可能かもしれないが、もちろん普通の人には真似できないので、やめておいた方が無難。
どうしても……と言うのであれば、ドンジャラ・もしくは咲牌等のシルク印刷牌を用意して、ドラを中にしておけばOKだが、勿体無いので個人的にはお勧めできない。
現代に於けるドラ爆
基本は運。
例えば一筒を明槓した際に槓ドラが九筒だとドラ4、一筒を暗槓した後に立直を掛けて和了り、裏にも九筒が1枚あればドラ8だが、基本的に槓ドラ・裏ドラ・槓裏が乗る保証は無いので、「乗ればラッキー」「乗らなきゃ仕方ない」「他家のドラを増やしたらアンラッキー」「表ドラ・槓ドラ・裏ドラ・槓裏でドラが乗りまくった相手に槓した本人が振り込んだら自業自得」と思うより他無い。
MJ4で言うなら「もろのりだー!」と言う感じだが、MJの場合、風牌がドラの場合は槓ドラにも同じ牌が出てくる事が多々有るので、表ドラを槓したらドラ8とかと言う話は良くある。
ドラ12以上の和了りで貰える「龍を掴みし者」の称号が多々見られるのが良い例かと。
あと、何故か立直を掛けて「あと1飜で満貫」「トップから満貫・跳満直撃で逆転」等と言う場合、何故か裏ドラが乗ったりする不思議。
ついでにラス親で逃げ切る為に立直を掛けると、切った牌が何故か他家の当たり牌だったりする。
しかも何処を切っても当たられる、ふしぎ!
麻雀漫画に於けるドラ爆
基本は3つある。
1つは先述の玄人技によるドラ爆を駆使したもの。しかしそこは漫画なので、相手の玄人にバレないよう一風変わった技を駆使していたり、最悪雀荘ごと敵の回し者で雀荘の卓等に仕掛けが施されてたりする。
先述の通り、中がドラ表示牌なら轟盲牌を駆使すれば簡単にドラ爆を仕掛けることが可能。現実には難しい轟盲牌も漫画のキャラなら難しくない。ただしこれはドラ表示牌依存なので後述の天運を持ったキャラである必要もあるかもしれない。
もう1つは生まれ持った天運や能力により、ダイソンの掃除機のごとくドラを寄せ集める能力を持ったキャラがいる場合であり、その場合超高確率でそのキャラはドラ爆マシーンと化す。逆にその場合他の相手は必然的にドラが使えないので大抵の場合その相手はフルボッコ・・・とはいかない。漫画である以上、そのキャラがドラ爆能力を持っているなら、必然他の対戦相手も何らかの能力を持っている場合が多いからである。
もちろんかませ犬キャラ相手の場合は話が別だが。
最後の1つは作者のつご・・・おや、誰か来たようだ・・・
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