ヨーソローあるいはヨーソロとは、航海用語の一種である。
漢字で「宜候」または「好候」とかいて「ようそろ」と読む。
概要
船を直進させることを意味する操舵号令であり、元々は室町時代に瀬戸内海を中心に活躍していた海賊・村上水軍の航海術として伝承されてきた言葉である。幕末の幕府海軍では転舵のあと、今向いている方向で了解するときに発することが多い名残から、日本海軍及び海上自衛隊では「了解」「問題なし」の意味としても使われている。
メディア作品や楽曲などでも使用されることがある。
- アイドル「光GENJI」の1994年の楽曲「ヨーソロー!未来へよろしく」。
- 1997年のゲーム『デビルサマナー ソウルハッカーズ』に登場する施設「業魔殿」を訪れた際、業魔殿の主である「ヴィクトル」が挨拶として「業魔殿へヨーソロー…」と言う。前作『真・女神転生デビルサマナー』では「業魔殿へようこそ……。」と言っていたので、「ようこそ」と「ヨーソロー」をかけたダジャレ。ちなみに本作では「業魔殿」が客船内にあり、またヴィクトルも船長風の格好となっている。
- 演歌歌手「氷川きよし」の2007年の楽曲「あばよ」の歌詞に「ヨーソロ」が使用されている。
- 歌手「谷村新司」の2008年の楽曲「マカリイ」で、歌詞として「ヨーソロー」が繰り返し使用されている。
- ゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪』のキャラクター「四ノ宮那月」「来栖翔」によるキャラソン「GO!×2ジェットコースター 」の歌詞に「ヨーソロー」が使用されている。2010年発売のCD「うたの☆プリンスさまっ♪デュエットドラマCD 那月&翔」に収録。
- 歌手「森山直太朗」の2012年の楽曲「ヨーソロー」。
- アニソン歌手「影山ヒロノブ」の2013年の楽曲「ヨーソロー ~星の海を越えて~」。アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』の第五章エンディング曲。
- 声優「浪川大輔」の楽曲「ファンキー☆ウェーブ」の歌詞内に「ヨーソロー」が使用されている。2014年発売のアルバム「Elements」に収録。
- 声優「花澤香菜」の楽曲「アブラカタブラ片思い」の歌詞内に「ヨーソロー」が使用されている。2014年発売の7thシングル「こきゅうとす」のカップリング曲。作詞・作曲を担当した「ティカ・α」は歌手「やくしまるえつこ」の別名義。
- アニメ『ハイスクール・フリート』の劇中で頻繁に使われている。
- 声優「吉野裕行」の2016年の楽曲「DRAMATIC SURF COASTER」で、歌詞に「ヨーソロー」が使用されている。
- 第95作目の連続テレビ小説『べっぴんさん』に「ヨーソロー」というジャズ喫茶が登場する。
- 『ラブライブ!サンシャイン!!』のキャラクター渡辺曜の口癖並びにファンからの愛称として広く知られている。アニメ1期第13話挿入歌「MIRAI TICKET」の歌詞にも使用されている。
関連項目
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メディア関連に「べっぴんさん」追加。前回編集で関連項目に追加しすぎたようなので、特に関連しているもの以外の追加を取り消し。