『ファーストサムライ』(The First Samurai)は、1991年11月に英VIVIDIMAGE社が開発した、Amiga用のマルチスクロールアクションゲーム。1992年にはAtari STやコモドール64、PC/AT互換機などに移植された。日本では1993年7月2日にケムコ(KEMCO コトブキシステム)より、スーパーファミコン用ソフトとして発売されている。
トム・クルーズ主演の映画『ラストサムライ』とは全く関係ない。
同じ名前の競走馬についてはウィキペディアに任せよう。面倒だし。→Wikipedia解説 ファーストサムライ(競走馬)
概要
『ファーストサムライ』の制作・開発は上記の通り英国VIVID IMAGE社。当時よくあった(現在では定着した感がある)、「あきらかに間違った、西洋から見た日本(文化)」を前面に押し出したマルチスクロールアクションゲーム。
日本での発売は1993年(平成5年)7月、『ボンバザル』等の「海外産奇ゲー」の日本ローカライズ移植に定評のあるケムコ(コトブキシステム)による。意外に操作性などは悪くなく、普通にゲームとして破綻なく成立している。
世界観以外は。
日本国内では本作のみだが、欧州では1994年に続編に当たる『The Second Samurai』がAmigaで発売され、後に欧州版 MEGA DRIVEにも移植されている。
パッケージイラストのマッスル濃度の濃さに始まり、上半身裸の「サムライ」(主人公の名前 侍にあらず)が演歌調BGMの流れる世界でモンスターと戦い、腕という斬新な体力ゲージを減らされ武器の刀を失うと「OH No!My sword!」再び刀を装備すると「My sword!」、敵を倒すたびに「ジャン!」(オケヒ音)、アイテムボックスを破壊しアイテムを取ると「ハレルヤ」が流れるなど、事実をありのまま記述しても精神の健全度が疑われてしまうような世界観が魅力。ゆえに「バカゲー」「奇ゲー」として取り扱われる。
設定は「西暦1730年の日本」だがステージの背景には月が2つ浮いており、ここが地球ではない、異世界であることを匂わせる。異世界であるのが日本人としては限りなく救われる思いである。どうか異世界であってくれ。
後のステージで未来行きの列車やエレベーターを使い、現代(1999年)や未来(2245年)へタイムスリップする。
前述の通りBGMは演歌調ポップスめいたものであり、日本国内では城みちる氏の歌うCDが発売された。
「知る人ぞ知る」といった扱いが長く続いたが、2009年1月に放映されたTV番組『ゲームセンターCX』第74回(2009年放映第1回)で取り上げられ、一躍有名になった。 [番組レポート]
2021年7月23日には、Amiga版がSteamで配信された。
関連動画
ファーストサムライのストーリーを解説するOPムービー。病んでいる。
城みちる先生による熱唱。歌詞で笑わなかったところにプロフェッショナルの実力を見て取れる。CDは非常に流通量が少ない。
プレイ動画
RTA
BGM集
二次創作
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武器レプリカなど
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関連項目
- ケムコ
- クソゲー / バカゲー
- ゲームのタイトル一覧
関連リンク
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