漫画・アニメ作品『ワンパンマン』の登場人物。テレビアニメ版の声は森川智之。
概要
暗黒盗賊団ダークマターの首領で、大きな一つ目が特徴的な宇宙人。占い師の予言を受けて地球に来襲し、超巨大空中要塞でA市を消滅させた。データブックの解説によると災害レベルは竜。
なおボロス関連の話は海人族の後の32撃目から始まるが、本人は36撃目で初登場する。
瞳は緑、肌は青、髪はピンクという派手な外見をしている。作中では鎧に身を包んだ状態→鎧を砕かれ本気を出した状態→メテオリックバースト状態、が登場する。
サイタマと激しい戦いを繰り広げたかに見えたが、ボロスの強烈な攻めも一切通用せず、最後はサイタマが作中初めて繰り出した必殺マジシリーズ『マジ殴り』によって再生能力を上回るダメージを受け敗北する。
その圧倒的な強さと風格、それでもサイタマには及ばなかったという最期から人気は高い。アニメ第1期では放送範囲の関係からラスボスを務め、最後にふさわしい派手なバトルを展開した。
戦闘能力
過酷な環境の星で生存競争を勝ち抜いてきたボロスの種族は宇宙でも随一の治癒能力を持ち、中でもボロスは身体機能、潜在エネルギー、治癒能力全てが優れているという。そのあまりの強さゆえ相手になる敵が誰一人いなくなり退屈していたところ、20年前ある占い師から「遠く離れた星に対等に戦える者がいる」との予言を受け、長い時間をかけて地球へとやってきた。
普段は「強大すぎる俺のパワーを封印する役目を持つ鎧」を装備し、腕がもげてもエネルギーを集中させれば元通りに再生するほどの再生能力を持つ。鎧と再生能力でこれまで全ての敵を一撃で倒してきたサイタマの攻撃に何度か耐え、サイタマにも「強いよ、お前は」と言われるが、決着後もサイタマの表情はさえず、ボロスも死に際「嘘だな。まるで歯が立たなかった、戦いにすらなっていなかった」と返す。実際ボロスは傷一つ与えられなかった。
それでもサイタマはジェノスに「結構強かったよ、過去一番の強さかも」と伝えている。
災害レベルは竜だが、ゲリュガンシュプによると「レベル竜なんてもんじゃないよ。10日もあれば地球全土を更地に出来るだろう」とのこと。
後に登場するガロウとはどちらが強いかでよく議論になるが、原作者ONE曰く「ガロウとボロスはどっちだろうな?前までは絶対ボロスの方が強かったけど、 今のガロウはもうほぼパーフェクト怪人みたいなところがあるんで。 わかんないですね。いい勝負・・・いい勝負するところで 接近戦だったらガロウの方が強いんじゃないかなとは思いますね。 接近戦ていうかパンチとかキックとか、そういうのはだいたい避けられるっていう。」
とのこと。
作中描写を見てもボロスは圧倒的なパワーや優れた再生能力、遠距離からのエネルギー攻撃などで戦うのに
対しガロウは優れた格闘能力をもって戦うため(手加減していたとはいえサイタマの攻撃を何度もいなしたりかわして見せた)一概にどちらが強いとも言い切れない。
必殺技
体内にある莫大なエネルギーの放出
「雑魚が触れれば骨すら残らない」波動だが、サイタマの服すら燃やせなかった。
メテオリックバースト
体内エネルギーの放出を推進力として、肉体の限界を超えた速度とパワーを引き出すボロスの切り札。その代償として無呼吸運動のように身体への負担が大きいため、決着を早めたい戦闘時のみ使うという。
だがサイタマには激しい乱打もほとんど防がれ、当たってもダメージにはならなかった。
村田版ではサイタマを月まで蹴り飛ばす展開が新たに挟まれるものの、やはりダメージには至らず。
崩星咆哮砲
全エネルギーを放つことで星の表面を消し飛ばす程の威力を持つ、ボロスのもう一つの切り札。
ボロスの奥の手と思われるが、サイタマの必殺マジシリーズ「マジ殴り」の衝撃波により霧散し、余波を受けたボロスは再生不能なほど損傷。「お前は強すぎた」の言葉を残し死亡する。
村田版ではこの技の代わりに、マジ殴りの余波が地球表面の雲を吹き飛ばす様子を見せた。
部下
ダークマターの最上位3戦士(+おまけ)。しかし3人の内2人はサイタマに一瞬で葬られている。
メルザルガルド(声:内山昂輝)
船外の見張り役。百余年連れ添う別人格の頭が5つあり、分裂・再生する。船、守る。いいと思うよ。
天空王と手下を一瞬で細切れにし、A級2位イアイアンの左腕を吹き飛ばし、S級のアトミック侍・シルバーファング・金属バット・ぷりぷりプリズナーと同時に戦うが、金属バットに急所の玉を見破られた結果敗北。おふぅ…
グロリバース(声:浜添伸也)
船内に侵入したサイタマにアシッドブレスを放とうとするが、登場2ページ目で頭部を吹き飛ばされる。
ゲリュガンシュプ(声:後藤ヒロキ)
サイタマに念動流石波で瓦礫を放つも、「小石飛ばすくらい誰でもできる」と言われ石投げで頭を貫かれる。
おうち帰りたい(仮名)
水玉模様の砲撃手(?)。船への猛攻に怯え「おうち帰りたい」と繰り返すも、敗戦後捕まりアマイマスクに…
余談
元々は原作者「ONE」が10代の頃に公開していた漫画『太陽マン』にラスボスとして登場していたキャラクターである。現在は非公開のため詳細不明だが、作者が「ラスボスを強くし過ぎて倒せないままHPを畳んだ」と呟いていることから、当時から相当な戦闘能力を持つキャラクターだった模様。
関連動画
関連静画
関連項目
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