『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』(Mega Shark Versus Giant Octopus)とは、アメリカ合衆国の映画作品である。2009年の作品。日本でも同年にアルバトロス(レーベルはアルバトロス・フィルム)からDVDがリリースされた。
あらすじ
アラスカで潜水艇による海洋調査を行っていた研究員エマ。彼女たちが乗っている潜水艇の近くで軍の実験が行われていた。その影響でクジラが暴走する。エマはその時、奇妙な生物を目撃する。
そして、日本海のコバヤシ石油採掘基地が謎の生物に襲撃され破壊される事件が起こるが、政府によって事故として処理された。同じ頃、アメリカではクジラの死骸が打ち上げられる。その死体を調べたエマは死骸から巨大な牙のようなものを発見する。
エマは恩師のサンダース教授と接触。彼とともに牙を分析し、それが絶滅した巨大ザメ・メガロドンの者である事を知る。それと同じ頃、日本からシマダ博士がサンダースの下に現れ、石油採掘所の生存者が目撃した怪物のイラストを見せる。それは巨大なタコのようであった。
そして、エマたちがアラスカで撮影した映像の中に巨大なサメとタコが映っていることが分かり、相次ぐ海難事故の犯人がこの2つの生物であることを悟る。彼らは氷の中に閉じ込められていたが、軍の実験の影響で復活したのだ。
シマダ博士とサンダース教授はそれぞれを浅瀬に追い込んで捕獲する計画を立案。メガロドンはサンフランシスコ湾で、タコは東京湾にて捕獲作戦が行われるが失敗。多数の犠牲を出すだけとなった。
追い詰められた状況でエマは2匹を遭遇させて戦わせる作戦を提案するのだが……。
概要
巨大サメと巨大タコに対抗する人類の攻防を描いた映画。飛行中の飛行機に飛びつくメガロドン。戦闘機を足で叩き落すタコなどの凄まじい映像や日本に見えない日本の描写などがある意味見所。
映画としてはホラー・パニック映画というより、日本の怪獣映画に近いモンスター同士のバトルを中心に置いた内容である。そのため他のサメ映画と違いゴア描写がほぼないという非常に珍しい映画。
一応死ぬ人間はいるのだが、ほとんどの死因は軍艦ごと海に沈められたり潜水艦をへし折られる、戦闘機を叩き落される・・・とメガシャークたちの攻撃によるものであって、人間が捕食されるわけではない。
ジョーズで有名なサメが巨大生物になって他の巨大生物と戦うというシチュエーションが一部のサメ映画マニアにヒットしたようで、続編に『メガ・シャークVSクロコザウルス』、『メガ・シャークVSメカ・シャーク』がある。更に最新作『メガ・シャークVSグレート・タイタン』も2015年5月に日本に上陸する予定。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
エマ・マクニール | デボラ・ギブソン | 岡寛恵 |
アラン | ロレンツォ・ラマス | 志村知幸 |
セイジ・シマダ博士 | ヴィック・チャオ | 落合弘治 |
ラマール・サンダース教授 | ショーン・ローラー | 仲野裕 |
ヴィンス | ジョナサン・ネイション | 北川勝博 |
ディック・リッチー | マーク・ヘングスト | 佐藤広太 |
タケオ | マイケル・テイ |
スタッフ
製作総指揮 | デヴィッド・リマウィー |
プロデューサー | デヴィッド・マイケル・ラット |
監督 | エース・ハンナ |
脚本 | ジャック・ペレス |
撮影監督 | アレクサンダー・イェレン |
音楽 | クリス・ライデンハウア |
編集 | マルク・モリソン |
プロダクション・デザイナー | ニール・ザッガーロ |
製作 | アサイラム |
日本語版製作スタッフ | |
プロデューサー | 轟久光 |
演出 | 高橋秀雄 |
翻訳 | 浅野倫子 |
調整 | 田中亮 |
制作 | ネクシード、ドリーム・フォース |
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関連項目
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