ヨッシーのクッキーとは、任天堂株式会社から、1992年11月21日に発売されたパズルゲームである。
概要
画面は、縦8列×横8列からなる正方形の画面で構成されている。
クッキーは上と右のサイドから移動してくるが、9列目、ここにクッキーが詰まるとゲームオーバーとなる。
クッキーの種類は5種類(ハート、フラワー、チェック、ダイアモンド、サークル)で、たまに移動してくるヨッシークッキーはオールマイティの意味合いで、どのクッキーとも合う。
基本ルールは以下の通り。
操作は…
という物である。『ヨッシーのたまご』と同じく、当時はスーパーファミコンが出ていたにも関わらず、ファミコンとゲームボーイでの同時販売だった。1993年に発売されたスーパーファミコン版ではパズルモードが搭載されている。
2003年発売のNINTENDO GAMECUBE用ソフト『NINTENDOパズルコレクション』にて、『ドクターマリオ』『パネルでポン』の任天堂パズルゲーム2作と共に収録された。
また2008年6月10日よりWiiのバーチャルコンソールでファミコン版が配信されていたが、2013年10月11日をもって配信停止となっている。これに伴い、購入者の再ダウンロードやWii Uへのソフトの引っ越しも不可となっている。
他のパズルゲームとの違い
このゲームは、基本が同時消しなので、縦・横のクッキーの数を気にしながら少ない列数の方でいかにクッキーを処理するかにかかっている。
つまり、縦に7行あっても横に3列しかないのであれば、横の同時消しを狙い処理した方が早いからである。
VSモード
もちろん1人でもそれなりに楽しめる内容であるが、このゲームが真に面白いのは対戦である。この特徴としては
- ステージが5x5固定であり、減った分は自動補充される。
- 一定時間内にクッキーを揃えられないことによる強制敗北か、25点先取によることで決着がつく。なお、時間制限はクッキーを揃えるごとにリセットされる。
- ヨッシーのクッキーの仕様の変化。1列消すごとに1つ補充されるクッキーの中に現れ(連鎖の場合それ以上に出現する)、単独でしか消せなくなったかわりに、敵味方に対して何らかの効果を与える事ができる。
の3つが大きな違いといえる。特に3つ目の仕様による駆け引きが熱く、ヨッシーのクッキーが5つあるからさあ揃えようとしても、自分に対して不利な内容となることもあるため、いつ揃えるかなども重要となってくる。
BGMは1人プレイとは別の曲が用意されている。その中でも、TYPECは運動会などでもおなじみのクシコス・ポスト。VSではいつもこの曲で遊んでいたプレイヤーも多いと思われる。
ちなみに、GBとGC版においては4人で対戦を行うことも可能である。
VSモードにおけるヨッシーのクッキーによる効果
画面上部に「1PXXXX」や「2PXXXX」と表示されており、ヨッシーのクッキーを消すとその効果が起こる(XXXXに下記の効果のいずれかが入る)。この表示は一定時間ごとにランダムで変化するうえ、自分に有利な効果とは限らないので注意が必要である。
- ±3(7)
- 表示されている分だけ得点に影響を与える。他に比べると割と直接的な効果である。
- PANIC
- 一定時間クッキーの移動が不可能になり、クッキーの位置もめちゃくちゃになってしまう。この効果の真髄は相手の操作(=加点や妨害)を一定時間防ぐことにある。
- BLIND
- 一定時間5x5のエリアのうち中央3x3を?マークにしてしまう。効果中もクッキーの移動は可能なため、他の効果に比べるとかなり地味。
- SLAVE
- 一定時間相手と自分のカーソル移動を同期させる。この効果のみ敵味方の区別は存在しない。”相手のヨッシーのクッキーが十分にあり、相手に不利な効果が発生しうる”場合、割と効果的に使うことはできる(SLAVEからのさらなる攻撃)が、そうでない場合は一定時間相手の操作権を奪うというPANICとほぼ同等の効果を見込むことになる。
連鎖
1Pモードでは連鎖消しはあまり意味は無いが、VSではとても重要。
VSで連鎖をおこなうとヨッシーのクッキーが一気に5個補充されるため、素早い攻撃が可能となる。ただし3連鎖以上してもヨッシーのクッキーの個数は変わらないので、多連鎖を組む必要性は低い。いちおう3連鎖を利用することで「ヨッシーのクッキー2列同時消し」という高等テクもあるが、実戦的にはかなり難しい。2連鎖さえ組めれば上級者と言ってもいいので、やり始めれば敷居は低いはず。
また2列同時消しも連鎖と同じ扱いであり、ヨッシーのクッキーが5個補充される。
PANICやSLAVEで相手が足止めをくっている間に2連鎖→ヨッシーのクッキー消しができるようになれば、ずっと俺のターンが可能に。笑いが止まらない。
関連動画
ゲーム動画
TAS
CM・BGM
昭和の大演歌歌手・三波春夫が炭坑節の替え歌を歌ったことでも話題に。
その他
ピコカキコ
関連項目
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