だって、僕は『自分を信じている』もん。
自分を信じて『夢』を追い続けていれば、
概要
藤田和日郎の漫画「からくりサーカス」に登場するキャラクターの一人で、機械技術を用いて強化された『しろがねO』を作り上げた、しろがねOの司令官である。通称『三解のフェイスレス』。
自動人形の構造に深く精通しており、一瞬であらゆる機械を『分解』する事ができ、手に仕込んだ溶解液であらゆるものを『溶解』する事が出来る。
作中では、機械化改造を施されたしろがねO以外での「生身で自動人形を破壊した」数少ないしろがねの一人であり、現代の錬金術師。
以下、ネタバレ。
「白金、ディーン・メーストル、才賀貞義、フェイスレス指令。全員、同じ人間。君らにゾナハ病と災厄をばら撒いた男だよーん!」
「からくりサーカス」における全ての事件の原因となった男であり、黒幕でありラスボス。
200年間恋した女性に振られ続けた、後ろ向きな方向に行動力のあるダメ人間。
物語の開始より約200年前、好きな女の子をイケメン兄さんに寝取られた(少なくともフェイスレス視点では)可哀想なイケメン弟が絶望のあまりヤケになって世界最悪の病気をばら撒いた後、「今度こそ好きな子とラブチュッチュするぞ」と意気込み、自身が錬金術の集大成として作り上げた『柔らかい石』から精製された万病の霊薬『生命の水』を用いて生まれ変わったのが彼、フェイスレスである。
初恋の人にそっくりな2人目の想い人に振られても諦めず、今度はその2人目の想い人の娘に自分が愛されるような計画を80年近くかけて練りながらストーカーし続けていた、天才的な頭脳を持った馬鹿である。
彼の信念は上記の『DREAMS COME TRUE』であり、世界最凶のドリカム発言をした事は有名。
好きな人に愛されたいという一心だけで世界を滅ぼし、その後は好きな人と2人だけで新世界のアダムとイブになればラブラブじゃね?という発想をする、そのあまりにダメ人間な思考が、筆者を含む様々なダメ人間の共感を呼んだとか、呼んでいないとか…。ここを読んでいるそこの貴方、好きな人が出来たからって絶対に彼の真似をしちゃ駄目ですよ。一部には現代を風刺した悪役の最高峰の一つと言われる事もある。
「からくりサーカス」は彼の一生涯を描き、彼の死によって終わりをを迎えた物語であるため、「からくりサーカス」の4人目の主人公と言われる事もある(最終巻のカーテンコールにて、勝、鳴海、エレオノールと一緒に描かれており、彼ら3人の主人公に並ぶ人物として描かれた事からもそれが感じ取れる)。
ちなみに彼が黒幕であることは登場当初から既に決まっており、初登場シーンから多くの伏線が張られている。
関連動画
関連項目
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