メタルギアソリッド・フィランソロピーとは、イタリアHIVE DIVISION制作の自主制作映画である。
概要
2005年、インターネット上にMGSシリーズを基にしたショートムービーが公開される。
この動画は非常に高い評価を受け、Youtubeでは約220万再生を記録した。
そして、2009年メタルギアソリッド・フィランソロピーとして完全版が公開。
ニコニコ動画上では日本語訳の製作を有志が行っており、意見募集を行っていたが、数回の修正を経た後10月12日には公式訳として提出され、公式サイトでも公開された。
作品について
- この作品は40人ほどの映像制作に興味を持つ者達のチームが、4年かけて制作したものである。撮影機材などの総制作費は約1万ユーロ(約130万円)。
- 本作は2005年から制作が始まっているが、制作者達は2002年からメタルギア映画の制作を試みてきている。それまで作ってきたものを見直し、一旦仕切り直しを行ったのが05年であるため、本作の監督は足掛け7年間このプロジェクトに取り組んできたことになる。
- 本作品の制作者には基本的に映像を本職とする者はおらず、全て一から勉強して制作したものであるとの事。
- 俳優は主にイタリア人であるため、台詞は後からイタリア訛りのない英語で吹き替えられている。予告編と本編で声が違うのはこのため。
- 作品冒頭でスネークにブリーフィングを行う眼鏡の人物(ハリソン・ビショップ)は、オタコンに似ているが別人である。オタコン自身は本作には登場せず、テレビで流されるフィランソロピーからの声明文を読み上げる声のみでの出演となっている。声明文の声はハリソンよりも少し高い声で、スタッフロールでもハリソンとは別にクレジットされている。
- 三部作の第一部として制作されたが、第二部以降の制作については現在は未定。
- 続編の台本は既に書きあがっているが、製作できるかどうかはファンからの反応、次回作とHIVE DIVISIONへの出資者が見つかるかどうか、そしてコナミの反応次第との事。
- 本作は既に小島プロダクションに送られており、製作者達は返事を待っていると公式サイトで述べている。
- 小島秀夫本人がtwitter上でこの作品を観たことを明かし、絶賛している。
- ハリウッドが所有するMGSの映像版権に抵触したため、続編の制作は打ち切られた。
音楽について
本作のサウンドトラックは作曲を担当したHybrid Twoのウェブサイトにて無料公開されている。なお、エンディングテーマ"Will There Be An End"を歌うAoife Ferryは、本物のメタルギアソリッド1のエンディングテーマを歌ったのと同じ人物である。
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関連項目
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