ブオーンとは、ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスターである。
概要
ドラゴンクエスト5に登場するボスにして、DQ5屈指の強敵。事前知識を持たずブオーンに挑み、玉砕したプレイヤーは数知れない。二本の角と翼と三つの目をつ、山より巨大な体躯をした魔獣。戦闘画面でその巨体が出現しながら、「ブオ~~~ン」というSEがかかるなど、そのインパクトは絶大である。
リメイク版では復活時のイベントになんとムービーが導入された。SFCでも巨大なモンスターが迫ってくるという描写がなされていたが、それ以上にド迫力のムービーであり、改めてその巨大さが伺えるようになった。PS2版では戦闘突入時にブオーンの周りをカメラが移動しながら写すという演出がなされている。
150年前に主人公の協力者(場合によっては義父)のルドマンの先祖ルドルフに封印されたが、封印の効果が切れて復活する。そして子孫のルドマンを狙って来るのだが、主人公が代わりに戦うハメになる。
青年期後半直後から挑む事ができるが、ナメてかかると余裕で全滅できる。一見、力押しで攻めて来るタイプかと思いきや、行動手段も多彩であるため、苦戦は必至である。倒すと最後の鍵が入手できる。
行動手段
- 打撃:基本攻撃力もかなり高い為、HPが低いキャラは一発で重症の危険あり。常に守備力を強化しておきたい。
- 激しい炎:全体攻撃。耐性装備とフバーハは必須と言える。
- いなづま:全体攻撃。SFCではデイン系、リメイク版ではイオ系。激しい炎よりはダメージは低いが、SFCリメイク両方で耐性装備がほとんど無いため軽減できない。
- スカラ:自分の守備力を上げてくる。ルカナンは一応有効だがたまにミスるので、凍てつく波動で無効化が効率的(凍てつく波動は天空の剣で代用できる)。
リメイク版では上記に加えて…
こちら側はさらにメンバーチェンジができない事が難易度に拍車をかけている。持久戦は不利なので可能ならば速攻でいきたい。
さらにリメイクではスクルトが弱体化しており(元々の守備力50%上昇→20%上昇)、一方でルカナンはそのような弱体化を受けていないため、2回重ね掛けしても元々の守備力には戻らない。重ね掛けする間にルカナンを連発され最低値にまで追い込まれかねない。
耐性面はほぼ素通しだが、唯一デイン系無効という珍しい部類の耐性持ちなことには注意。
ちなみに実はリメイクで微妙にステータスが変わっている(SFC版:HP4500、素早さ90→リメイク版:HP4700、素早さ75 その他は同じ)
ブオーンを倒すには
上記の通りメンバーチェンジができない為、戦闘に参加するメンバーが勝敗を分けると言っても過言ではない。
オススメメンバーは下記の通り。
- 主人公
強制的に戦闘参加。炎耐性を持つ防具(ドラゴンシールドやドラゴンメイル)を装備して臨もう。打撃、ベホマによる回復、バギクロスによる呪文攻撃を状況に応じて使っていこう。 - 男の子
ある程度の育成は必要だが、ベホマorベホマラーによる回復、ザオリクによる蘇生、フバーハによる耐性上昇、スクルトによる守備力増強、初期装備が天空の剣かつ低くない攻撃力と、攻撃から回復補助まで一手に引き受ける事ができる。主人公同様、炎耐性を持つ防具で臨もう。MPの残量には注意。 - スライムナイト
おそらく青年期前半からお世話になっているであろう仲間モンスターの鉄板。基本ステータスが高さから攻撃、ベホマにより回復魔法も行える。また貴重な雷系、イオ系攻撃の強耐性を持っており、主人公と同様の炎耐性防具も装備可能のため、安心して戦いに臨める。 - ゴーレム
同じく仲間モンスターの鉄板。素早さは低いものの、HPと攻撃力が高いので、打撃役及び壁役に適している。耐性は高いとは言えないので、装備で補強しよう。 - おどる宝石
最高レベルが低く(最高レベルは7)、基本ステータスも守備力以外高いとは言えず、装備の数も少ない、かしこさが最高レベルになっても20にならない(=命令を受け付けない)など良い所がないと思われがちだがそんなことはない。はぐれメタルに近い強耐性を持ち、守備力も上位に食い込む数値を持っている。かしこさを種ドーピングで補強する事が前提となるものの、壁役としては意外なまでの強さを発揮する。また唯一の攻撃呪文バギクロスがブオーンには有効なため、極めればおどる宝石一匹でブオーンを倒すことも可能(関連動画参照)。
縛りプレイにて
ニコニコ動画ではDQ5の縛りプレイ動画が数多く上がっているが、特にモンスター縛り系のプレイでは、ブオーンは本作きっての詰みポイントであると言える。というのも、ブオーン戦では主人公が強制的に戦闘参加な為、主人公が使えない縛りだと、ただでさえキツいブオーンを2人(PS2版以降だと3人)で相手にする必要がある。
リメイク版にてまさかのパーティ加入
5をリメイクしたPS2版、DS版では主人公に敗れたため力のほとんどを失い、力を取り戻すために「プオーン」として仲間になる。初期ステータスは大変低く(テーブルの使いまわしなこともあり、なんとスライム以下である)、レベルアップでもほとんどステータスが上がらないが、レベル60をこえたあたりからステータスが猛烈に上がり始め、99まで上げると最強モンスターの一角にまでなる。
ドラゴンクエスト10
Ver.3.4より登場。小島と間違えるほどの巨体。昼寝をしていた時に寝ぼけて息子のプオーンを飲み込んでしまったため、主人公に救出を依頼してくる。
そして彼の本領発揮はVer3.5。完全復活した竜神ナドラガの前に近づくことさえできず、もはや打つ手なしかと思われた時にプオーンの呼びかけに答え颯爽と登場。怪獣映画さながらの大バトルを繰り広げる。その際ナドラガからは「魔神族」と呼ばれていた。ナドラガ相手では分が悪く徐々に押され始めるが、それでも足止めの役目に十分に果たし、ナドラガ討伐に大きく貢献した。
外伝作品のブオーン
DQMシリーズではジョーカー2に出演。三枠の巨大モンスターとして登場し、原作と同じ迫力を以てプレイヤーに襲いかかる。ちなみにこの作品ではブオーンJr.という別バージョンも登場している(姿は同じである)。
モンスターバトルロードシリーズにも合体モンスターとして登場している。
関連動画
関連項目
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