ドルドレイとは、SEGAから発売されている「電脳戦機バーチャロン・オラトリオタングラム」に
登場する機動兵器・バーチャロイドの内の一機種である。
「動く壁」そして対『ライデン』用決戦兵器のVR
「超重装甲突撃型機体」と銘打たれた本機は、その外見から解る通り、第1世代型VRの「HBV-10 “ドルカス”」のコンセプトを発展的に継承した機体である。
ただし開発はドルカスを作ったMV-03ではなくTV-02であり、ドルカス改造機をRNAに提供していたのもTV-02であることを考えると、ドルカスがDN社解体の混乱期に流出したものと思われる。
最大の特徴は、驚異的な防御性能。
機体自体の重装甲に高出力のVコンバーターから形成される強固なVアーマーが合わさる事で、グリス・ボックの攻撃が通用しないどころか、ライデンの一般設定(最高出力)のレーザーすら耐え切るほど。
そのため、複数のドルドレイによる突撃戦法は強力で、初陣である第5プラント「デッドリー・ダッドリー(DD-05)」の操業権を巡る最終戦「サイクリック・ハープーン」作戦では、その独特な武装と相まってDNA側の戦線を蹂躙し、崩壊させていった。
まさか巨大ロボットが自分で塹壕を掘ってそこに隠れ、侵入してきたバーチャロイドをゲリラ戦で各個撃破するなど特に無能に定評のあるDNAの上層部は予測し得なかった。これでDNAの虎の子、第二世代型
ライデンがボロクソにされ、オラタン時代の兵士の一種のトラウマ、そしてRNAの頼れるメイン盾となっている。
後に、ドルドレイとグリス・ボック(というかボック系)はVOX系列に統一され、本機のコンセプトは「VOX-Bob」に受け継がれている。
TV-02の不運とその後
第三世代機VOX系列になぜドルドレイのコンセプトが受け継がれたのか?
・・・そうなったのはTV-02とSM-06の関係の悪化が原因。ライセンス契約を結んだのはいいが、対等なビジネスパートナー関係を取りたかったTV-02に対しSM-06はいわゆる『上から目線』的な対応しか取らずTV-02を
「自力でVRを開発出来ない量産プラント風情が対等を要求するとは分不相応」と突き放していた。
(テムジンのフレーム使ってアファームドを作った事は完全に棚上げだった。「上が使えって言うから使った」が彼らの主張)
これにTV-02の経営幹部達は猛抗議・・・した事がきっかけでSM-06はRNAにTV-02の制圧を依頼し鹵獲した。
TV-02の経営幹部達は「まともに交渉できない相手に喧嘩を売った」事に気付いてプラントから逃亡。
行き着く先はFR-08陣営、それもMV-03しかなかった。DU-01・RP-07はFR-08直轄、しかもドルドレイ開発でRNA側に付いたので両プラントではFR-08に引き渡されるのは必定、とはいえMV-03にもそのまま亡命できる訳ではなかったので「勝手にドルカスを持って行った『お詫び』として」ドルドレイの全データを持ち出して交渉材料とした。
MV-03も「ちゃんと詫びを入れた」として亡命を受け入れた。
ゲームとして
アファームドとはまた違う、肉弾戦向きのガチムチ怪獣(アッー!もあるよ♪)
鈍器や火炎弾を射出して攻撃する点ではドルカスに似ているが、その実は全くの別物。
基本的な機動性はライデンより劣り、ゲーム中でも最低クラスである。
だが、やはり特筆すべきは設定通りなその重装甲と強固なV-アーマーであろう。 特にVアーマーの固いVer5.2では
遠距離でライデンの立ちCWを跳ね返したり、グリスボックの攻撃をことごとく弾くほどの性能であった。
ただしVer.5.66では近接攻撃に対しての防御力が大きく下がっているほか、Vアーマーを削ってくる攻撃が増えたことやノックバック・ダウンのしにくさが仇となって大ダメージを喰らう場面も増えてしまった。
代名詞とも言える「特攻」(前ダッシュLW及び前ダッシュCWの突撃)は誘導こそしないものの、旋回が可能なため「あらぬ方向に突撃 → 旋回 → “アッー!”」が可能。また、これらを移動に使用することで、上記の機動性の低さを補える。
さらには重量級らしく射撃武装も充実しており、特に右ターボRW射撃の通称「バーナー」は敵機の装甲を文字通り一瞬で溶かす高火力を誇る。他にも高誘導かつ障害物を貫通するLWのドリル、左ターボRWのクロー射出(敵機を掴むことで機動性を低下させる)、敵をスタンさせてしまうCWのリングレーザーなどの搦め手を備えており、持ち前の打たれ強さと合わせて射撃戦でもしぶとく一発を狙い続けることができる。
特殊行動はスタートボタンを2回押すことで発動する“巨大化”。ムクムクと機体が膨らみ、だいたい5倍ぐらいの大きさになる。
もともと高い防御力が更に増大するほか、足で踏みつけるなどのムチャクチャな攻撃が可能になるが入力から巨大化完了まで隙が大きく当たり判定も増大するため、あまり使い道がない。加えて、巨大化完了前に相手の攻撃を受けると即座に元の大きさに戻る。。。(´・ ω ・`)ショボーン
(ちなみに、巨大ドルドレイvsサイファー・MS形態の対戦は、さながら怪獣映画の様相である)
他にもドルカスから継承した「メガスピンドリル」や、しゃがみモーション中に右ターボCWというコマンドで出る通称「裂破」といった独特の技を持つ。さらには「相手の後ろから右ターボCW近接を出すと敵を放り投げる」とか「残りHP1%未満で勝利すると穴を掘って地面にもぐる」といった面白いモーションがある。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 0
- 0pt