マンドリンとは、弦楽器の一種である。
概要
ギター等と同じくリュート属に分類される構造を持ち、弦を弾く事で音を出す撥弦楽器である。弦は8弦4コースで1コースにつき同じ弦を2本張り同じ音にチューニングする。この2本の弦から生まれる音のうねりがマンドリンの音色を特徴付けている。演奏には通常爪ではなくピックを用いる。
チューニングも音域もヴァイオリンと同じであるが、これは撥弦楽器の中ではかなり高い。このためにギターの半分ほどの弦長であるにもかかわらず弦の張力かなりの物でチョーキングの様な奏法は不可能である。またサスティーンの短かさからトレモロ奏法が多様される。弦(コース)はギターよりも少ないものの弦長の短さを生かしたストレッチが可能なためコードのヴォイシングにも幅がある。
マンドリン自体の構造にはバリエーションがあり、基本となる発祥地イタリアのボウルバック型、ギターの様な構造を持ちショーロ等で用いられるバンドリン、ヴァイオリンの様な構造でブルーグラス等で用いられるフラットマンドリンがある。日本でのマンドリンの用途としてはマンドリンオーケストラが最右翼のためボウルバックの物を見かける機会が最も多い。マンドリンオーケストラ以外のバンドでは音量的に有利なフラットマンドリンがよく用いられる。
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関連項目
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