パンをふんだ娘~♪
パンをふんだ娘~♪
パンをふんだ罪で~♪
パンをふんだ娘とは、アンデルセン童話である。
概要
おそらく1970年代ごろNHKが放送した「こどもにんぎょう劇場」であり、現在でも「ハーメルンの笛吹き」や「機関車やえもん」などでよくみる影絵風の人形劇なのだが、このパンをふんだ娘はあまり再放送はされていない。なぜならこのアニメを見たことがある1990年代までの皆様はもうよくおわかりのことだろう。
大まかなあらすじ
ある村にインゲルと言う少女がいた。彼女の性格は高飛車でわがままであった。虫をいじめたり、貧乏な母親よりも奉公先の家族に住み着くくらいにわがままも拍子がかかった
ある日インゲルの奉公先の婦人からパンを渡され里帰りをするインゲル。
しかし、その道中雨上がりでできた大きな水溜りがあった。
服を汚したくなかった彼女は夫人からもらったパンを水溜りに放り込んで踏んでわたろうとする。
そのときパンはインゲルごと水溜りに沈み彼女は二度と地上に戻ることはできなくなった。
地獄におちたインゲルはパン一斤なんかでなんで地獄におちなきゃならんのかと全く反省の色を出さなかったが、事情を知った一人の女の子が「インゲルが天国に行きますように」と片時も無く死ぬまで神にお願いをしていた。それを知ったインゲルは一人の少女の祈りに涙を流し、神様はインゲルを小鳥にして蘇らせた。
インゲルの罪
前半の描写から勘違いされがちだが、インゲルが地獄に落ちたのは親不孝や性格の悪さからではない。
「神様に背いた」の歌詞のとおり、インゲルは神の肉と同一視されるパンを踏んだことで神の怒りを買ったために罰を受けたのである。
インゲルの母親に何の救済も無かったり、パンが水底で足枷のように働いたりするのはこのため。
この童話は西洋の宗教的価値観に基づいているため、日本人の価値観で見ると首をかしげたくなるような部分がいくつか出てくる(神様がインゲルを人間ではなく小鳥として蘇らせたことなど)。
興味のある人はそのあたりについて調べてみるのも面白いだろう。
歌
なんといってもインパクトというか頭にこびりついてると言おうか、先述の歌が頭に残っている人は数多くいる・・・ハズ。
2000年代になるとオープニング主題歌はカットされ普通のBGMに変更された。何故・・・
関連動画
関連項目
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