プルメリア単語

この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任でお願いします。

ヴァイス・ブレイブが【グリンカムビの角笛】を吹いて元の世界に戻ろうとしていた頃、フレイヤの手により悪夢の世界スヴァルトアルフにフロージが連れ去りに成功する。
その後、夢の国から現実へと移動、ミズガルズのアスク王国へとたどり着いたプルメリアとスカビオサはその世界に以前来たことあるような既視感を抱く。
スヴァルトアルフの気高き黒妖精である自分が人間と関係あるわけがない否定していたものの、スヴァルトアルフにたどり着いたヴァイス・ブレイブと交戦した後に、幼い自分の泣く声が脳裏を過ぎったことをきっかけに自身が元々は人間であり、夢の蜜を飲んだことで妖精になった事実をフレイヤより聞かされる。

プルメリアは人間だった頃、父親が妻子に愛情を抱いておらず彼ら二人を捨て出ていき、そして母親も自分の幼子よりも愛する男との未来を選び、邪魔となった人間だった頃のプルメリアを井戸へと投げ落とした。泣き叫びながら母親呼ぶも戻っては来ず、死を待つしかなかった彼女は夢の国へと導かれる。
彼らは夢の国の花畑で遊び、フロージとフレイヤから夢の国の英雄になる為の夢の蜜を渡される。英雄となれば惨めで駄目な自分を怒る母親から褒めてもらえる、愛してもらえる、そう願いを込めて蜜を飲み『淫夢の』プルメリアへと姿を変える。

記憶を思い出したプルメリアはフレイヤの命令を聞き、ヴァイス・ブレイブに最期の戦いを挑むも敗れ、その命を落とす。
…が、フレイヤは自身の命を犠牲に同じく命を落としたスカビオサと共に蘇生。どうして自身の命を捨ててまで二人を生き返したのか分からないフレイヤであったが、彼女達は自身の夢の為に利用された子どもたちであったことと自身の夢は潰えて命も僅かであることを理由に彼女たちに自由に生きるようにフレイヤは促すも、二人は拒絶しフレイヤがまた命を吹き返す為の方法を探ることを決意する。

眠りについたフレイヤを見つめる二人の元に突如リーヴとスラシルが現れ……

『誰かに愛されたい』『誰かに必要とされたい』
そう語り、愛される夢に溺れるほうが人間は幸せと言う彼女の【淫夢】は彼女が淫らで好色なものを求めたからではなく、母親からの愛情を求めた結果なのだと思われる。