マーク・ウェバーは、レッドブル・レーシングに所属するオーストラリア人F1ドライバーである。
概要
2002年にミナルディからF1デビュー。デビュー戦は母国オーストラリアであり、戦闘力の劣るマシンながら5位入賞。
2003年にはジャガーへ移籍。ブラジルGPでは暫定ポールポジションを獲得するなど活躍。シーズン全体で入賞7回、最高位6位でランキング10位となる。
2005年、2006年はウィリアムズでドライブ。2005年のモナコGPで初の3位表彰台を獲得。
特徴はトゥルーリ程ではないにしても予選番長っぷりである。チームメイトに予選で負ける事は少ない。
ただ今年のチームメイトであるセバスチャン・ベッテルには今のところ予選で全敗しており、ベッテルが速すぎるのか、ウェバーの速さが無くなってきたのかよく分からなくなっている。
2009年ドイツGPにおいて、PPからドライブスルーペナルティを食らいながらも逃げ切り、初優勝を飾った。チェッカーを受けたときの絶叫は途中から涙声でよく聞き取れない程だった。通算参戦130戦目(予選敗退の2戦を除く)での初優勝はこの時点での史上最遅記録(2020年にセルジオ・ペレスが190戦目で初優勝し、記録を上書きしている)であり、これまでの苦労とが合わさった歓喜の絶叫であった。チームメイトのベッテルやドライバーズチャンピオンを争うバトンらからも祝福される初勝利である。ちなみに、オーストラリア人ドライバーがF1で勝利すること自体が23年ぶりの快挙であった。
その後、無敵を誇るレッドブルで11回のポールポジション、9回の優勝を得ている。しかしチームメイトのベッテルには負けが先行している。
2013年6月に、同シーズン限りでのF1引退を表明し、翌年からWEC(世界耐久選手権)に参戦するポルシェに転向すると発表した。スポーツカーへの参戦は15年ぶりとなる予定。
逸話
- 2008年8月、ITV-F1のインタビューにおいて、「無くなってほしいグランプリは?」との質問に「日本」、さらに「鈴鹿か富士かを問わず、(とにかく)日本と答えている。
これが、オーストラリア人として捕鯨問題に関した発言なのか、それとも前年の2007年日本GPが、運営も天候も最悪なうえ食当たりで吐き気をもよおしながら決勝に臨んだのにハミルトンにはめられて現在のチームメイトであるベッテル(当時トロロッソ)に追突されリタイアという悲惨な結果に終わったトラウマに起因するのかは定かではない。
ちなみに鈴鹿に関しては「男を決めるサーキット」「待ち遠しくて仕方が無い」と発言している。(ウィキより抜粋) - 2008年のシーズン終了後、自らの主催するチャリティーイベントで車に轢かれ、足を骨折した。
- 1999年、2010年と宙を舞う大クラッシュを起こしている。そのため「(ドライバーではなく)パイロット」と揶揄されることがある。
- 2012年はロマン・グロージャンとのインシデントが多発。腹に据えかね「ぶつかってきたら右フック」「オープニングラップの狂人」等の発言を残す。
- Topgearの有名人レースでは、路面の悪状況もありF1ドライバー中ドンペリの成績となっている。
ちなみにここでも路肩に乗り上げて宙を飛んでいた。
→2013年に再挑戦し、セバスチャン・ベッテルを抜き2位にジャンプアップした。
関連動画
関連項目
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