ニワカ雨ニモ負ケズとは、NICO Touches the Wallsの13枚目のシングルである。2013年7月10日にKi/oon Musicよりリリース。オリコンチャート最高順位は13位。
概要
作詞:光村龍哉、対馬祥太郎
作曲:光村龍哉
編曲:NICO Touches the Walls、Hajime Okano
テレビ東京系列アニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の第13期オープニングテーマとして、第527話(2013年4月4日)から第552話(同年9月26日)に掛けて使用された。
NICO Touches the WallsとNARUTOのタイアップは、第6期エンディング「Broken Youth」・第8期「Diver」に次いで3度目となる。
対馬祥太郎氏の初作詞曲であり、タイトルも考案している。対馬氏はNARUTOの大ファンであり、この曲が使われた時期のストーリー展開とリンクした歌詞も散見される。作詞作業はまず対馬氏がデモ段階で光村龍哉氏が歌っていたサビを取り入れて1番の歌詞を書き、光村氏がそれを替え歌にして2番を書くといった感じに進んでいったらしい。抜けのいい痛快なサウンドと、諺が含まれた言葉遊びや韻を踏んだフレーズが特徴。
天気繋がりなのか、カップリングはMISIAの『陽の当たる場所』のカバーとなっている。
オープニング・アニメーションの演出は、Flashを用いて作画をする所謂WEB系アニメーターとして知られるyamaこと山下清悟氏が絵コンテ・演出を手掛けており、作画作業から撮影まで殆どの工程がパソコンのデジタル上で行われ、ほぼペーパーレスでの作業になったという。
制作にはyamaを筆頭にWEB系アニメーターが多数名を連ねている他、実写の動きを打ち出すロトスコープも用いられている。
内容は、五影のキャラクター性と穢土転生されたうちはマダラとの決戦、仮面の男に立ち向かうナルト、九尾こと九喇嘛とナルトの和解が描かれており、山下氏がこれまで手掛けてきた第20期エンディング「バイマイサイド」や『新世界より』第1期エンディング「割れたリンゴ」などでも用いられた被写体を浮かび上がらせるモノクロな世界観、灯篭や千羽鶴、短冊を吊るした笹などの多数のメタファーも見て取れる。
コンピレーションアルバム「NARUTO SUPER SOUNDS」付属ブックレット掲載のコメント内で、山下氏は「何かを見ている時に“よく似た別の何か”を連想してしまうことがよくあります。このOPには動物、機械、黒い短冊など、概念や印象を視覚化したイメージをたくさん入れてあります。意味を考えるより先に、印象がリンクする感覚が伝わっていたら素敵です」 と語っている。
中でも灯篭というモチーフは第38期エンディング「ピノとアメリ」でも登場している。
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