ラプソーンとは、「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」の暗黒神にしてラスボスである。声優は高木渉(第一形態)、大友龍三郎(第二形態)。
概要
元は闇の世界の神。
かつて7人の賢者とレティスが封印し、魂はトロデーン城の宝の「神鳥の杖」に、肉体は聖地ゴルドの女神像に封じ込まれていた。
杖に魂が封じ込められていた間は自身の復活を目論みドルマゲス、ゼシカ・アルバート、魔犬レオパルドに取り憑いて世界中を駆け回り、賢者の子孫であった6人を殺害した。主人公たちもラプソーン(に憑依された者)を追いかけて世界中を旅することになる。
最後の賢者の一人であった法皇を殺害したマルチェロも杖を手にしたが暗黒神の強烈な意思力に耐えて操れなかった。しかし主人公らに敗れて力が失せたマルチェロを操って聖地ゴルドの女神像を破壊したことにより、肉体の封印も解け完全復活を遂げた。
ベルガラック地方の近くにある闇の遺跡は、暗黒神ラプソーンを崇拝する信者たちの神殿だったという。遺跡のメラゴーストやさまようたましいはラプソーンの復活を願っていることを話してくれる(ラプソーン復活後に話しかけると消えてしまう)。他にもラプソーンの信者たちがゾンビ系モンスターとなって今でも徘徊している。
復活を果たしたラプソーンとは暗黒魔城都市で戦うことになる。まず変身前のカブみたいなラプソーンと戦うことになる。完全二回行動の上こごえるふぶきやまぶしいひかり、300超のダメージになる痛恨の一撃などで攻撃してくる。
撃破後、暗黒魔城都市の力を吸収して非常に巨大でメタボな完全体に変身する。こちらも完全二回行動の上念じボールや流星雨、イオナズンやマダンテを駆使し、めいそうや邪悪な祈り(MP全回復)、いてつくはどうや不敵な笑いを駆使する強敵である。
さらに完全体ラプソーンは最初闇の結界を張り一切の攻撃を受け付けないが、神鳥の杖に眠る7人の賢者の魂を行動7回で開放することで結界が破れ、攻撃が通用するようになる。
DQ歴代のラスボス中、デザインは暗黒神っぽいものの、それらしさを出すためにとにかくでかくした(開発談)三段腹な見た目から、ラスボスとしての人気はあまり高く無いようである。口のヒゲといいハート様やDQ6のアイツを思い出す人もいるかもしれない。
またDQ8の終盤パーティーはかなり強くすることもできるため、中盤に戦うことになるドルマゲスよりも弱いと言われることがある。DQ6におけるムドーとデスタムーアの関係に近いといえるだろう。
しかし弱い弱い言われていたからか3DSリメイクでは大幅に強化、行動パターンに調整が入った事によりマダンテのすぐ後に叩き付けを行う事があり無対策では味方全体が350程度のダメージを食らう鬼畜コンボを仕掛けて来るため残りHPと耐性に気を配らないと即全滅の危険もある、さらに神々の怒りのダメージが無耐性で220程度に上がったため運悪く一人に集中すると即死する、休み行動もしなくなったためHPを保ち辛い、主人公のベホマズンがあれば大分楽になるだろうまたはぐれメタル鎧のような高耐性防具は欠かせない。
プレイヤーからは変身前の小柄な形態をプチソーン、変身後の巨大形態はデブソーンと呼ばれることがある。ちなみにプチソーンはDQMJでつけられた公式別称である。
外伝作品、別作品での出演
後に「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」、「ドラゴンクエストモンスターズジョーカー」、「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」でも登場。バトルロードでの肩書きは「暗黒神」となっている。
暗黒神が正式な位だが、ジョーカー2での肩書きは「魔王・大魔王」である。尚、本作では変身後の形態よりも、変身前の形態の方が能力・特性的に使いやすく、逆に変身後の形態は非常に使いづらい等、妙に不遇な扱いを受けている。
ドラクエ8では主人公らはレティスに乗って戦うが、9ではレティスはいないので、完全に浮いた状態で戦う。また、本作では巨体ではなく、妙に小さい姿をしている(グラフィック上の都合であろう)。
DQMJ2Pではグレイナルやヒヒュドラードなどの貴重なモンスターの素材となる竜神王の配合に必要なため、こいつを何度も作るはめになる。
しかしラプソーン(大)を作るにはプチソーンとエスタークが必要であり、プチソーンはゾーマ、ミルドラース、デスタムーア、オルゴ・デミーラの四体配合でしか作れない。
この四大魔王を作るのにも、ハーゴン、シドー、バラモス、デスピサロ、ゲマ、アクバー、エビルプリーストといった配合が難しい魔王などのモンスターを使用する。
そのためエスタークの配合も含めてラプソーンを作るのは非常に面倒である。ほとんどの人はラプソーンを配合の通過点と見ており、すぐに竜神王を作るために配合される。対戦でもラプソーンの姿を見るのはほとんど機会が無い。
関連動画
関連項目
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